住民投票条例案を否決・市議会

2010-04-13 12:25:20 | 松戸市議会
住民投票条例案を否決・市議会

新病院整備基本計画の賛否を問う
    住民投票条例の制定について
 
 議員過半数の同意があれば、本市初めての住民投票実現となると注目された臨時議会は、4月8,9,12日の3日日間開催されました。
 9日は午後2時から、本会議場で参考人3名の意見陳述があり、引き続いて審査の付託を受けた総務財務常任委員会が開かれました。
 審議の過程で、「新しい病院計画の賛否だから、住民の声を聞くべきだし市民理解を深めるいい機会」「せっかくの提案だが、移転先や将来不安となる財政問題など、具体案を示すべきだった」とする一方で、
「こうした住民運動が起こったことを、行政には強く猛省を促したい」
「市民の運動に敬意を表す。住民投票を否定するものではないが、論点が絞りにくい」
「受任者にはもう少し幅広く声を掛けて欲しかった」
「赤字病院はいらないとする運動自体に、疑問を感じた」
「条例制定の目的・趣旨が不明確」などの反対意見が多くあり、
条例案は賛成2、反対8の大差で否決されました。
  
 川井市長は「市民の関心の高さ、住民運動の盛り上がりを認識し大変重く受け止めている」「これまで通り議会との間で十分な協議を重ね移転建替えを進めてゆく」として住民投票条例の制定については「賛意を表し得ない」と意義を否定した。

 私は署名活動を通して、Yes or Noと、多くの市民の方々の意見を伺いました。臨時議会の審議過程を傍聴して、市民の声を行政に届けること、運動する市民組織のこと、加えて運動と議員とのかかわり、さらに言えば6月には市長選挙があること等など、それぞれに複雑さ・困難さに直面し、たいへん重く受け止める結果となりました。
すっかり体調を崩してしまいました。

 いずれにしても、4年に一度のことし6月13日執行の市長選挙で、市民は誰を次世代のリーダーとして選択するのか、そしてまた、病院の建設計画は、いまの節役時代に合わせて「松戸市の“もったいない”精神」を発揮し、慎重に進めなければならないと思います。

◎昨年六月、松戸市議会は「付帯決議」を可決しています。
市民の期待、要望に応えることが出来る病院として、財政面からも施設面からも将来に禍根を残さず、また、市民に将来過度の負担を強いることにない経営を目指した新病院の早期建設を願い、ここに決議する。

※私は、12日臨時議会・欠席。

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