ワンダーの初日、つまり土曜日のこと。
搬入を終えたワタクシは、友人達と散歩にでかけました。
今回のメンバー: 中野 ¥Cuスタ平 美少女 高倉仮面 吉田ナゴヤ
やったこと:
1.谷中のお寺「全生庵」にて幽霊画を見学
元は、幕末から明治期の落語家・三遊亭円朝が集めたもので、今はこのお寺で保管しているそうです。
日本画どころか、絵画全体に対してドシロウトのワタクシでしたが、美少女さんの解説が大変勉強になりました。
居合わせたご老人が話してくださったところによりますと、昔は一人一人蜀台を渡されて、ろうそくの灯かりで幽霊画を見たのだとか。
なるほど、それは味わい深かったでしょうねぇ。
2.谷中からブラブラ
谷中銀座では、当然買い食い。
おなじみTV東京の「モヤモヤさまぁ~ず2」で、一行が食事をしていた洋食の「マロ」も通りがかりました。
根津へ出たあたりで「風呂道具屋」というお店を見つけて、入店。
その場でヒノキの風呂桶なんかを製造・販売という職人さんのお店で、とてもいいムードです!
そして、お店の人が美少女さんのビジュアルを特に気に入ってくださったようで、ブドウを振舞っていただくなど、歓待の限り。
ステキなお店の中を楽しく見回していますと、「立川談志」と名の入った板が飾ってあります。
「この近くにいらっしゃるんですよ」
へえ、そうなんですか、すごいねえ! じゃ、そろそろ行こうか、ブドウご馳走様でした、なんていってお店を出ますと、なんとそこに談志師匠!
パジャマ姿で地元の方(?)と談笑されてました。
声が出ないそうなのですが、その他はお元気そうで、なんだかうれしくなりました。
師匠が「近くのアイスがおいしいから、行ってくればいいよ」と進めてくださったのが「芋甚」さん。
ワタクシも昔入ったことのあるお店です。
早速名物のアイス最中を。
小倉とバニラの2種類あるのですが、ここは全員小倉を注文。
ただし、食いしん坊の高倉仮面だけはバニラと両方を。
で、小倉アイスがさすがのおいしさだったのですが、後で高倉仮面に少しもらったバニラがすごくおいしくてビックリ。
昔懐かしい「アイスクリン」みたいな、シャリッとした感じが絶妙でした!
3.昭和少年SF大図鑑展
やがて東京大学近くの弥生美術館へ。
小松崎茂などが描いた「あの頃ボクらが夢見た未来」的なイラストがタップリ!
よく言われる「車がチューブの中を走る」とか「海底都市」とか、そういう世界ですね。
「未来」というのは、とにかく何もかもが空を飛ぶんだと再認識します。
自家用車が飛ぶのは当たり前で、しまいには「空飛ぶ学校」なんてイラストがありました。
学校が飛んでどうするのか? 東京で乗り込んで、授業が終わったら、北海道にいたりするのか?
謎です。
4.高倉仮面と夏色スローモーション
さて、この日は、ワンダーの会場である「三月兎」3号店3階に、みんなに来てもらって集合、散歩をスタートしました。
で、高倉仮面は、ワンダーで「あるTシャツ」を購入、今回の散歩では終始それを着ていたのでした。
そのTシャツというのが、「まめた本舗」の「夏色スローモーション」です。
「最高にダサいTシャツ」と、ワタクシ達ワンダー出展ブランドの間でも絶賛されているこの作品。
実はワタクシも持ってまして、最近高倉仮面の前で着たのですが、
「おれも買う」
ってことで、晴れて購入。
これで、ワタクシと高倉仮面でペアルックで着ることも可能ということです!
妙にサイズが小さいところが、またダサいわけですが、後で調べてみますと、高倉仮面が買ったのは「160」というサイズらしいのです。
Tシャツの世界では「S」サイズよりももうひとつ小さいところにあるサイズの名前。
そりゃあ、小さいわけです!
ままー! 変なおじちゃんがいるー!
これ! 見ちゃいけません!
終始この調子でして、いや、すれ違う人が見る見る。
この後山手線に乗った時などは、ワタクシ達から離れて一人つり革を持って立っている高倉仮面の前に座っていたカップルさんが、爆笑を必死にこらえて悶絶していました。
いやぁ、すばらしいTシャツなのですが、ワタクシは複雑です!
本来なら、そのリアクションは、ナゴヤ堂に向けられていなくてはならないはず!
くそう、負けちゃいらんねえぞ!
・・・と、まぁ、こんな楽しい散歩にまぎれて、コッソリと39歳になってしまった8月29日のワタクシでした!