ヨコスカうわまちICUダイアリー

うわまち病院集中治療部の日々の活動や勉強会の様子をお伝えできればと思います!

うわまちICUフォーエバー

2021-03-21 22:33:12 | 勉強会
 突然ですが、うわまちICUを卒業することになりました。

 多大な時間と労力を払って臨床留学をしてきた経験を十分に還元できているかと
 いうことを自問自答した結果、今回の結論に至りました。

 一から立ち上げたICUでスタッフも患者様も大好きな人々ばかりで、何より
 ヨコスカが大好きでした。

 新病院建設を目の前にして一生涯勤めることも疑っていなかったのですが、、
 自分の思いとは裏腹になかなか相思相愛とはなりませんでした。

 うわまちICUの誇り、それは多職種による総合力に他なりません。

 多職種のプロフェッショナル意識と優しさ、それはICU退室(退院)後も頻回に訪れてくれる
 患者様の多さをみれば一目瞭然です。

 これまで数々のICUで勤務してきましたが、うわまちICUは間違いなくナンバー1で
 自分や家族がICUに入室するとしたらやはりうわまちICUを選択します。

 自分がうわまちICUを卒業してからもうわまちICUの意思を引き継いでくれた内倉先生を
 はじめ多職種の力を合わせて今後のうわまちICUもきっと明るく輝いていくことでしょう!

 今回を持って当ブログはいったん終了させて頂きますが、これまで長期にわたりおつきあい
 いただき誠にありがとうございました。
 

 

うわまちの底力

2021-03-21 22:05:00 | 勉強会
 うわまちの底力、それは一重にコメディカルの元気力による
 ところが大きいといって過言ではありません。

 先月は、急性期医療における緩和ケアの重要性について
 集中治療医・緩和ケア認定看護師(兼特定ケア看護師)・ICU看護師
 の視点からWebセミナーで講演させていただきました。

 当施設の属するJADECOMによる特定ケア看護師(通称NDC)の育成も
 順調に進んでいます。

 前述した看護師に加え手術室でこれまで勤務していた看護師が、
 特定ケア研修を通じて内科診療の力をメキメキとつけ地域へ出しても
 恥ずかしくない立派な特定ケア看護師へ育ってくれています。

 その卵として一年間の研修をこなしてきたNDC研修生(通称みどりチーム)
 も、様々な職種の職員からのサポートや指導もあって研修開始とは
 見違えるように頼もしく育ってくれました。

 継続は力なり、こうした継続が積み重なって病院の底力ひいてはブランド力
 へつながるのだと感じます。

 ぜひ、病院全体としてこの元気印がいつまでも続いてゆけるようサポートしてくれることを
 切に望みます。



カトケン

2021-03-21 21:15:25 | 勉強会
 今年度最後の研修医ローテーターはカトケンこと加藤先生。

 大学時代は剣道に打ち込んできた一見(?)硬派な先生ですが、実は。。

 新婚さんでのろけ話をしたり超高価なネコちゃんを飼ったりと常に
 話題には事欠かず、上司からはカトケンと言われ愛されてきました。

 恒例の症例発表もとらえどころのないところが、、、カトケンらしさですね。

 写真ではスライドが白紙に見えますが、携帯の光加減でうまく撮れなかっただけです。。

 自分がメンターとして2年間見守ってきましたが、始めは耳鼻科志望だったのがうわまちでの
 研修を通じて卒業後は総合内科でトレーニングを続けてくれることになりました。

 これは、総合診療に力を入れている当施設のメンターとして上級医として何にも代え難い
 喜びのひとときです。

 ちなみに、今年度の卒業生は長期的には各科へ進む予定ですが、8名中6名が総合内科へ
 進んでくれる予定です!

 日頃の教育へ費やしたパッションは、伝わるものだと実感しました。

 カトケン、これからも勉強に精進して一回りも二回りも成長して立派な医師に
 成長してください!

 P.S) くれぐれも、ネコちゃんなくさないようにね。


 

 

3か月に一度の、、

2021-03-10 20:44:46 | 勉強会
昨日は、3か月に一度回ってくる
多施設ジャーナルクラブでの発表でした。

ジャーナルクラブとは、海外の有名な医学雑誌の中からインパクトの強い最新の論文を
取り上げ、その内容について多施設からの参加者と共にディスカッションするウェブ上
での勉強会です。

我々が参加しているジャーナルクラブも、現在参加施設は全国で20施設を超え
毎回熱い議論が交わされています。

ジャーナルクラブでの発表は、事前準備の大変さと、参加者からの鋭い質問の数々に
毎回胃がキリキリと痛むのですが、ともすればルーチンワークでテンションが下がりがちな
我々のモチベーションをぐっと引き上げてくれる良い機会です。

また、発表を終えた後の爽快感が何物にも代え難く、この熱い刺激を求めてついつい
3か月に一度の発表を続けてしまうのです。

昨日は、院内急変しそうな患者をいかにコンピューターシステムを活用して早期に察知し
それをRRTと呼ばれる院内の緊急対応チームへ引き継ぎ患者予後を改善してゆくかという
内容を扱った論文でした。

院内医療安全や医療経済の視点からも重要なテーマで、救急・集中治療医の関心も高く
参加者からは実に多くの質問が飛んできました。

電子カルテを用いたデータ解析をこれまではヒトがマニュアルで行ってきましたが、
今後は膨大な情報をコンピューターが迅速に収集解析し、ヒトはその結果から必要なところへ
集中的に力を注ぐという時代になっていきそうです。

大変なテーマでしたが、最後まで食らいついて準備と発表を頑張ってくれた原納先生
お疲れ様でした!



卒業シーズン

2021-03-10 20:28:27 | 勉強会
3月の卒業シーズンがやってきました。

例年だと、職場を去る同僚を送り出すどこか寂しいシーズンでもありますが、
緊急事態宣言が続いているため、今年はどことなくいつもとは違う雰囲気です。

当院からも、集中治療フェロー第一号として研修をしてくれた後藤医師がこの春
旅立っていきます。

本来であれば、同僚と共に盛大に送り出したいところでしたが、時節柄やむなく
行ったのがウェブでの送別会(写真)。


産休中の三井先生が企画してくれて、実現しました。

普段とは異なる形式に慣れない部分もありましたが、久々の顔合わせにも関わらず
リラックスした表情でいろいろな話が聞けて良かったです。

新天地でも、持ち前のストイックさを活かして頑張ってください!応援しています