何かバカなことを考えついた時。
普通の人なら「まぁ、やらないんだけど」って言ってオシマイでしょう。
が、たまにバカなことをそれと知りつつ実際にやってみる人がいて、これは見上げた奴ですよね。
ただ・・・そんなバカなことを「2回やっちゃう人」ってのは、もしかしたら本当のバカなんじゃないかと、ワタクシは、そんな風に思うわけです・・・。
さあ! そんなわけで、また一周してやるぜ、東京湾!
もうね、こんなバカなことを、しかも立て続けに2回!
※ 前回の日記は、コチラ!
本当に我ながら呆れ果てるわけですけど、とにかく8月某日朝8時半、5人のいい大人が京葉線東京駅の地下ホームに集まってしまったものは、もうしょうがないわけですよ!
今回のメンバーは、おなじみ高倉仮面に、ワタクシ達との古い友達である「たい」くん、その彼女「ヒロコ」さん、高倉仮面の仕事の仲間という「オータ」くん。
「たい」くんなんてのは、毎年ゴールデンウィークに行っている「23区くじ引きツアー」などの企画の中心メンバーで、ヒロコさんもここ数回は参加している顔なじみ。
今回は「たい」くんとヒロコさんのご結婚が決まったということで、大変おめでたいわけですが、一方ワタクシや高倉仮面にとっては、
「また一人、一緒に遊べる友達を失う」
ということで、大変ご愁傷様でもあるのです。
いや、まぁ、「たい」くんは別に死んじゃうわけじゃないんですが、結婚となりますと、やっぱり今後は独身の時ほど気楽に遊び回れなくなるかもしれないじゃないですか。
初対面のオータくんは、今年の新入社員だそうで、いかにも当節流行の肉食方面の女性のみなさまが大好物そうな細身メガネ男子(ただし画像ナシ)です。
前回の「ぐるり東京湾」の話を高倉仮面から聞いて参加を希望したという奇特な若者である彼ですが、いや、しかし、それよりも、その異様な装備にまずは注目せざるを得ません。
なんと革靴!
高倉仮面も口を酸っぱくして「スニーカーで来い!」と言ったそうなのですが、
オ「これしかないんですよ」
の一点張りで、とうとうここまで来てしまったというからオドロキです。
そして、さらに手ぶら!
まるで近所のコンビニにでも行くようなスタイル(靴を除く)で、東京湾を一周しようというのです。
これは、東京湾一周の、いや、むしろ人生の先輩としてひとつガツンと言ってやらねば・・・などと思わず色めきたったワタクシだったのですが、少ししゃべってみただけで、オータくんがとてもいい若者だということが解ってしまいまして、
ワ「うん、まぁね、靴ズレには気をつけてねー。痛いからねー」
などと、すっかりグダグダになってしまいました!
さあ、この5人を載せた京葉線が、小一時間走りまして、まずはこちらもおなじみ!
はい、出ました! JFE第5溶鉱炉 in 蘇我!
もうワタクシなんか3回目だもんね!
今回は、パッと見た瞬間、
ワ「おおっ、解体進んでる! 前とイメージ違う!」
と叫んだのですが・・・
前回の「ぐるり」の時の写真がこれですから・・・別に特に変化ない?
今日は天気がいいので印象が違うだけ?
やっぱり、解体、止まってる!?
さて、今回もタイムテーブル担当は、またしてもワタクシでやらせていただきます。
前回の「ぐるり」では、1時間に1本というJR内房線のダイヤに結構泣かされました。
今回はさらに内房線をたくさん利用することになりましたので、しっかり時刻表を調べてきましたよ!
9:17に蘇我に着いて、ブラブラ歩いて溶鉱炉見学、駅に戻って内房線に乗るのが10:06ですので、余裕だと思っていたのですが、やはり溶鉱炉さんは大変魅力的。
なんだかんだで結構過ごしてしまいまして、最終的には、みんなを急かして軽い急ぎ足で駅に駆け込むハメになりました。
早くも前途多難!
ここからは約1時間ほど電車に乗り続けます。
た「次の目的地はどこですか?」
高「わからん!」
た「わからんって・・・」
ワ「うーん、多分、そこだろうと思うんだけど、おれも行ってみないことには・・・」
どういうところに行こうとしてるんだ!?
途中、大貫駅で停車した時に、東京湾観音の後姿を激写!
ちなみに東京湾観音は、中にも入れるそうですが、いちばん上の展望台まで行くとなると、15階建てビルに相当する階段を昇らされるそうです。
それを知った瞬間、観光する気がなくなりました。
そして、大貫駅の次の佐貫町駅に電車が到着。
ワ「多分ここと思う多分ここと思う多分ここ、ここだあああああ!」
駅に着くやいなや、絶叫とともにホームに転がり出るワタクシ。
そう、次の目的地は、何とこの駅自体!
そして、ワタクシは、今回ここに来るのがかなり楽しみだったのです!
前回の「ぐるり」の時に、特急列車で通過してしまったのですが、この駅の周りの景色があまりに美しくて、それ以来うわ言のように
ワ「あのキレイな駅に行きたい」
と言い続けていたワタクシでした!
ゲームソフト「ぼくのなつやすみ」や「青春18きっぷ」みたいな、誰もが頭の中に何となく持っている「あの頃の夏の風景」って、こんな感じじゃないでしょうか!
アナタはどう? ワタクシのは、こんな感じです!
ワタクシの専属カメラマン・高倉仮面さんが、ワタクシの古いコンパクトデジカメで何とか風景を伝えようとされたもんですから、画面が大変左右に振られてまして、三半規管のトレーニングもできるというスグレモノの動画に仕上がっていますよ! うっぷ。
写真だって見せちゃうんだから!
どうですか! いい景色でしょう! 「いい」って言って!!
しばらく全員に呆れられながら、動画や写真を撮ってこのすばらしい景色を堪能しますが、
高「おい、メシ、どうすんだ?」
と言われて我に返ります。
予定通り、昼近い時間ですし、電車を降りてしまいましたので、次が来るのは約1時間後。
ここで昼ご飯にしようということで、あらかじめ地図で調べていたのですが、そうしたらまるでワタクシ達のため、と言わんばかりに駅前に食堂があったのです。
こういう鄙びた土地で、駅前の食堂にふらりと入るなんてのも、実に風情があるじゃないですか!
改札を出ますと、早速そのお店「二見食堂」さんが現れました。
不動産屋さんとまとめてひとつの建物!
手動の引き戸を開けて店内に入りますと、テレビでは高校野球をやっていました。
今朝東京から来たばかりなのに、なんて「遠い」ところへ来た気がするのでしょう!
まだ、こんなところがあるんですね!
お店の前のノボリに「はかりめ丼」と書かれていて、気になっていました。
聞いてみますと、「はかりめ」とはアナゴのことだそうで、アナゴの姿が市場で重さを量るのに使われていた棒はかり(秤目)に似ているところからの呼び名だそうです。
今、書いてまして、「はかりめ」が「秤目」に一発変換されてビックリ。
富津の街では、この「はかりめ」が名物で、最近は「はかりめ丼」だけじゃなく「はかりめ蕎麦」や「はかりめ煎餅」、果ては「はかりめクッキー」まであるそうですよ!
ワ「じゃあ、全員『はかりめ丼』にする?」
ヒ「あ、私はカレー・・・」
ヒロコさんはアナゴが苦手だったそうで、まさかのピンポイント! うわああ。
申し訳なかったのですが、カレーも実にここにふさわしい懐かしいカレーで、スプーンはモチロンコップの水に入っての登場でした!
ここでも、電車が来るまで1時間あって、多少写真撮ったりメシを食ったりしても余裕だろうと思っていましたら、またしても結構ドタバタに!
大慌てで切符を買って、ホームに来ていた電車までダッシュになってしまいました。
何とか無事、佐貫町駅を出発。
しきりに「来てよかったね!」を連発するワタクシに、年下の友人連中が一所懸命気を遣って盛り上げてくれているのが笑えます!
さあ、電車はさらに房総半島の先っぽへ向けて、南へ南へ・・・。
<つづく>
普通の人なら「まぁ、やらないんだけど」って言ってオシマイでしょう。
が、たまにバカなことをそれと知りつつ実際にやってみる人がいて、これは見上げた奴ですよね。
ただ・・・そんなバカなことを「2回やっちゃう人」ってのは、もしかしたら本当のバカなんじゃないかと、ワタクシは、そんな風に思うわけです・・・。
さあ! そんなわけで、また一周してやるぜ、東京湾!
もうね、こんなバカなことを、しかも立て続けに2回!
※ 前回の日記は、コチラ!
本当に我ながら呆れ果てるわけですけど、とにかく8月某日朝8時半、5人のいい大人が京葉線東京駅の地下ホームに集まってしまったものは、もうしょうがないわけですよ!
今回のメンバーは、おなじみ高倉仮面に、ワタクシ達との古い友達である「たい」くん、その彼女「ヒロコ」さん、高倉仮面の仕事の仲間という「オータ」くん。
「たい」くんなんてのは、毎年ゴールデンウィークに行っている「23区くじ引きツアー」などの企画の中心メンバーで、ヒロコさんもここ数回は参加している顔なじみ。
今回は「たい」くんとヒロコさんのご結婚が決まったということで、大変おめでたいわけですが、一方ワタクシや高倉仮面にとっては、
「また一人、一緒に遊べる友達を失う」
ということで、大変ご愁傷様でもあるのです。
いや、まぁ、「たい」くんは別に死んじゃうわけじゃないんですが、結婚となりますと、やっぱり今後は独身の時ほど気楽に遊び回れなくなるかもしれないじゃないですか。
初対面のオータくんは、今年の新入社員だそうで、いかにも当節流行の肉食方面の女性のみなさまが大好物そうな細身メガネ男子(ただし画像ナシ)です。
前回の「ぐるり東京湾」の話を高倉仮面から聞いて参加を希望したという奇特な若者である彼ですが、いや、しかし、それよりも、その異様な装備にまずは注目せざるを得ません。
なんと革靴!
高倉仮面も口を酸っぱくして「スニーカーで来い!」と言ったそうなのですが、
オ「これしかないんですよ」
の一点張りで、とうとうここまで来てしまったというからオドロキです。
そして、さらに手ぶら!
まるで近所のコンビニにでも行くようなスタイル(靴を除く)で、東京湾を一周しようというのです。
これは、東京湾一周の、いや、むしろ人生の先輩としてひとつガツンと言ってやらねば・・・などと思わず色めきたったワタクシだったのですが、少ししゃべってみただけで、オータくんがとてもいい若者だということが解ってしまいまして、
ワ「うん、まぁね、靴ズレには気をつけてねー。痛いからねー」
などと、すっかりグダグダになってしまいました!
さあ、この5人を載せた京葉線が、小一時間走りまして、まずはこちらもおなじみ!
はい、出ました! JFE第5溶鉱炉 in 蘇我!
もうワタクシなんか3回目だもんね!
今回は、パッと見た瞬間、
ワ「おおっ、解体進んでる! 前とイメージ違う!」
と叫んだのですが・・・
前回の「ぐるり」の時の写真がこれですから・・・別に特に変化ない?
今日は天気がいいので印象が違うだけ?
やっぱり、解体、止まってる!?
さて、今回もタイムテーブル担当は、またしてもワタクシでやらせていただきます。
前回の「ぐるり」では、1時間に1本というJR内房線のダイヤに結構泣かされました。
今回はさらに内房線をたくさん利用することになりましたので、しっかり時刻表を調べてきましたよ!
9:17に蘇我に着いて、ブラブラ歩いて溶鉱炉見学、駅に戻って内房線に乗るのが10:06ですので、余裕だと思っていたのですが、やはり溶鉱炉さんは大変魅力的。
なんだかんだで結構過ごしてしまいまして、最終的には、みんなを急かして軽い急ぎ足で駅に駆け込むハメになりました。
早くも前途多難!
ここからは約1時間ほど電車に乗り続けます。
た「次の目的地はどこですか?」
高「わからん!」
た「わからんって・・・」
ワ「うーん、多分、そこだろうと思うんだけど、おれも行ってみないことには・・・」
どういうところに行こうとしてるんだ!?
途中、大貫駅で停車した時に、東京湾観音の後姿を激写!
ちなみに東京湾観音は、中にも入れるそうですが、いちばん上の展望台まで行くとなると、15階建てビルに相当する階段を昇らされるそうです。
それを知った瞬間、観光する気がなくなりました。
そして、大貫駅の次の佐貫町駅に電車が到着。
ワ「多分ここと思う多分ここと思う多分ここ、ここだあああああ!」
駅に着くやいなや、絶叫とともにホームに転がり出るワタクシ。
そう、次の目的地は、何とこの駅自体!
そして、ワタクシは、今回ここに来るのがかなり楽しみだったのです!
前回の「ぐるり」の時に、特急列車で通過してしまったのですが、この駅の周りの景色があまりに美しくて、それ以来うわ言のように
ワ「あのキレイな駅に行きたい」
と言い続けていたワタクシでした!
ゲームソフト「ぼくのなつやすみ」や「青春18きっぷ」みたいな、誰もが頭の中に何となく持っている「あの頃の夏の風景」って、こんな感じじゃないでしょうか!
アナタはどう? ワタクシのは、こんな感じです!
ワタクシの専属カメラマン・高倉仮面さんが、ワタクシの古いコンパクトデジカメで何とか風景を伝えようとされたもんですから、画面が大変左右に振られてまして、三半規管のトレーニングもできるというスグレモノの動画に仕上がっていますよ! うっぷ。
写真だって見せちゃうんだから!
どうですか! いい景色でしょう! 「いい」って言って!!
しばらく全員に呆れられながら、動画や写真を撮ってこのすばらしい景色を堪能しますが、
高「おい、メシ、どうすんだ?」
と言われて我に返ります。
予定通り、昼近い時間ですし、電車を降りてしまいましたので、次が来るのは約1時間後。
ここで昼ご飯にしようということで、あらかじめ地図で調べていたのですが、そうしたらまるでワタクシ達のため、と言わんばかりに駅前に食堂があったのです。
こういう鄙びた土地で、駅前の食堂にふらりと入るなんてのも、実に風情があるじゃないですか!
改札を出ますと、早速そのお店「二見食堂」さんが現れました。
不動産屋さんとまとめてひとつの建物!
手動の引き戸を開けて店内に入りますと、テレビでは高校野球をやっていました。
今朝東京から来たばかりなのに、なんて「遠い」ところへ来た気がするのでしょう!
まだ、こんなところがあるんですね!
お店の前のノボリに「はかりめ丼」と書かれていて、気になっていました。
聞いてみますと、「はかりめ」とはアナゴのことだそうで、アナゴの姿が市場で重さを量るのに使われていた棒はかり(秤目)に似ているところからの呼び名だそうです。
今、書いてまして、「はかりめ」が「秤目」に一発変換されてビックリ。
富津の街では、この「はかりめ」が名物で、最近は「はかりめ丼」だけじゃなく「はかりめ蕎麦」や「はかりめ煎餅」、果ては「はかりめクッキー」まであるそうですよ!
ワ「じゃあ、全員『はかりめ丼』にする?」
ヒ「あ、私はカレー・・・」
ヒロコさんはアナゴが苦手だったそうで、まさかのピンポイント! うわああ。
申し訳なかったのですが、カレーも実にここにふさわしい懐かしいカレーで、スプーンはモチロンコップの水に入っての登場でした!
ここでも、電車が来るまで1時間あって、多少写真撮ったりメシを食ったりしても余裕だろうと思っていましたら、またしても結構ドタバタに!
大慌てで切符を買って、ホームに来ていた電車までダッシュになってしまいました。
何とか無事、佐貫町駅を出発。
しきりに「来てよかったね!」を連発するワタクシに、年下の友人連中が一所懸命気を遣って盛り上げてくれているのが笑えます!
さあ、電車はさらに房総半島の先っぽへ向けて、南へ南へ・・・。
<つづく>