今では玄関に「ワンドアツーロック」が常識になっています。江戸時代には出入り口に錠を掛ける習慣は無かったようですが、それは「泥棒は、門構えの無い一般の家には侵入しない。」と信じられていたからだと思います。
これをサヨク思考で捉えると、「戸締まりを厳重にするに従って泥棒が増えるのは歴史的時事実で、今では『ワンドアスリーロック』も増え始め、益々泥棒が増える原因を自ら作り出していると言えます。」です。
しかし、常識で考えると、「泥棒がいるからドアを厳重にする。」となります。勿論、特殊な例として「厳重な錠を開錠するのが楽しい」と考える泥棒もいるので、寧ろ「カギを掛けない方が安全」な場合も確率論的には考えられます。また、「取られるものが無いからカギを掛けない」場合もあります。
最近では、玄関ドアの価格が数十万円したり、錠本体の価格も数万円するので、破壊されるよりも簡単に開いた方が被害が少ない事から、簡単な錠を取り付ける事も考えられます。
また、自動車のイモビライザーやスマートエントリーなど、盗難防止装置が普及していますが、この装置特有の欠陥を利用した盗難も増えています。この場合は「盗難防止装置を付けたから盗難された。」とも言えます。しかし、これが原因で「泥棒」が生まれた訳では有りません。
世の中には不思議な考え方をする人もいて、「軍隊が有るから戦争が起こる。」とか、「政府がおカネを発行すると財政破綻が起きる。」などと主張します。まるで、「玄関に錠を掛けるから泥棒が存在する。」みたいな言い種です。
常識で考えると、「戦争や侵略を防ぐ為に、軍隊は存在する。」「銀行が業務でおカネを発行(信用創造)しても倒産しないのと同様に、政府がおカネ(国債)を発行しても破綻は起きない。」「泥棒を防ぐ為に、錠を掛ける。」と、なります。勿論、玄関ドアの例にも書きましたが、例外は必ず存在します。この例外は、今のところ民主主義で解決します。
民主主義を否定したり、信頼できない人は、独裁国家に移住すべきです。完璧な独裁国家なら、完璧に国民を管理するので安心して暮らせます。私が保障します。
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