吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

放゛浪 放゛浪 ハワイ2011の12

2011-02-08 00:22:43 | 日記
次にやって来たのはワードセンターズ。

いくつかのブロックに別れたショッピングセンターで、ワタクシはワード・ウェアハウスに好きなお店がいくつかあるのです。

2007年の初ハワイの時は、ここによく来たものですが、去年なんかはほとんど1回も立ち寄らなかったんじゃなかったっけ。

何だか久しぶりな気がします。



ところで、以前から気になってることがあるのです。

どのガイドブックを見ても、ここのことは「ワード」と書かれていますよね。

英文字でつづると「Ward」になるんですが、どうもこれ「ウォード」と書くべきなんじゃないでしょうかね?

だってね「word(単語)」って言葉があって、あれの発音は「ワード」でしょ?

より中学校英語っぽいことを言えば「口を大きく開かずにアー」の発音。

「G」をひっくり返したような発音記号のアレです。

「girl」の時と同じ発音ですよね。

同じような例としては、「虫」は「worm」で「ワーム」と発音するのに対して、「温かい」は「warm」で「ウォーム」ってのがありますね。

ワタクシは、実は中学時代は特に英語の厳しいスパルタ塾に通ってましてね、「worm」と「warm」の発音なんか間違えようもんなら、学生時代ボクシングをやっていたという先生の容赦ないビンタが飛んできましたからね。

そしてそれよりも、こんなのを間違えるのは恥だという意識が、中学生の頃のワタクシにはあったのですよ。

この辺に来た時はいつも、TheBusのアナウンスを注意して聞くようにしてるんですが、やっぱりどう聞いても「ウォード・センターズ」と発音しているようにしか聞こえません。

そうなると「ワード」なんて言ってるのが恥ずかしいことだと思えてきてしまうのです。

まぁ、ワタクシ一人が頑張っても、ガイドブックが書き変わるとは思えないのですが、とりあえずこれ以降「ウォード」と書いてみましょうか。

ついでだから言っておきますが、「賞」のことを「アワード」って発音するのが日本語としてすっかり定着しましたが、あれも恥ずかしいですね。

「アウォード」とすべきだと思うんです(award)。

「a」は「ア」と発音するのだ、というローマ字的固定観念のせいだと思うんですが、「ウォーム(warm)」については、できているんですから。

ちなみに「ウォード・ウェアハウス」の向かい側にシーフード・レストランがありますが、あれも「フィッシャーマンズ・ウォーフ」ですよね。

モチロン英語と日本語は違う言語ですので、英語でされている発音をそのまま日本語で表現するのは無理があるとは思うのですが、明らかな間違い、しかもイージー・ミスが日本中に広まっているなんてのは残念だと思うのですよ。

・・・ところで、そんな塾に通ってて、おかげ様で中学時代は英語がいちばん得意だったはずのワタクシが、いいオトナになってこうも英語がしゃべれないってのは、どういうわけなのでしょうか・・・?

とりあえず、日本の英語教育は偏っちょる! ・・・という一般論にすり替えてゴマカシておきます! そういうことなの!



さて、そんなことを考えながら、ワー・・・じゃない、ウォード・ウェアハウスの中の「ノベル”T”ワールド」というTシャツ屋さんにやって来ました。

226novel-t-world.jpg

アニメのキャラクターTシャツや、ジョークTシャツがいっぱい売られているお店でして、まぁ、いわばナゴヤ堂のライバルとも言えるお店ですね!

まぁ、ジョークTシャツと言えば、やはりナゴヤ堂が世界のトップですからね、ワタクシがこんなところで買い物することはないはずなんですが、たまにはライバルの動向を見ておくというのも・・・。



ちょっと待った!

・・・こ、これ、ください・・・。

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「スパム」のロゴTシャツに、ただ「むすび」を付け加えただけなのですが、たったそれだけのことで、ハワイグッズにしてしまうってのは、なかなかシャレてる気がします。

スパムむすび好きのワタクシ、一発でやられました!

ううむ、やりおるわい!

本当はTシャツ前面にこのプリントの方が好みなのですが、店員のお兄ちゃんは、


「これはバックプリントだけなんだ」


とのこと(左胸に同じロゴが小さく入ってます)。


ワ「umm・・・」


と悩んだフリをしてから、やおら


ワ「Ok! I'll take it!(買うよ)」


と言うと、何となく店員さんも喜んでくれるような気がします。

「I'll take it」がやっと出てくるようになりましたよ、ワタクシは!



まだまだ腹にキムチチャーハンが入ってるような気がするのですが、食べたいお店があったので、晩ご飯に。

やはりウォード・ウェアハウスにある「パイナ・カフェ」です!

227painacafe.jpg

ごめんよ、ごめんよ、写真が暗くなり過ぎちゃってごめんよ。

まぁ、ちょっと灯りが当たりにくいところにあるお店かも。

でも、暗いムードは全くないお店ですよ!

ポキボウル、つまりまぁ、海鮮丼ですね、それが名物のお店で、モニターに表示されたメニューには、注文の順番とかも解りやすく書いてあります。

それに従って、スモールポキボウル、ホワイトライス(白米)、マイルドソース、ショウユアヒ(いわゆるマグロのづけっぽい?)、トッピングに納豆を順に選択。

プレートランチのお店では、ホワイトライス以外にブラウンライス(玄米)が選べることが多いですね。

ブラウンライスの方が栄養価が高く、また言われるほどホワイトライスよりまずいとも思いませんので、ここまでは時々ブラウンライスを選んでいましたが、やはりマグロの刺身となりますとホワイトライスの方が合うかと思ったのですよ。

メインのポキは、ホットショウユアヒなどもありましたが、今回はおとなしく普通のショウユアヒ、ソースもマイルドに。

トッピングに納豆があるのがうれしいのです!

ワタクシは関西出身ですが、納豆好き!

他には、キムチ、フクジンズケ、タクアン、フリカケ、など、なじみ深いトッピングがいろいろありましたよ。

229pokebowl.jpg

わはは。美味そう!

スモールでしたので、占めて5ドルちょいの安さでしたが、今のワタクシには、これで充分でした。

230NT0026pokebowl.jpg

まずいわけがないですよね!

あ、ワタクシ、Tシャツが「ヒマ週末」、アロハは「ブルーブルー」というお気に入りの組み合わせにチェンジしてます。



食後、「ボーダース・ブックス」で絵本を眺めます。

ここも、特に用事というわけではないのですが、近くに来ると寄っちゃうお店ですね。

さらにアラモアナ・センターへ歩いて、センターの中を横切ってケエアウモク・ストリートへ。

今日はデザートを食べるつもりで、張り切っているのです!

モチロン、去年も来ました「リケリケ・ドライブイン」へ!

231-2likelike-daytime.jpg

これまた初日に、去年は撮れなかった日中のこの看板の写真を撮っておいたのです!

これまた、カッコいい看板ですよねえ!

ネオンバージョンもレトロで味があってステキなのですが、今回はネオンの一部が消えてました。

直して! カッコいいんだから!

お店は、去年以上の大混雑で、大人数の家族連れさんも何組か。

ボックス席は埋まってましたので、普通のテーブル席に案内されました。

注文はモチロン、去年食べて大好きになったレモンシフォンパイ! とコーヒー!

ところで、リケリケさんのウェイトレスさん達は、そろいもそろってオバチャンなのですが、これがまた、そろいもそろってかわいいカッコをしているのです。

アメリカでは、よくこういう方を見ますよね。

完全なオバチャンなのですが、髪はポニーテールにしてて、バスケの選手みたいなでっかいスニーカー履いてたりします。

まぁ、ファミレスみたいなもんですから、ユニフォームも若々しいので、それに合わせてるのかもしれませんが。

で、オバチャンなのに、動きも機敏です。

途中からは「みんな、いくつぐらいなんだろう・・・?」って気になりました。

まぁ、でもやっぱりワタクシより年下だったりするんでしょうね!

直接尋ねたりは絶対できませんけどね!

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さあさあ、レモンシフォンちゃん、今年も登場!

・・・あれ? なんかずいぶん今年のコは、平べったいルックスでいらっしゃる・・・。

まぁまぁまぁ、美味しければいいんですけど!

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周りの家族連れさん達にクスクス笑われながら、ワタクシのフォトセッションも終了して、さあ、食べますよ!

モチロン、お味の方は今年もサイコー!

レモンの酸味がすっきり爽やか、甘過ぎない!

いやああ、美味いなー、これ!

今年も大満足!



さあ、そろそろホテルに帰ろうかということで、TheBusに乗るべくアラモアナ・センターへ歩いていますと、いかにもヤンチャ盛りというロコの若者3人連れが、大声でしゃべりながらワタクシを追い越して行きました。

で、追い越してしばらくしたところで、そのうちの一人が振り返って、ワタクシに話しかけたのです。


若「小銭持ってない? 5セントくらいでいいよ!」


いや、これがもっと人気のない通りで、もう少しでも声に熱心なトーンが加わっていたら、ワタクシは即刻ビビったでしょう。

しかし、これは、あんまりです。

人通りも多いケエアウモク・ストリート、アラモアナ・センターのすぐそばじゃないですか。

夜だって、日本人もいっぱい歩いてるような場所だ。

しかも、あまりにもテキトーな、まぁ、ダメでもともと、とりあえず声かけとけ、みたいなノリで。

こんなカジュアルなカツアゲがあってたまるもんかい。

5セントぐらい、まぁいっか、と思わないでもないのですが、そういう金額の問題ではありません。

奴らが「日本人なら、このぐらいの態度でも金を出すかもしれない」みたいに思ってるのだとしたら、とんでもないことです。

なんでここまでナメられにゃいかんのか。

ワタクシは、カチンときたのですね。

ですが、そこはトッサの英会話がまるでダメなワタクシ。

結局口から出たのは、


ワ「あい・はぶ・のー・まねー(1単語ずつ区切るように)!」


という、かわいそう極まりない文章でして、これにはさすがの若者も「しょうがねえな」みたいな態度で戻っていくしかなかったというわけです。

ふふふ、奴にはきっとワタクシがカラテのブラックベルトを持ってるように見えたに違いない・・・。



しかし、もう彼らと同じアラモアナの方へは歩きづらくなってしまいました。

結局TheBusをあきらめて、歩いてホテルに帰ることにします。

ちくしょう、なんであんな奴らのせいで・・・。泣きたい・・・。



ハワイではいつもアロハスピリットあふれる人々に出会うことが多く、そういうところに憧れを抱いているワタクシだけに、この出来事はなんだか残念で、軽く打ちひしがれたような気分でホテルに帰って来ました。

こんな日は、もう早く寝よう。明日も早いんだし。

マイレスカイコートのエレベーターは、2階から24階までのと25階から44階までのに別れています。

24階の部屋に帰るワタクシは、当然24階までのエレベーターに乗るのですが、それに乗ると老夫婦と一緒になりました。

そうしたら、この老夫婦のおばあちゃんが、とてもハッピーな方だったのです!

老夫婦は確か17階くらいのボタンを押したのですが、ワタクシが最上階の24階を押したのを見て、


ば「わぁ、この方、いちばん上の階なのね! きっとペントハウス・スイートに違いないわ!」


と、無邪気に目をキラキラさせておっしゃるのです。

だんなさんの大柄なおじいちゃんも、そんな奥さんの様子を実に幸せそうに微笑んで見ています。 

モチロン24階よりも上にもたくさん部屋があるマイレさんですので、ワタクシの部屋が最上階であるはずはなく、


ワ「No penthouse suite!」


と笑って言うと、おばあちゃんは、


ば「あら、そうなのね!」


とおっしゃって、あとは17階まで3人で笑いました。

ワタクシは「おやすみなさい」を言った後も、24階まで一人で笑いました。

すばらしいハッピーのおすそ分け。

なあんだ、やっぱりハワイで会う人は、アロハあふれる人ばっかじゃないか!

残念な気分を一発でふっ飛ばしてもらったワタクシは、結局その日も、幸せな気分でベッドに入るのでした。


<つづく>

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