はじめに ~自己責任論社会をこえて~ 2008年秋のリーマンショック以来、世界は大きな経済危機に見舞われています。100年に一度の事態の中で困窮状態に追い込まれる人々は後を絶ちません。この危機の中でホームレス状態に陥る人、自殺に追い込まれる人が増え続けています。「自己責任論」が言われる時代にあって、一切の責任が「個人」に矮小化されています。その結果「社会の無責任化」、つまり社会には助ける責任がない、という風潮が進んでいます。 ●目的と働き 定員は81名。入居期間は原則6か月です。入居に際しては生活保護等を利用し、入居後に就労サポートを行うことで、経済的自立を目指します。また、働けない高齢者の方等は生活保護や年金を利用して、安定した地域生活への移行を図ります。 ●事業主体 この事業を行うのは社会福祉法人グリーンコープです。グリーンコープ生協が中心となり、2003年3月に設立されました。グリーンコープ生協の組合員数は約40万人です。事業の推進については、NPO法人北九州ホームレス支援機構との協働で行います。 ●スタッフや職員の体制 館長1名、生活相談員8名、事務員1名、調理スタッフ6名、宿直2名の18名の体制を準備しております。24時間スタッフが常駐しますので、安心です。 |