「深夜のドライブ」作詞:yoki 作曲:板谷こういんさん
私にはふるさとに親友が居ます。
ニックネームをドンと言います。
あまりにもどんくさかった彼女に私が付けたニックネームでした
ドンと私は小学生のころから仲良しで、何をするのも何処へ行くのも一緒。
時には一緒にいすぎて同じ男性を好きになったり^^;
これには参った~。
就職したころからドンは自宅へ帰らず、毎日のように私の家に「ただいま~」と帰宅し、朝「いってきまぁす」と職場へ向かってました。
まるで姉妹のような関係。
私の両親はドンを娘の様に可愛がり、ドンは私の両親を自分の親のように慕っていました。
それは私の弟妹も同じでした。
ただ・・・彼女とはあることがきっかけで疎遠に。
私たち家族はそのことで深く心が傷つき、しばらく立ち直れませんでした。
お互い結婚し家庭を持ち、25年ほど経ったある日、私は車いすの母を連れて大型スーパーへ向かいました。
するとそこにはドンの姿が。
私は胸が苦しくなり、そこから動けなくなりました。
フラッシュバック・・・。あの時に引き戻された気持ちになったんです。
母も同じ気持ちのはず・・・。
と思ったら・・・
ドンが母と私の側に駆け寄り「おばさん、ヨキ、ごめんな・・・。」と涙をこぼし・・・
「ドン、大丈夫よ。泣かないで。いいよ、もういいんだから。」
と、母が声をかけ二人で抱き合って泣き始めました。
大型スーパーの真ん中で。それもドンはそのスーパーの社員で・・・。皆が観ている前で
その姿を見た時、私はそれまで苦しかった胸の痛みがどこかへ消えていき、苦しかったのは私たちだけじゃなく、ドンも同じだったと知りました。
「自分のしたことでみんなを傷つけ苦しませてしまい、会いたくても会いに行けなかった・・・。」
と、そう彼女は話し始めました。
今思うと、ドンが謝らなくても、母はもうとっくに許していたんだと思います。
というか、母はドンに対し最初から許せないとかそういうことは思ってなかったのかもしれません。
母は人を悪く言ったりしない、いつも「ありがとう」の人でしたから。
この再会の日から一年後、母は息を引き取りました。
それ以降私はまたドンと昔のようなお付き合いをしています。
母はきっと私たちをもう一度引き合わせ繋がせてくれたのかもしれません。
そんな風にドンと電話でよく話します。。
今はコロナで帰省できず会えませんが、命日には母の大好きな花束を持ってお墓参りに行ってくれるドン。
ありがたいです。
そのドンとの思い出を歌詞にし、板谷こういんさんという素敵なシンガーソングライターさんに曲を付けて頂きました。
今日はその歌「深夜のドライブ」を聴いてください。
長々と失礼いたしました。
題名だけ見たら男女の歌のようですよね^^;
ドンとはよくドライブをしたんです。
免許は私しか持っていなく、助手席で楽しそうにしてる彼女の顔が忘れられません。まるで恋人ですね。
お聴きくださってありがとうございました。
親友ドンさんとの思い出がいっぱい詰まった「深夜のドライブ」の曲を聴かせて頂きました。ブログでの解説がなければ、お付き合いを始めたばかりの若い恋人たちの「初デート」の様子が素敵に歌われているとも感じます。
それも、綺羅星が瞬く大空の下で、その輝きを愛でながら心の底から、二人でその状況を楽しんでいる情景が浮かんできます。
ドンさんはYokiさんにとって、恋人以上に大切な存在だったのだと思います。
不幸な行き違いの後、お母様がつないでくださった、「心の再会」も含めて大切な「えにし」として、心に刻んでいかれたらと思います。
良い曲を聴かせて頂きありがとうございました。
はい、この歌にはそんな思い出がありました。
「母へ」の二番に出てくるベランダには、ドンもよく居たんです。
綺麗な星を見ながらガールズトークなんかしてました^^;
母がつなげてくれた縁をしっかり守っていきたいと思います。
ドンは今でも母の思い出を沢山話してくれるんですよ。
私が知らない話もあったりで驚きです。
だからこの縁を絶対切らないように、これからもずっと仲良しで居たいと思います。
先日昔の写真を整理してたら、母とドンと三人で写した写真がいっぱい出てきました。
あの頃は辛くて全て封印してたんです。
全ての思い出にドンが居るのが辛くて。
それも今すべて解放されました^^
素敵な事実・・・ですね~。😊😊😊