喜寿から始まる

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人生100年とトンネル(バイカル湖の)

2019年11月16日 | 日記

人生100年どう生きるか。
あちこちで言われている。
実際に100歳まで生きるのはごくわずか。
とはいうものの長生きが珍しいことでなくなったのは事実。
ということで第二の人生どう生きるか頭を悩ますことになる。

人生を振り返ってみると、大抵は深くも考えず、とにかく毎日を生きてきた。
何となく、漠然とではあるが、道のようなものが見えていたからと思う。

この夏はバイカル湖に行った。
日本人にはトンネルなど珍しいことではない。
しかしロシアのようなところでは違う。
特にバイカル湖畔の鉄道(シベリア鉄道の一部だった)には多くのトンネルが
ある。観光のスポットになっている。
が、日本の風景とは違っている。

ふと、100年の人生とバイカル湖のトンネルがオーバーラップした。

全体としてこんなイメージで生きているように思う。
雲はあっても空は晴れ、先には希望が見える、気がする。

 日本のトンネルにはない風景

現役時代は明かりの見えるところに向かって歩いている。
暗くて周りが見えないように思うが、そうでもない。

 

明かりをつけ、注意をすれば、周囲の様子も見える。
そこに向かって群れて進む人たちの姿もはっきりとわかる。
先に見える物も微妙なニュアンスも鮮明に見える。
特に深く考えなくとも何となかなりそうな予感がする。

 

生涯現役とはいっても、実際には第一と第二の境はある。
第二の人生になると、前には意味のある風景は見えてこない。
特に現代はものすごいスピードで変化している。
情報社会で生き抜くには、それをキャッチアップすることが必要。
情報機器であるアイフォンのようなスマートフォンをある程度使いこなし、
情報難民にならないこと。
要するに一人で生きられるようにすることだと思う。

第二の人生はこんな感じか?
ずっと先に明かりは見えている。
現役時代に比べ随分長いようにみえる。
変化はない。単調である。何をしていいのかヒントは見えない。

 

明かりを照らし、注意深くみても空洞だけ。
先の明かりの中にも風景は見えない。前にも人は見えない。
長いようでもあり、短いようでもある。

 

この単調な一本道。迷うことはなさそうだが潤いや楽しさは感じられない。

人生100年というのは、この空間をいかに生きがいに満ちなものにできるか
かもしれない。未知の世界である。
頼りになるのは自分だけ。だって最後は一人だもんね。

自分のしたいこと、やり残したこと、こだわりのあること・・・
自分づくり・・
日々自分づくりに励むことかな 
まだ答えはない・・・

 

         今日の夕焼け



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