トランプ大統領は、アメリカに不満を持つアメリカ人に対して、「If you hate our country,if you're not happy here(in the United States), you can leave.」と、言ったそうです。日本語に訳すと「もし我々のアメリカを憎悪し、ここに住んでいて不幸ならば、出ていくことは可能だ。」です。
トランプ大統領のこの発言に対して、米国下院は「新しい米国人や非白人の米国人に対する恐怖と憎しみを正当化し、助長するトランプ大統領の人種差別発言を激しく非難する。」として非難決議案を可決したそうです。
トランプ大統領は「行政府の長」であり、法律に従う義務が有り、また法律の内容を国民に解りやすく知らせる事も正しい行為です。米国憲法の内容は知りませんが、例えば日本の場合、
昭和憲法第22条
1 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
2 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
日本では、不幸であるかどうかに関係なく好きな所に、引っ越し・移住・国籍の離脱も可能です。「嫌なら出ていく事は可能だ。」と言うことが差別になるのなら、この憲法は「好き嫌いに関係なく、出ていくことは自由だ。」と言っているので、トランプ発言よりも強く「差別を助長」していると言えます。
若し、「博愛主義者」がアメリカを出ていく自由を奪いたいのなら、米国議会のすべきことは、大統領に対する非難決議ではなく、「不幸でもアメリカから出ていくことを禁止する。」と云う法律の制定だと思います。
日本も「憲法改正」をしなければ、アメリカの下院から「差別国家指定」を受けるかもしれません。
対岸の火事、ではなくて、いますね日本にも。
「日本を憎悪する人々」
でも、なぜか彼らは「こんな国に住めるか!」とは言わない。
彼らは日本が一番住みやすい、とわかっているから。
平和だし、自由だし、駄々をこねると、誰かが必ず「かわいそうじゃない。話を聞いてあげなさいよ。」と応援までしてくれる。
米国の議員もそうだが、米国に渡ってきたときには、「受け入れてくれてありがとう」という気持ちを持って入国したでしょうに、その「感謝の気持ち」を忘れて、米国人以上に言いたい放題。そりゃ「そんなに文句があるなら出るのも自由だけど、、」と言いたくなります。それを非難されたんじゃ、受け入れたことが間違っていたということです。
やれやれ、昔の人は「感謝」の気持ちをもっと大事にしたのに、今の人は「権利」しかない。不幸な時代です。
遠回しに書いたつもりですが、バレてしまったようですね