小林秀雄がベルクソンの遺書に付け加えた「君達には何もわかっていない」ということばから
理論(アシル)は現実(亀の子)に追いつけないということ-小林秀雄の「アシルと亀の子」にみるベルクソンへの想い-
ベルクソン論というかたちで公開された小林秀雄の素顔-小林秀雄のベルクソン論である「感想」からみえるもの-
小林秀雄の思考がなぜ原理論的なものになったのか-マルクス主義との批判、対決を通じて確立された小林秀雄の「文芸批評」-
中村光夫に「マイナス百五十点」と評された三島由紀夫-いま三島由紀夫を読むということとは?-
ヨーロッパ文化圏で「哲学者」が担っている役割を「文芸評論家」が担ってきた日本近代-小林秀雄以降とは-
ことばの「意味」にこだわると読めない三島由紀夫の恋愛小説にみるもの-「意見」や「思想」を持たない論理的な恋愛劇の登場人物たち-
三島由紀夫が待っていた「告白」するに足る内容の挫折の到来-三島由紀夫の『檄』の一文から-
「告白」という形式に依拠する近代文学への批判を込めた『仮面の告白』というタイトル-三島由紀夫の「仮面」の下-
三島由紀夫と江藤淳の太宰治批判からみる近代日本文学の存在基盤の問題
ドラマ性を持ち、拡大したミニマリズム- Philip Glassの「Satyagraha」を聴いて-
政治の二極化とともに、強まるアメリカ人の「民主主義のあり方」への不満-アメリカ合衆国について⑧-
概念のオペラ-マーラーの交響曲第6番「悲劇的」を聴いて①-
『葬送行進曲』から始まった「新しいマーラー」-マーラー交響曲第5番を聴いて-
「アメリカ人」としてのバーンスタイン、「ユダヤ人」としてのバーンスタイン-バーンスタインの『チチェスター詩篇』を聴いて-
早稲田大学商学部卒業、武蔵野美術大学大学院修士修了、+α(三島由紀夫研究などなど)