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陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「ユージュアル・サスペクツ」

2012-03-29 | 映画───サスペンス・ホラー
1995年の映画「ユージュアル・サスペクツ」は、麻薬犯罪にからむ殺人というネタとしてはありふれた犯罪映画。
…なのですが、最後まで真犯人がなかなか読めないトリックがあります。

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カルフォルニアのある埠頭で船が爆発。麻薬取引に絡む仲間割れとみられ、死者27名を出し、9100万ドルが消えた。
現場で生き残ったのは重傷と無傷のふたりの男。無傷のキントは、特別捜査官に尋問される。

その事件には六週間前に、トラック強盗でしょっぴかれた五人の悪党が関わっていた。
元汚職警官で、恋人の女弁護士の助けを借りて自分の死を偽装し、社会復帰しているディーン・キートンがリーダー格。気弱なキントことヴァーバルは、足が不自由だが頭が冴える。
体力任せのマクナマスは家宅侵入がお手のもの。他にもフェンスターや、爆弾魔のトッド。

やがて、釈放された彼らは宝石商襲撃をおこなうが、あやまって殺害。しかも、獲物は麻薬だった。
襲撃を持ちかけたバイヤーを問いつめるうちに、伝説のギャング ”カイザー・ソゼ”の右腕とされる英国人のコバヤシが現れる。彼から巨額の儲け話に否応なく加担させられるが…。

終盤、この ”カイザー・ソゼ”の正体を巡って、捜査のゆくえが二転三転。
ソゼは架空の人物なのか? それとも? 捜査官がアタリをつけた人物かと思われるも、ラスト数分で真犯人が意外なことから浮かび上がります。これにはびっくりですね。

ただ、全般を通してみると犯罪映画で、たいくつなことこのうえないです。
なにか、信念をもって生きている人たちでもなし。
ロングランヒットした話題作のようですが、感動は覚えない。

第68回アカデミー・オリジナル脚本賞(クリストファー・マックァリー)、助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)受賞。
ケヴィン・スペイシーは「アメリカン・ビューティー」がそうですが、冴えない中年男をやらせたら、もうほんと、ハマリ役ですよねえ(笑)
(〇九年九月二日)

ユージュアル・サスペクツ(1995) - goo 映画


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