吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

放浪放浪ルート66 9.アルバカーキからグランツ

2011-09-01 19:59:36 | 日記
アルバカーキで泊まったのは「インペリアル・イン・モーテル」!


<動画>


ここでは特に泊まってみたいモーテルがなかったので、立地と安さで選んでみました。

部屋で休んで午後8時半頃でしたか、ネオン狩りに出発!

アルバカーキのネオンと言えば、外せないものはいくつかあるわけですが、とにかくまずはナインマイル・ヒルからの夜景!

アルバカーキの街は盆地になってますので、周囲の高いところへ行けば、夜景がキレイに見えるのだそうです。

ナインマイル・ヒルは、アルバカーキ中心街から西へ9マイル。

そのままルート66であるセントラルAveをひたすら進むだけです。

途中、これまた有名なホットドッグ屋さん(?)「DOG HOUSE」のネオンをチラッと見かけますが、今はまず夜景!

あとでね、とそっとつぶやいて車を走らせます。

だんだん道路が登り坂になって来まして「ここかな?」と思わせる場所に着きました。

・・・なにせ「ここがナインマイル・ヒルです!」なんて看板もないので、だいたいで判断するよりないのですね。

202ninemilehill.jpg

・・・そうです。ワタクシのカメラと腕前では、こういう景色の撮影には限界があるのでした・・・。

ええー、実際に見るともっとずっとキレイですので、みなさんもぜひアルバカーキにお越しの際は・・・

坂を下って戻ります。

西側からアルバカーキの街に入ると、この66ゲートがお出迎え。

203gate66.jpg

街中へ戻って、66ダイナーへ。

204diner66.jpg

やっぱりネオンをまとった66ダイナーはカッコいいですね!

このネオン狩りは、すべてセントラルAveを西へ行ったり東へ行ったりする移動で、相変わらず道路は混雑。

おまけに夜になると道路工事か何かの交通規制まであって、車での移動がとても疲れました。

やれやれ、それでも一応撮りたいものは撮れた、とモーテルに戻って、ガイドブック「Images of 66」の表紙を見た瞬間、ワタクシはまた外に出ました。


「『DOG HOUSE』のネオン撮るの忘れた!」


ダックスフントがしっぽを振りながらソーセージを次々食べるという、とてもかわいらしいネオンで、さっきチラッとついてるところを見たのに!

急いで車を走らせますが、結局ダウンタウンの混雑を抜けて「DOG HOUSE」に着いたのは11時過ぎ。

ネオンサインはもう、消えていたのでした・・・。

うわああ! どうして忘れてしまったあああ!

帰って来てからYOU TUBEで動画を見つけましたので、みなさん、ぜひ見て下さい!

こんなステキなネオンを、現地にいながら・・・。ちくしょー!


<動画>


失意でモーテルのベッドにもぐり込むワタクシ。

翌朝目が覚めてすぐ、もう、こんな街は逃げるように後にしよう、と思いまして、朝ご飯も食べずにカローラを走らせました。

最後に何枚か写真を撮って、この街は終わりにしよう。

206kimo.jpg

アルバカーキ・オールドダウンタウンのランドマーク、キモシアター。

207doghouse.jpg

ぐうう。翌朝の「DOG HOUSE」・・・。

ちくしょー! ネオン見せろ、ネオンを!

212macslasierra.jpg

あ、また牛!

「コーヒーショップでなんで牛?」と思いましたが、メキシコ料理やステーキも出すお店なんですって。

それでコーヒーショップってのがすごい。

211elvadomotel.jpg

ツクムカリの「ブルースワローモーテル」と並び称される伝統ある「エルバド・モーテル」はもうずいぶん長いこと閉まっているようでした。

ガイドブック「EZ66」にも、「この伝統あるモーテルがこの先どうなるかはわからない」みたいに書かれてましたが、何があったんでしょうかね?



さあ、街を出るか、とカローラのアクセルを踏もうとした時、道の脇の公園でフリーマーケット? 朝市? なんかそういうのをやっているのが見えました。

そういえば、土曜日の朝なんですよね。

急ぐ旅でもなし、ちょっと寄って行こうか。

車を止めて、公園に歩いて行きました。

そしたら、そこで見つけたのが、これです。


<動画>


208farmersbowl1.jpg

紙パックに入った「Farmer's Bowl」5.5ドル、これがメチャクチャ美味しかったのです!

今思い出しても、ヨダレが出るレベル! いつか、また食べたい!

最後の最後で、これに巡り会えて、やっぱりアルバカーキもとてもいい街!



さあ、I-40に戻りまして、しばらく走りますとリオ・プエルコというところを通りかかりました。

ここは周りに何もないところに、

214route66cas.jpg

「ルート66カジノホテル」があるのです!

うははは! この旅初めてのカジノトライアルじゃあ!

217ent.jpg

ワクワクしながら、入口に向かっていますと、カジノから出てきた一般客のおばさんに、イキナリ


「ステキな帽子ね! ブサカワ!」


と大笑いされます。

「Pretty ugly」って「ブサカワ」的な肯定のニュアンスでいいんですよね!?


「ありがとう! ラスベガスで買ったんですよ!」


今回はこれで、Tシャツのみならず、アロハシャツも帽子も、知らない人に話しかけられるキッカケになりましたね!

ワタクシのファッションはイケてはいませんが、時々楽しいことを起こしてくれるんですよ!

カジノでは、ビデオポーカーをプレイしますが、30ドル程がほぼ一瞬で消えてしまいました・・・。

まーまーまーまー! これはね! 観光の一環ですから!

ルート66をよりエンジョイするってだけのことですから!

そんなそんな、お金とか、そういうことを言っちゃダメ!






・・・ちくしょー、調子悪かったなぁ・・・。

・・・まったく役ができる気配がなかったもんなぁ・・・。

・・・どうせ負けるにしても、ちょっとくらい盛り上げてくれりゃいいのになぁ・・・。



ほうほうの体でカジノを逃げ出しまして、グランツの街へ。

カジノで思わず時間を食っちゃいましたから、そろそろ昼ご飯にしたかったんですよ。

ちょうどいいですね。

この街にも、狙っていた看板が多かったのですが、まずは

219grantscafe.jpg

「グランツ・カフェ」の美しい看板。

これもルート66アソシエーションが修復したものだそうです。

でも、カフェ自体は閉まってるみたいでした。

220sandsmotel.jpg

「サンズ・モーテル」の看板もいいですね。

メインストリートからすこし引っ込んだところにあるので「1/2 BLOCK」と書いて看板だけメインストリートに出したという珍しいパターン。

221framciscan.jpg

「フランシスカン・ロッジ」もステキですが、これ、建物は大丈夫!?

夜になったら、ちゃんとネオンは灯るのでしょうか・・・?

223roarin20s.jpg

見た瞬間「うわああ!」と、悲鳴とも何ともつかない声を思わず上げてしまった「The Roarin' 20's」の看板!

ボロボロの古びかたも含めて、なお堂々としたカッコよさを感じる逸品!

「The」のところには、元は何て書かれていたんでしょう?

たぶん飲食店だと思うのですが、お店は潰れてました。

ちなみに、屋号は「狂乱の1920年代」ということで、アメリカの1920年代はジャズと狂騒に満ちた時代だったということだそうです。



ところで、このように看板は豊作だったものの、グランツという街は、これまで見てきた小さな街の中でも最もさびれつつあるというか、不景気が深刻な街のようで、とにかく開いているお店がほとんどありません。

みんな、どうやって生活してるんでしょう?

比較的新しめの看板を出しているレストランも潰れてまして、


「あああ、こりゃダメだ」


と空腹を抱えつつ、カローラに戻りました。

昼ご飯・・・。



I-40に戻って、次の出口にトラックストップがあったので、空腹に耐えかねてそこの「デイリークイーン」でハンバーガーを。

225dq.jpg

それでも、フレンチフライをちゃんとグリーンサラダに変更してもらうところに、ワタクシの意地を感じて下さい!


<つづく>

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