吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

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放浪放浪ハワイふられ旅 2013の19

2013-02-25 19:53:44 | 日記
自転車も返しまして、ここからは再びtheBusでの旅。

メイシーズ前のバス停に来ました。

ここから、朝乗ったのと同じ57番シーライフ・パーク行きというバスにまた乗るのですが、これが結構長距離便ですので、イヤな予感がするのです。

すでにワタクシより先にバス停で待ってる日本人の女の子2人組が、ちょっと退屈しているような仕草をしているのですね。

これは・・・やはり、相当待つことになるのでは・・・。

いやいやいや、女の子たちがすでに退屈してるってことは、もうずいぶん待ってるってことだから、そろそろバスが来るんだろ? と思ってみたのですが、なんだか自分でも全然信用できません。

果たして、ここでかなり待たされることになったのでした。

せっかくカイルアで自転車を借りて、90分に1本の70番バスを待たずにすませたのに、これじゃあ、同じことじゃないの!

TheBusに乗るのは楽しいので好きなのですが、1回の旅行に必ず一度はこういうシーンがあるような気がします。

まぁ、道路状況に左右されやすい乗り物だし、しょうがないんですけども、やはり貴重なハワイでの時間、それも最終日の時間が音を立てて削られていくような気がするのは、悲しいのです。

いろんなバスが通りかかりますが、いずれもワタクシが待ってる57番ではありません。

やっと57番が来た、と思うと、シーライフパークの手前のワイマナロ止まりの便だったり・・・。

それにしても、こういう時の「NOT IN SERVICE(回送)」はムカツクったらないですよね!

また多いんだ、これが!

ようやく57番シーライフパーク行きがやって来て、やれやれ、とバスに乗りましたが、ずーっと一緒に待ってた日本人の女の子2人組は意外にもバスをスルー。

あれー? 彼女たち、57番を待ってたんじゃなかったの・・・?

どこへ行くつもりだったの・・・?



さあ、ようやく乗れた57番は南東へ進んで、オアフ島東端のマカプゥ岬の近くにあるシーライフパークまで行くのです。

終点シーライフパークに着きましたが、ワタクシはすぐにバスを降りずに、とりあえず様子を伺いました。

TheBusが変革期にあることは解っているのですが、以前と同じなら、この57番はここでワイキキ行きの23番にチェンジするはずなのです。

ここまで乗って来たお客さんは、ロコっぽい人達がほとんどでして、観光客でもない人がシーライフパークにあまり用事があるとは思えません。

果たして、バスが終点に着いたのに、誰も席を立とうとしないのです。

やはり以前と同じように、このバスはここから23番として、ワイキキ方面へ走るのですね。

ワタクシも座席を動かず、しばらくしますとバスはそのまま発車。

改めて運賃の2.5ドルを払う必要もなく、23番に乗り継いだ格好になったのでした。

しばらく住宅地を走っていたバスが、ルナリロ・ホームRd.という道に入りましたので、ワイルアSt.との角っこで下車。

ルナリロ・ホームRd.をそのまま歩いて行きます。

そう、この辺の流れも、2010年のハワイの時と全く同じです。

となると、モチロン、左の方から異様な威圧感がワタクシに迫って来るのも、あの時と同じ。

193kokocrator.jpg

よう、久しぶりだな、ココクレーター!

お前の自慢のレイルウェイを、今回もまたおれ様が踏みつぶしてやるぜ!

標高370mのこの山を、今は使われてないケーブルカーの廃線路を階段代わりに一直線に登るという、ココクレーター・地獄のレイルウェイ・トレッキング!

ワタクシは過去2回、2009年と2010年のハワイで、このトレッキングに挑み、どちらもヒドイ目に遭ってボロボロにされつつも、何とか頂上まで登って生還しているのです。

前回、2011年の時は、スケジュールが合わず、また「もう2回も登ってるんだし、いいだろう」と思わないでもなかったので、あえてここには来なかったのですが、この山でヒドイ目に遭うというのは、すでにワタクシのハワイの中で「恒例」とみなされていたらしく、


「今回は、どうしてココクレーターに登らなかったのですか?」


という声が、ワタクシにどっと(つまり1人か2人ほどもの人から)寄せられたのでした。

そうかそうか、やはりこの山でヒドイ目に遭うワタクシを、みなさまはご覧になりたい、と。

だったら、その気持ちに応えようじゃないか!

今回は3年ぶり、そして40代になってから初の挑戦ですが、ワタクシだってモチロンむざむざとやられるつもりはありません!

見事返り討ちにしてくれるわ!



・・・とは言いながら、実際にココクレーターの大きな姿を見ると、不安はドンドン大きくなって来ました。

ワタクシも、もはや42歳・厄年。

同年代のみなさま同様、近年とみに体力が落ちてきたことを自覚する機会がやたら多いのです。

さっきは、楽勝だと思っていたラニカイリッジトレイルで、


「あれ? こんなにキツかったっけ?」


なんて思わされています。

と、とりあえず、行けるとこまで行ってみて、あとは臨機応変に・・・なんて、弱気絶好調で、ココヘッド・ディストリクト・パークの入口までやって来ました。



はい、いよいよスタート! というところで写真を撮るのも恒例です。

195nt0037koko2.jpg

そして、この後は、本当に地獄になりました。

前回までは、まだ「地獄」とか書きながらも、そんなものは、ちょっとばかりオーバーに表現してるだけさ、という心の余裕があったように思うのです。

しかし、今回だけは、本当に「地獄」を見ましたよ、ワタクシは!

途中からはもう、一歩登っては休み、一歩登っては水を飲み、すぐにでも登るのなんかやめたいのに、ここまで来てしまったら、戻るのもそれはそれでキツイという絶体絶命のピンチがずーっと、もうずーっと続きました!

そりゃもう、ボヤキもするわってなもんです。



結局、前回同様、あとから登って来た女の子にスッと抜かされるという不祥事が、またも発生しましたが、それでも何とか頂上までは登ることができました!

しかし、線路のいちばん上に立ってしまったワタクシは、もうその少し上の観測小屋の屋根に登って、周りの絶景を見るということが、どうしてもできませんでした。

何なら、もう、観測小屋から見る絶景は前回までで見てますし、この山を登るのは景色が見たいからじゃないんだ、という気分になってしまったのです。

線路脇で少し休んだワタクシは、観測小屋へは近づかず、スタコラとまた線路を降りてしまったのでした。

相変わらず、42歳で、この線路を全部登ることができた、それを確かめることができたなら、もうそれだけでよかったのですね。

そして、このトレッキングの醍醐味は、何と言っても線路を登る途中の苦しさ、死にたさ、切なさ、の中にあるのです。

本当に醍醐味なのか、それは!?



しかし、いや、ホント、今回は危ないところだったという気もします。

もう少し体力が衰えた状態で、レイルウェイに挑んでいたら、ほんのちょっとしたことで命の危険まであったかも、という実感が、今回だけはリアルにありました。

実は、誰にも内緒にしてほしいのですが、ワタクシは今回またレイルウェイに挑むにあたって、年明けから毎日、お世話になっているあるビルの8階までを階段で登るというトレーニングを積んでいたのです。

いやー、あれをやっておいて、本当によかった!

あれがなかったら、今回はヤバかったかもしれません。

とりあえず、レイルウェイは登りきりましたが、引き続き8階まで階段を登るというのは続けてみた方がいいかもしれませんね・・・。



今回もボロボロにやられて、トボトボとココヘッド・ディストリクト・パークを引き上げまして、すぐ近くのバス停で、ワイキキ方面へ戻る1番のバスを待ちました。

ここでもバスがなかなか来なくて、しかも、また急に天候が崩れて、屋根もないバス停でかなり強い雨に打たれるハメになりました。

今回だけは、本当に天候に恵まれませんでしたね!

やっと来た1番のバスでワイアラエAve.まで戻ってきますと、何とか雨は上がっていましたので、ココヘッドAve.との角で下車しました。

夜の明かりの灯るウィルヘルミナ・ライズ。

197wilhelmina.jpg


<つづく>

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