喜寿から始まる

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秘境の大歩危・祖谷の温泉は非日常の醍醐味か

2020年07月19日 | 写真・絵日記

今日は藤井聡太七段のお誕生日。
私より59年マイナス10日前にお生まれということになる。もうもう信じられないの一言。
とはいうものの、7月19日と29日、何か急に身近に感じるようになった。

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18日の日経新聞プラス1の湯心の旅から借用した。
大歩危・祖谷温泉郷は、徳島県とはいっても四国のど真ん中、山の中の交通の便の悪いところにある。
20年以上も前になると思うが、ドライブ中に、折角ということで、まさしくこの温泉に行った。
少しも変わっていない。

露天風呂というけれど、ご覧の通り屋根、周囲共に囲まれている。
どちらかというと劇場の特等席を思いうかべる。
お湯につかりながら、前に広がる景色を楽しむという感じである。
前に見える景色は特別なものというわけではないが、秘境といわれるような場所の山や川はそれだけで特別な趣を醸し出す。
お湯はぬる湯で、好みによるのであろうが、私には、もう少し温かさが欲しかった。
何も考えず、ぼんやりと、何時間でも、浸かっていられそうだった。
ひょっとして、お酒を飲みながら・・いいかもしれない。そんな雰囲気だった。

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そして・・たまたま新聞でみた。
その瞬間、私はこの写真の中の温泉に浸かっていた。
物凄い思い出というわけではなかったはずなのに、当時のすべてをそのままに感じている自分がいた。
凄ーく懐かしい。
秘境の温泉の体験が、そのエッセンスを凝縮して、私の一部になっていたのだと悟った。
でもそれだけでない。振り返り、思い出すゆとりもある。

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何かをきっかけに「飛び出してくる」。
それが非日常の醍醐味かもしれない。
時間をかけて不便な秘境に行って、1時間湯につかる、一体それって何?と合理的な頭は質問する。
でも、実際は、一回限りの体験じゃない。
ブログを書きながらもまだ余韻が残っている。
今の自分の眼で当時を振り返りながら、+αで反芻している。

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藤井七段の頭の中にはAI等で学んだという棋譜、指し手がいっぱい詰まっているという。
それが、本番に臨んたとき、最適の手として浮かんでくる。その連続で勝負に勝つというわけだ。

何かそれに似ている気がする。

非日常の醍醐味といってよい。
と思いません?



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