はじめに ~自己責任論社会をこえて~ 2008年秋のリーマンショック以来、世界は大きな経済危機に見舞われています。100年に一度の事態の中で困窮状態に追い込まれる人々は後を絶ちません。この危機の中でホームレス状態に陥る人、自殺に追い込まれる人が増え続けています。「自己責任論」が言われる時代にあって、一切の責任が「個人」に矮小化されています。その結果「社会の無責任化」、つまり社会には助ける責任がない、という風潮が進んでいます。 ●目的と働き 定員は81名。入居期間は原則6か月です。入居に際しては生活保護等を利用し、入居後に就労サポートを行うことで、経済的自立を目指します。また、働けない高齢者の方等は生活保護や年金を利用して、安定した地域生活への移行を図ります。 ●事業主体 この事業を行うのは社会福祉法人グリーンコープです。グリーンコープ生協が中心となり、2003年3月に設立されました。グリーンコープ生協の組合員数は約40万人です。事業の推進については、NPO法人北九州ホームレス支援機構との協働で行います。 ●スタッフや職員の体制 館長1名、生活相談員8名、事務員1名、調理スタッフ6名、宿直2名の18名の体制を準備しております。24時間スタッフが常駐しますので、安心です。 |
私が働く三浦半島の油壺の近くのグループホームには、畑がある。
利用者さんはほとんど、以前、農業をしていた人なので、元気な時は、畑の草取りや、種を植えたり、収穫したりしていたようだ。
しかし、今は腰が痛かったり、体が弱かったりで、畑まで歩いて行けなくなった。
施設長も忙しい人で以前は、車で迎えにきたりして、利用者さんを畑につれていったが、今はむずかしいようだ
今は、ジャガイモの苗つけの時期。ジャガイモの苗つけは、北海道のジャガイモでもいいのだそうだ。
50グラムはかって、それを畑に穴を掘って植える。すると、苗の上にジャガイモの子供ができるようだ。
有機栽培なので、化学肥料はつかわないが、あぶらかすとか、骨粉あどを肥料としてまくのだそうだ。
私の友人に園芸家がいる。
さっそく、苗つけの方法をきく。
子供も野菜の作り方を知りたいといっていたので、いっしょにつれていく。
この、団地に来るまえに住んでいたアパートの大家さんだ。
[ふみちゃん元気」といつも、子供のことを心配してくれていた。
史子も15年ぶりにそこにいった。
私たちの住んでいたアパートは取り崩されて、畑になっていて、奥さんが畑仕事をしていた。
史子との思い出がいっぱい詰まっている。
アパートは2軒あって、下のアパートに4人の子供がいた。
一番小さい女の子は、私達がここに引っ越してきたあと生まれた。
良く、遊びにきて、史子と遊んでいた。
子供は小学校1年から6年までそこの小学校にかよっていた。
横浜市釜利谷東小学校だ。私はその学校で、PTAの書記などをした。
その当時の役員さんがなつかしい。
お友達ができて、いつもそのお友達が遊びに来てくれた。
クリスマスや誕生会をそのアパートでやった。同じクラスのお友達を招待して、イエス様の紙芝居などをした。
私はそこで、ヤクルトおばさんをしたり、ダイエーの肉屋に勤めたり、講談社の子供フエーマススクールの絵の先生をしたりした。
浅草まで、幼稚園に絵を教えにいった。
近くに私とお友達になってくれた、Sさんがいる。
その子供さんが、私の子供と同じクラスだった。
ヤクルトを配達していた家で、お客さんだった家だ。
今でも、お食事に行ったり、電話したりする親しい関係がある。
もう、御嬢さんは美容師になって、働いている。
そのアパートは、昔、1階が馬子屋だったそうだ。
私がいた時は、倉庫だった。近所の肉屋さんが、言っていた。
馬小屋の上に住む人はお金持ちになるんだよ。と
私たちより前に住んでいた人も、マンションを買って、引っ越したとのこと。
私たちも6年間そこにいて、逗子の県営団地に引っ越した。
そこは、手子神社があって、町内の活動は、そこの行事が中心で動いている。
夏はお祭り、盆踊りや神輿かつぎなど、正月は獅子舞がきた。
そこの町の名前は宿という。鎌倉時代には、すぐそこが、海だったようだ。通りの八百屋さんの所が船着き場で、鎌倉に食料とかいろんなものを船で運んだとお事。
横浜市金沢区釜利谷には、鎌倉に通じる山道がある。
金沢文庫という駅がすぐそばにある。金沢文庫という日本最古の図書館があるところだ。そして、隣の町の金沢八景には、伊藤博文が明治憲法の草案を考えた旅館後があるのです。
帰る時、そこで咲いた綺麗な水仙の花をもらった。
明日は子供とグループホームの畑に苗を植えに行く予定だ。