陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

へっぽこ個人事業主が元日すぐにやらねばならないこと

2023-01-05 | 仕事・雇用・会社・労働衛生

慌ただしく迎えたお正月。個人事業主には休暇がありません。とくに副業の会社員と二重生活をしている場合には。ここ十年、右往左往しておりましたが、なんとなくペースをつかむことができました。

私は年末年始にたいがい旅行に出かけたりすることはありません。
とはいえ、お正月気分でだらだら過ごしてしまうことも多かったわけでして。これまでの過ごし方を振り返って、元日のっけから準備ができていなかったことに今更のいまさらで気づきました。今後の反省と改善として、書き残しておきます。

・年賀状での相手先所在の確認
年々枚数が少なくなるものですが、相手先の連絡先がうっかり変わっていることもあります。ちなみに昨年、食事会で会ったひとには挨拶しているので、わざわざあけおめメール等もしません。どうせ年明けに仕事で会うので。

・古い神札の回収
お墓参りがてらに地縁のある神社に初詣することがあります。そのとき、古いお札を回収する箱が用意されてあるんですね。ちなみに、年末に菩提寺からお仏壇に祀る飾りのようなもの(名称がわからない)を戴くので、旧年中のものはお寺に返しに行きます。お焚き上げで燃やすそうです。

・年末にできなかった事務所の掃除
私は空き家だった家屋を現在、個人事業上の事務所として活用しています。昨年は犯罪防止用にと外灯などを設置し、外回りの庭木を剪定、外壁だけ掃除して明るくしておきました。来客があまりなかったので中は後回し。仏間などの掃除もできなかった分は新年に。

・電気店の初売りセールをチェック
なじみの家電量販店では初売りでお買い得商品がラインナップされます。今年はウェブ上のチラシで価格チェック。激込み時間帯を避けて来店したものの、まだ売れ残っていたので、事務所用に家電を購入。

・領収書保管ボックスを更新する
個人事業主の決算締め日は年末。ところが大晦日まで買い物していたりすると、ついつい、その旧年中の領収書を確定申告直前まで保管していたりする。年明けすぐから買い物した新年分と混ざってしまいます。この作業は元旦すぐに行いました。その結果、翌日すぐに家電セールの領収書を分けることができました。

・帳簿を新年用に更新しておく
電子会計はするけれども、念のために紙でも保管しています。その帳簿を新年分作成しておきます。紙に手書きしておけば、会計ソフトへの入力はまとめてでもできるので。

・年間の計画をたてる
これは今年の抱負として毎年目標を立ててはいますが、それとは別に、今年できればいいなと思うもの、達成できなくとも準備はしておきたこと、それをざらっと手帳のはじめの頁に書き出します。手帳はたいがい昨年の12月の頁が余っていますので、そこにやり残したことや反省点をメモし、そのための具体策を書く。箇条書きでもクラウド式にメモを取る手法でも、とにかく視覚化しておくのが大事です。

・昨年の財務状況を確認する
これはFPがよく勧めることですが、通帳を年末で区切って、その貯金額を確認。自分の現時点での資産額をおさえておくこと。前年末比でみれば、増減がわかります。もちろん毎年黒字が理想ですね。赤字になりかけているならば、今年はどれくらい稼ぐか、どれくらい使うか、予算を立てねばなりません。

・家内の備品など在庫のチェック
大掃除などをすれば別ですが、年末まで大わらわだった場合、部屋中が荷物だらけに。ついつい買い物で棚や部屋の奥を隠してしまいがちに。在庫を確認しないまま、同じものを買いたしてしまったり無駄な浪費をしがちです。

・必要最小限の買い物を考える
私はこれまでストレスが溜まると、すぐ本屋に走って本を買っていました。ところが、そうした本が年度替わりで読まずに古くなったり、情報遅れになったりしてしまう。なのでこれを改め、将来必要な本かを見極めてから購入するようになりました。結果として、本来なら必要だった事務用の消耗品などを揃えることができました。ちなみに不要な本はいつかまとめ売りするために、箱か袋かに一時保管しておきます。やってはいけないのは、中身がわからない福袋を買ったりすることでしょう。

・溜まった洗濯物をする
お正月のっけから掃除やら洗いものやらしたくないとは思いつつ、キレイに片付いた衣裳やら部屋やらを見るのは気持ちのいいものです。気分も改まります。古くなった衣服の断捨離も。

・防寒防災対策をする
二月や三月からいきなり冷え込むことがよくあります。家内で外気が入り込みそうな箇所、窓やドアの隙間を目張りしたり、修繕したりしておきます。水道管の破裂の怖れもあるので、外回りも点検しておきましょう。これは特に家を留守にしがちであるとか、帰省で実家に立ち寄ったとかの場合には気を付けておいてください。寒い時期に被災してしまうと悲惨ですから。

・時間の使い方を見直す
一年は365日、一日は24時間。なのに、時間が湯水のように流れていってしまう。そんなことがずっとありました。ほんとうに必要な時間とは、家族友人ふくめ身近な人と過ごす時間、そして自分の人生を見つめ直していくための時間です。こうした時間をなるべく編み出すように努めるようになりました。

・感情の変化に目を向ける
つまらないことで苛立ったり、焦ったり、泣きそうになったりもする。性格とは申せ、自分のお天気屋ぶりには付き合いきれないと思うこともしばしば。それをメンタル不全だとかなんとか病名をつけても救われるものでもなし。どうすれば気分よく機嫌よく、前を進んでいけるか、コントロールできる術を考えていきたい。


ちなみに私が今までやっていたダメなお正月パターンは、寝正月になる、深夜の新春特別放映の映画を観て夜更かししてしまう、お笑い番組をだらだら観てしまう、新聞のお正月企画クイズを解いて遊んでしまう、初日の出を見ようと朝ウォーキングしすぎて風邪をひいてしまう、現実逃避で漫画を読んでしまうなどなど。おみくじ引いたり、占いを覗いたりして今年の運勢どうかな~なんてのんびり構えてる場合じゃないっつうの!!と過去の自分に怒りたい。

要するにお正月をおめでたい特別な時期だと思わずに、今までどおりに計画的に地道に過ごすということです。
お雑煮をつくるのもやめて、普段通りのからだが温まる食事にしておきました。鏡餅もやめて普通のパック入りお餅を仏壇や神棚にお祀りするだけ。季節感がないといわれたらそうかもしれませんが、鏡餅なんてもうプラスチックのものを飾っていたりするご家庭だってあるこの時代。生のお餅を買い込んでしまったらカビが生えてしまうし、食べ過ぎてうんざりしてしまうものです。おめでたさに流されてリズムの狂う余計な動作をしないことです。

(2022.01.02)

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