調律

　今日調律の方にきていただきました。

ピアノの状態が悪かったので、きれいにしてくれるはず、と信じて日本人の調律師の方にお願いしました。
いやいや、すばらしかった。

　前の所有者の若いアメリカ女子はほとんどピアノをつかっておらず、ときどき猫が鍵盤に飛び乗っていた模様。ねこふんじゃった～♪
　２年くらいは調律もされていなかったので、３時間かけてしっかりやってもらいました。

　日本のピアノってどこでも状態はそんなにひどいことってないですよね。こっちはひどい。
日本人のピアニストで上手な人が多いのは、普及したピアノ教育と状態のいいピアノ（腕のいい調律師）のおかげでは。それはそもそも日本人の勤勉さとかマメさとかが貢献してますよね。
　うーん、すばらしいニッポン。

　最近愛国心強くなってきました。

ピアノが来た！

　念願のマイピアノ、今日来ました。

　寝起きの寝ぼけた私の無意識がこのピアノでいいじゃん、といったピアノがきました！

　来ました、というか、迎えに行ったというか。

　自分でやると、ピアノ運送屋を見つけるのも結構いろいろ電話してやっと見つけたし、ピアノを売ってくれる人のアパートに支払いもかねて、運送会社がくるまでビレッジでぷらぷら２時間半も待っていた。ピアノの梱包も見届けて、うちのアパートにくるまで距離は近いのに、結局朝から６時間くらいかかりました。私がピアノを担ぐ訳ではないのになんか大仕事をした気分。

　明日は調律を頼んでいて、調律が狂いまくっているのとペダルの修理も必要。

　ピアノ屋さんから買うとそんなこと全部やってくれるのに。手間を考えると、ピアノ屋から買う事は合理的だな、とやってみると納得。でも自分で手間ひまかけた方がピアノがよりいとおしく感じる。

　このアップライトに名前までつけてしまいました。プリンちゃん。
。。。またぎょうざの食べ過ぎであたまおかしくなってないですよ。

　ピアノを運んでくれた人に、「今はね、チャイナタウンに住んでるけどね、そのうちこのピアノでいっぱい練習してうまくなって、いっぱい稼いで、広いとこにひっこしてグランド買うんだ！」といったら「そんなことせず、お金持ちの男の人を見つけてけっこんすればいいんだよ、ボーイフレンドは？　そんないい男がここにいるよ、オレどう？　あとで電話番号教えるよ、、、」って。ははは～いらんいらん。

　　しかし、こういう玉の輿発想って万国共通なんですね。アメリカ人はもっと女の人が自立しているイメージだからあんまりそんなこと言わないのかと思った。

　おまけ。昨日教えてもらった話。
大それた事をしたかったらまず足元から。

　えらいお坊さんにある人がききました。
「どういう修行をしたら、そんなになれるんですか？」「きみ朝ご飯はたべたか？」「はい、頂きました」「では、食器をよく片付けよ」

　そういうことなんだって。身の回りのことがきちんとできなくて、何を大きいことができる？言える？って。　

　はーい、部屋かたづけます。。。明日の朝ね、ん？今しろって。そうですね。
　自分を甘やかさず、手を抜かず、きちっとね。

　いやいや、できてない。基本ができてないねー。はい、すみません。



　　

今週おわり！

　今日この前申し込んでいたソーシャルセキュリティーカードが届きました。

これで給料もらう準備万端です。ということは税金もおさめる事になるということで。。。

　自分の国には税金払わないのにアメリカに払うってのもなんだか変な気分だけど、こっちでお給料もらうんだしね。
これでまたちょっと私はよそ者って感じる要素が一つ減りました。ちょっとほっ＊＊＊

　今週もホテルの仕事無事終了。慣れてきました。
けっこう張り切って弾いていいみたい。ピアノソロでうるさくなることってそんなにないもんね、ボリュームだけ気をつけてちゃんと聞いてもらえる自分の音楽をやればいいみたい。

　レパートリーもふやそう。
　リクエストをもらったらうれしい。しかも普通のスタンダードがくるからうれしい。やっぱりジャズはこの国の音楽なのね。
できたら日本らしいことも取り入れたいのだけど、今のところノーアイデアです。

　どうも、ここ数日仕事から帰ると気分が沈む。。。
気持ちが沈んでいるときって、「さびしい！！　知り合いもすくないNYで一人でやってる訳だし云々」と考えがちなのですが
が、多分そんなことよりやらなくちゃいけないことをやってないだけかな、と思えるようになってきました。
福岡にいたときだってさみしいときはさみしかったもんね。

　振り返ると練習だってピアノ運送の手配とかの雑用に気をとられてというか、そっちに逃げて、腰を据えてやってないもんな。セッションも今週いってないし！（今日はいくぞっ）

　時は今です

Monty Alexander

　Jazz Standardに私の長年のアイドルピアニストMonty Alexanderを見に行ってきました。
ピアノトリオ＋２人、ジャマイカのドラムの人、歌とギターをやる人の５人編成。（小編成なのにツインドラムでびっくり！）

　ボブマーリーに捧ぐみたいのだったのですが、やっていることは３０年前のCDからほとんど変わってないと思われました。

　今回初めて、モンティーを聞きながら、彼の祖国ジャマイカへの誇りと世界平和と愛を感じました。
　
　おいしいとんこつラーメンを食べて、あぁやっぱりこれ大好き！っていう感じかなー　

　私ももっと日本人であることに堂々と誇りをもって生きて行こうと思いました。
　そしたらなんかうれしくなってきました。

　でも、日本人でジャズやるのって、今はやりの外人力士みたいなもんだよねー。
　でもやりたいんだしなぁ。。。どすこい。

　

ピアノ

　昨日アップライトピアノを買う事に決めてきました。

　こっちに戻ってきてこの２週間、けっこういろいろみてまわったんです。
　クレイグスリストという売ります買います巨大ホームページも一日に何度もチェックしました。ちなみにここの楽器のコーナーはNYとその周辺地域の楽器売りますで毎日４００件ぐらいの投稿があっている様子。

　そのピアノ毎日のように投稿されていて値段もちょっとずつ下がって行くんだけど、その投稿見たとき「えーこれは売れないよ～」って思いました。他のピアノを見に行きつつなんとなしに売れていない投稿を１週間くらい見ていました。

　ある日グランドピアノを見に行ってうちにはアップライトしかサイズ的に無理、と決断した翌朝、うだうだおきているときに、ふっとあたまによぎったこと、、、
　「あのピアノじゃ、なんでだめんなだろう。あれでいいじゃん。。。」　
　
　そうか～、あれか！

　昨日見に行ってきました。
　あ、このコかぁ。やっぱりきれいだ。ちょっと鍵盤が浅いかなあ。サスティンペダル壊れてる、でもこれは直るな。。。
うーん。どうしよう。
　
　試し弾きしながらピアノに聞いてみました。「ねえ、うちに来たい？」
　そしたら「うん！」って。

　あ、頭おかしくないですよ。大丈夫です。餃子ばっかり食べてるからとうとう。。。ってことないです

　これで２回目なんですけど、ピアノと話した（気がするだけなのかなぁ。。。）と思った瞬間。

　みなさん、そんなことないですか？
　
　今ピアノ運び屋をネットと電話で探し中。運び出しのアパート,　エレベーターなしの６階なんです。。。
　はやくあのコをつれてこなきゃ！

　楽しみです