吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

放浪放浪ハワイ2010-12

2010-03-12 00:06:38 | 日記
ああああ、とうとう! 早くも! 4日目、つまり実質最終日の朝!

ワタクシにできることは、最後まで少しでも充実した遊びを繰り広げることだけです!

起床は7時過ぎ。

朝ご飯の買い出しにABCに向かいます。

何と言うか、この旅行でこんなにゆっくりした朝を迎えたのは初めてですね。

203abcbreakfast.jpg

前回は毎朝いそいそとABCに朝ご飯を買いに行ったもんでしたが、今回はこの日だけになっちゃいました。

スパム玉子むすびにホットドッグ、マンゴーにコーヒーという得意のメニュー。

ホットドッグは、去年


「さすがアメリカ! パンとソーセージだけだぜ!」


と書いたら、親切なお友達が


「あれはすぐそばにピクルスやオニオン、ケチャップやマスタードが置いてあって、自分で好きなようにアレンジできるんですよ」


って教えて下さったので、早速見てみますと、確かにありました!

そりゃ、そうか。

早速ピクルスやオニオンをどっさり盛ってみましたが、案の定、欲張りすぎてキレイにまとまらなくなってしまいました・・・。



8時過ぎ、ホテルを出発。

本日のTシャツは「佐藤じゃない」、アロハは去年のハワイで買った「ビールアロハ」です。

向かったサラトガ×カラカウアは、アンバサダーさんからほど近く、よく利用するバスストップですが、そのほぼまん前に例の「エッグスンシングス」さんがあるのです。

204eggsn.jpg

パンケーキが売りのお店ですので朝ご飯に、ってわけなんでしょうけど、朝8時過ぎですよ! すでにこの混みよう!

それだけステキなお店だというのは解るんですが、今やお客の8割が日本人だそうで、やはり何か異様なものを感じずにいられません。

だいたいからして、エッグスンさんてのは、実に女の子のロマンが詰まったお店だと見えて、行列してるのもほとんどが若い女性の3人組さんとかである模様。

さすがにおっさんがその中に入り込んで、一緒に行列するってのもね・・・。

何と言うか、エッグスンさんを楽しみに来た女性のみなさんに申し訳ない気もしますので・・・。

まぁ、当面ワタクシのエッグスンさん挑戦、というシーンはなさそうですね。



8時半頃に「Country Express! E」というバスがやって来て、乗り込みました。

2台のバスをつなぎ合わせたような格好をしてます。

いくつかこういった郊外へ向けての急行バスがありまして、ハイウェイを使う分、遠くに早く着けるのです。

このE!は、H-1フリーウェイをずっと西へ走って、パールハーバーの向こうのエヴァビーチというところまでの長距離便。

こいつに1時間ほど乗ってますと、ワイパフ・トランジットセンターというところにたどり着きました。

いやぁ、初めて来ましたね。

ワイケレプレミアムアウトレットへお買い物に来られる人は、ここでバスを乗り換えたりするんでしょうか?

205entotsu.jpg

ワイパフの街は、煙突のある街。

これは、かつて製糖工場があった名残だそうです。

で、これから向かうところも、その砂糖に関連したところ。

田舎道を10分ほど歩きますと到着しましたよ!

247hpv4.jpg

「ハワイズ・プランテーションビレッジ」です!

初日に日本文化センターへ行きましたが、やはりここもハワイ移民史を学べる施設ですね。

どうしちゃったの、吉田ナゴヤさん、今回は真面目で知性あふれるハワイ旅になっちゃって。

ああ、やっぱり、この方ってば、まぬけなのはそういうキャラってだけで、本当は頭いいんだわ! だってイケメンだし! きゃあ!

・・・なんて思って、ワタクシのことをウッカリ好きになっちゃったりしないように。

確かに真面目な施設ではあるのですが、重ねて言うように、ワタクシというのは「お楽しみ」以外のことはどうでもいい人間です。

ここにだって「おもしろそう」と思った、その1点だけで来ているのですよ。

さらに言えば、ワタクシは「ベタ」ってのが嫌いなのです。

移民の歴史とか言うと「歴史の悲劇! 苦難と貧困! 私達の先祖は、それを魂で乗り越え云々。日本人とは何だ! 民族の誇りとは!」みたいな感じで暑苦しく語られることが多いのですが、そういうのは誠に「ベタ」だと思うのです。

それだけに捉われて、他の見方ができなくなるのはつまらないことです。

たとえば、ワタクシごときが少し勉強しただけで「最初にハワイで働いた人が、日本で稼ぐのはとても無理な大金をたった1年で作って帰ってきたもんだから、我も我もとみんなハワイに乗り込んだ」みたいな資料に行きあたるんですもんね。

なあんだ、「一発当ててやるか!」って話じゃないですか。

確かに「苦難」はいろいろとあったのでしょうが、何も「歴史の悲劇」とまで考える必要はないような気がするのです。

ここには、広い敷地に各国からの移民の住居や施設、さらにはタロイモの水田など当時のハワイの風景も再現されていまして、プランテーションでの暮らしに触れることができるのです。

例によって「建物、カッコいい!」とか「あ、こんなもんがある。これ変!」とかいうようなことで、まぬけなりのスタンスで、あくまで楽しみたいと思って来ました。

決して安易に深刻にならないぞー! ・・・って、ここまで決意を固めてくる人も珍しいでしょうけど。



ここでは、ガイドさんがついて案内してくれる見学ツアーが、朝10時から毎時あるということですので、それに参加したいと思って来たのですが、意外にも朝から混雑。

すでにガイドツアーが始まってるようで、気が気じゃありません。

とりあえずオフィスに入って行きます。

オフィスもこれから見学と思える人でごった返していますが、何とかカウンターが空いたところで、


ワ「Hi!」

受付の人「ケンガク?」

ワ「Yes!」

受「ナンニン?」

ワ「One. Only me!」

受「13$」


さすがワタクシ、流暢な英語だったわけですが、それにしても安い!

いや、まだガイドツアーの内容は解りませんが、この施設の中を歩けるだけでも安いでしょう。

それに今日はワタクシだけでガイドさんを一人占めするわけですからね。

間もなくガイドのコマさん(仮名)が来て下さいました。


コ「おもしろいTシャツですね。バスの中で見てましたよ」

ワ「自分でデザインして売ってるんです」

コ「ほう、そうなんですか」


コマさんはワイキキ近くにお住まいで、どうやらここまで同じバスで来ちゃったみたいですね。


コ「私は60歳で仕事をリタイヤして、ハワイに移って来ました。それから何年か、ここでボランティアでガイドをしています」


うらやましいって言っちゃダメですよね。

これは、コマさんが努力をした結果なんですから。

でも、自分をちゃんと努力させることができて、キチンと成功されてるのがうらやましい、と思うワタクシはダメ人間。

すばらしいことにコマさんは、


コ「吉田さんは、今日、どれくらい時間がありますか?」


と聞いて下さいました。モチロン、


ワ「いくらでもあります!」


と即答。

持ち時間に合わせたガイドプランを提供してくださるわけですね。


コ「じゃあ、午前中いっぱい大丈夫ですね?」


望むところですとも!



まずはオフィスと同じ建物内の資料を見学。

ところが、ワタクシ達の後からも、ひっきりなしに別のツアーがやって来るのです。


コ「ツアー会社の企画するツアーでここに来る方も多いですけどね、そういう人はツアー会社の人が案内して10分くらいで見てサーッと帰っちゃう。

    本当に解ったのかな、と思いますけど」


果たして、甲高い声のムームー姿の日系人のオバサンに連れられてやって来た一団は、みんな関心も薄そうです。

もしかしたら、旅行会社のツアーメニューに組み込まれたりしてて、ワケも解らずここまで運ばれてきた、って感じなのでしょうか。

見学してるところからちょっと離れて、説明も聞かずに


「もう眠くて眠くて」


なんて声高に言い合ってるオバサン達もいて、さてはさっきホノルル空港に着いたばかりか。

こういう人達は、こんなとこ連れて来ずに、空港からそのままワイキキビーチへ持って行って、転がしておけばいいのです。

それでDFSギャラリアのお買い物袋でも持たせれば、結構ハワイ旅行した気になって帰ってくれるんじゃないでしょうか。

旅行に行くと、いろいろとオプショナルツアーってのがありますが、ワタクシ、どうもあの「さあ、着いたぞ、見ろ。見たな。さあ、次だ。バスに乗れ」みたいな急かされ方が苦手です。

やっぱり自分で行きたいところへ行って、気に入ったところでタップリ時間を使う方が楽しいですよね。

なお、実にステキな団体さんもいらっしゃって、それはハワイの小学生たち。

ハワイの小学校は、ここの見学が義務付けられているそうで、そう言えば表の駐車場にスクールバスがたくさん停まってました。

一度にたくさんの現地の子供達を見て、なんだか和んでしまいましたね。



さあ、コマさん、ワタクシ達はじっくりと見て回りましょうよ!



<つづく>




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