日本をよくする大阪府民の会

活動方針
1「互敬の世紀」を築く
2我国の歴史と文化に基ずく日本文化の継承
3道徳教育、歴史教育で次代を育成する

日本をよくするために次世代に伝えること!

2016-05-14 22:40:32 | 日本をよくする会大阪府民の会
本会の講演会で菅野倖信氏 (モラロジー研究所特任教授)に講演を頂いた要旨をまとめてみました。



「日本と中国の国家観の相違について」
  平安時代、菅原道真などの国の指導者たちは、国家レベルを高めるためのスローガンとして
 「和魂漢才」と唱えた。これは当時の先進国 唐の優れた文化を取り入れ、自らのものとして国家の発展向上を目指そうとしました。

 明治維新後の指導者たちは「和魂漢才」を「和魂洋才」へと学びの先を支那文明から西洋文明へと変化させた。
日本人としての、精神性は変わることなく持続させつつ、個人の生活から、社会形態や国家の運用にいたるまで、欧米のレベルに到達するのを目標に
欧米のあらゆる分野の物を急激に取り入れ同化していった。

 しかし昭和20年の敗戦以後は、「和魂洋才」は進駐軍による日本のアメリカ化の実現のために「米魂米才」と改変されてしまった。 
「日本解体」=「精神的武装解除」の政策として、戦前の教育は「軍国主義・封建的・非近代的・非文明的」と決めつけ、

日本が再びアメリカに反抗することがないことを最大の目的とし、日本人的気質、精神性は悪とされ、昭和27年の再独立を果たすまでの7年間 
徹底した愛国有罪教育がなされた。
アメリカを模範とした生活様式とアメリカ式民主主義を基盤とする国家体制が取り入れられ、確立され現在に至っている。

 一方1949年に建国された隣国の中華人民共和国の指導者たちは、国家建設の理念として「中体西用」と唱えた。
これは、中国の国家体制=共産党政権は不変であって、西側諸国の文化や科学技術等で、中国にとって有用と  思えるものについては、
大いに取り入れて活用していこうとの考えである。まさに、自分達「中国共産党政権」は世界の根幹であって、
周りの国々は自分達のために用いられるべくしてあるとの中華思想そのものです。

 例えば 日本やフランス、ドイツの高速鉄道を買い取って、その技術を転用し中国の開発したものとして発展途上国に売り込み
(中国が開発したとする新幹線のパンフレットの背景に富士山とJRのマークが印刷されていた)国家レベルでコピー外交を進め
外貨を稼ごうとしているのですから、国中に海賊版があふれるのは当然の事。

 本日参加の方々は多くは私と同様の視点で、国や社会を見ている方と思います。
ではなぜ昭和20年以前まで2000年以上培ってきた良き日本人の気質を未だに取り戻す事ができないのでしょか?

もちろん理由は多くありますが、最大の理由は、公職追放令(政財界、教育界、マスコミ界などすべての分野で実施された)によって、
当時 国のリーダーがその立場を去らざるを得なかったのです。この方々に代って例えば思想弾圧により獄にいた革新的な人物などが
解放され占領軍の政策を忠実に行い占領軍が去ったあとはその思想を存分に自分の立場として誇示できたことによります。

 本日のテーマに沿って表現すれば、現憲法が自分たち(日本人)の発想であるかのように国家・教育の再建の名のもとに煽動し続けた結果です。

 昨年 中国の 習 近平主席が 英国を訪問した際「貴国と我が国は、先の戦争を共に戦って勝利した」と広言しています。
私はこれを聞いてさすがにかの国の発言だな!!と思いました。皆さんはどう思いますか?

 最後に 中国を一言で表現すれば
 ・「毛 沢東」 人民は管理せよ!          (日本は 君民一体)
 ・「教育方針」 他人にだまされる人になるな!     (日本では 他人をだますような人になるな)
 ・「教師は」  学生から質問させずに、教え込め!  (日本では 質問が出る授業が良い授業)

日本国の今後のあり方として「和魂地才」を掲げ私たちが歩んできた道をしっかり見据え、地球上で日本の  
ゆるぎない立場を確立するべきと考えます。

以上、日本人の本来の美しい精神性について、菅野先生の専門分野の中国事情を例に、
90分間にわたりお話いただいた要旨をまとめたものです。                     
コメント
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