吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

ネバダ一周+LV→LA 12

2014-10-13 22:44:51 | 日記
さあ! ここからは、ロサンゼルスを目指して、新たなる旅が始まるのです!

タイトルも変わって心機一転!



・・・ですが、今回イキナリまたしても被害に遭った話でスタートですよ!

カジノで負け、モーテルでボラれて、もういいだろうってワタクシに牙をむく、ネバダはさすがにアメリカで最も危険な州!

いや、例によって出発前に給油と朝ご飯ってことでガソリンスタンドに寄ったのですよ。

まずコンビニで「40$ on No.2 , please」つまり「2番ポンプに40ドル分お願いね」ってことを言ってお金を払います。

で、ポンプに戻って給油。

ガソリン入れてますと、松田さんの後方にボッコボコの車が来て停まったのです。

他のポンプも全部ふさがってて、給油待ちなんでしょうね。

アメリカには一部地域を除いて車検制度がないので、車の維持管理はドライバーの自己責任ということで、街中でも日本ではあり得ないくらいボロボロの車が平然と走っていたりします。

ですので、まぁ、ビックリしたりはしないのですが、それでも、何となくこういう車に乗ってる人には関わりたくないなぁ、と給油を続けます。

満タンになって、ポンプが止まりました。

コンビニに行ってお釣りをもらって、ついでに朝ご飯を買い込もうと歩きだしますと、


「Excuse me!」


とボコボコ車から声がかかりました。


「給油したいんだよ」


ああ、ごめん、と松田さんを動かして、ポンプの前を開けるワタクシでしたが、ん、ん、ん?

お釣りの清算をしてからじゃないと、ポンプに残ってるお釣り分を使われちゃうんじゃないの?

それとも、もっとちゃんとしたシステムがあって、ワタクシがそれを知らないだけ?

給油が終わったら、ただちにポンプを開けるのがマナーなの?

システムがわからないので、何となく言われるままにしてしまいまして、果たしてコンビニで朝ご飯をレジに持ち込んで


「ナンバー2の給油が終わりました」


と言ってみても、


「お釣りはないぜ」


と店員さんに言われてしまいました。

ほら、やっぱり! あのボコボコ車に使われたんだ!

あわてて2番ポンプの方を見ても、当然もうボコボコ車はいませんでした。

これは、窃盗被害ですよ!

確か7ドルくらいお釣りがあったはずなのに!



・・・でもまぁ、これはさすがに、イキオイに負けてポンプを開けてしまったワタクシが、あまりにもまぬけで恥ずかしいですよね・・・。

それにしても、ボコボコ車の主は、ずっとガソリンスタンドのあたりにいて、システムがわかってなさそうな奴が給油するのを待ってるのでしょうか?

お釣りのたった7ドルくらい分のガソリンをかすめ取って、どこまでドライブするつもりなんでしょう?

いろいろ考えてみると、ちょっと笑えてきました。

それにしても、窃盗被害にまで遭ってるのに、この被害額の少なさ!

ワタクシはホント、どこまで行ってもスケール小さすぎ!



さあ、それじゃ、ラスベガスを出発するぞ!



青空に高くそびえるストラトスフィアタワー。

ミシシッピ川より西側では最も高い建造物なんだそうです。



モノレール・サハラ駅そばのマクドナルドは、レトロスタイル。

この見慣れないキャラは「スピーディ」という人だそうで、初代のマクドナルドのキャラクターなんだそうですよ。

そう言えば「デイリークイーン」でも、時々レトロな看板が現役のお店を見かけますね。

今回で言えば、ネバダ一周の途中、ファロンで見かけた「デイリークイーン」がそうでした。



さて、ここで突然「アメリカを舞台としたゲーム」のお話を。

アメリカを知る前から、ワタクシはゲームの中でアメリカを遊び回ったりというようなことがありまして、


「ああ、アメリカってこんななんだ」


みたいに思いながら、遊んでいたものだったのですよ。

そんな中でいちばん大きい存在なのが「グランドセフトオート」シリーズ。

アメリカの都市を舞台に、一人のギャングスターとして犯罪に手を染めつつのし上がっていく、という、ま、いろいろと問題はあるけど人気のあるシリーズなのです。

中でも「サンアンドレアス」というのが特に好きで、このゲームの中には、ロサンゼルス、サンフランシスコ、そしてラスベガスをモデルにしたと思われる街が登場するのですね。

ゲームの中で先にラスベガスを体験して、その後実際にラスベガスに立った時は、ゲームと同じ部分、違う部分がいろいろあって、ワタクシにはそのどちらもおもしろく感じられたものでした。

で、もうひとつ「フォールアウト」シリーズというゲームも好きなんです。

これはもう少しハードな内容でして、舞台は1960~70年あたりの時代だと思うのですが、現実と違って核戦争後のアメリカという設定なのです。

そこを放射能や他人の勢力争いなどにまみれつつ放浪するというもの。

「フォールアウト・ニューベガス」というタイトルでは、ずばりラスベガス周辺が舞台になってまして、実在する地名がゲーム内にバンバン登場するのです。

スタート地点が「グッドスプリングス(Goodsprings)」という街で、これはさすがに架空なのかな、と思っていましたら、バッチリ実在していました。

で、今回はそこを訪ねてみたいと思ったのです。

I-15を降りて数マイル、グッドスプリングスはごく鄙びた田舎の集落みたいな感じだったのですが、



「グッドスプリングス・ジェネラルストア」と「パイオニア・サルーン」の2軒の並びには感動!

それというのも、「フォールアウト・ニューベガス」では、この2軒にそっくりなお店を見ていたからです!



(画面は、ワタクシのアジトのブラウン管TVを強引に撮影)

すごい! 実際にゲームの中にいるみたいだ!

ワタクシは、この2軒が実際にあると聞いて、ゲームのファンがそっくりに作ってしまったのかと思ったのですが、さすがにそんなことはなくて、2軒とも歴史のある建物のようで、ゲームがそれをネタとして取り入れたということのようでした。



I-15でさらに進んで、いよいよカリフォルニア州に突入!

ベイカ―(Baker)という街に立ち寄ります。

ここで寄りたいお店その1は「エイリアン・フレッシュ・ジャーキー」!



本日午前中は「日曜日の悪魔」Tシャツ。日曜ですからね。

それにこの洋梨のアロハを羽織る組み合わせが気に入ってるのです。

それにしても、またしても、すでにちょっと懐かしい気すらするエリア51ネタですね!

またもエイリアンの肉で作ったジャーキーだとか言いだすわけですね?

何をふざけたことを・・・と思ったのですが、



すでにお店のいろんなとこにエイリアンがいたり、UFOが突き刺さったりしてて、とても楽しげ。

店内に入ってみますと、宇宙人関連やまったく関係ないものも含めておみやげがとても充実していて、思わずまたいろいろと買い込んでしまったのでした。



レイチェルの「リトル・エイリイン」でも見かけて、とても気になった「エリア51ホテル&カジノ」というジョークポスターが売ってまして、どうしてもガマンできなくなってしまいました・・・。

”WE DON'T EXIST”とあるように、モチロンそんなカジノホテルは実在しませんので、念のため。

でも、これを元ネタに作ってみたら、それはそれで楽しいことになりそうですけど・・・。



好きになるとシツコイ性格なので、Tシャツも購入!

えー、エイリアン・フレッシュ・ジャーキーについては、購入しませんでした。

たぶん、あれ、ビーフだし・・・。



で、さらにすぐ近くには「世界で最も高い温度計」があります。



華氏100度は37.8℃!

この「The World Tallest Thermometer」、そのものずばりの名前のおみやげ屋さんの客寄せだったのでした。

ワタクシ、ここには「ビッグボーイ・レストラン」があると聞いていたので、探してみますが見つかりません。

「ビッグボーイ」ってのは、トノパーの街でお人形だけがあって写真を撮りましたが、あの赤白オーバーオールの彼がマスコットであるレストランなのですね。

周りには「バンボーイ」という、ちょっと違う名前のレストランの看板などはありました。



ホラ、これなんか、赤白チェックの「ビッグボーイ」の看板を「バンボーイ」に書き替えてますよね!

じゃあ、「ビッグボーイ」だったものを「バンボーイ」に変えたってこと?

でも、



この看板だと「バンボーイ」は1926年に設立、って書いてるし・・・。

「ビッグボーイ」と「バンボーイ」の関係がわからないので、どういうことかピンと来ないのですが、いずれにせよレストランは潰れているようなのでした。

ここでも、ビッグボーイと写真撮るつもりだったのに、残念・・・。



さらに街はずれには、



「ロイヤルハワイアン・モーテル」の廃墟がありました。

潰れていても、なお美しい看板・・・。



さあ! 新たなる旅の仲間も加わりまして、なおもI-15を南西に進みます。

もうバーストーの街も近いというあたりで、またも出口を降りまして、田舎道。

残っている建物もほとんどが廃墟のようで、人の気配もまったくありません。

こんな田舎道の途中に、突然あるのが、



「バーガーデン」!

いいたたずまいですよね!

じゃあ、ここで昼ご飯を、と近づいて行きますが・・・誰もいない・・・。

ここも潰れちゃったのか・・・。

いや、そりゃあ、そうですよね。

こんな周りに何もない道路沿いに突然あって、繁盛する方が奇跡ですよ。

お店はまだキレイですし、ガラス窓にはメニューも貼ってあったりして、今すぐにでも営業できそうな感じなんですが、今回の旅の途中でも、そんなお店が潰れてるのをいくつも目にしてきましたよね。

あーあ、残念だったなぁ、と未練がましくお店の周りをウロウロしていますと、





・・・ん? 「Closed On Sunday」・・・?





あれ・・・? もしかして、潰れてませんか・・・?

失礼なこと言っちゃった・・・?

日曜だから閉まってるだけ・・・?



もしそうだったとしたら、またわざわざ週に1度の定休日にやって来たワタクシってことですか・・・。

結局「バーガーデン」が今も営業してるのかどうかは、謎ということになりました。



しかたなく、また松田さんに乗り込んでI-15に復帰するのですが、その入口の手前には3年前にも食べに寄った「ペギースーズ 50's ダイナー」があるのです。

代わりにそこで昼ご飯にしようかとも思ったのですが、時計を見てビックリしました。

ヤバい! 時間を使い過ぎた・・・。

この後の予定があるのですよ! 

これはメシ食ってる場合じゃない!

ワタクシにはホントに珍しいことなんですが、昼メシ抜きを決定して、I-15をさらに走り始めました。

目指せ、バーストー!


<つづく>

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