DAY6は気合の5時起きからスタート!
ものすごい眠気ですが、それでも気持ちを奮い立たせて出発できたのは、今日の行先が楽しみな気持ちよりも、むしろ「シルバー・スパー・モーテル」を少しでも早く出ていきたいという一心でした!
ありがとう、「シルバー・スパー・モーテル」!
真っ暗な中を、287号線の南行きというのでひた走りますが、これはなかなかにキツかった!
暗いわ、寒いわ、眠いわ、頭痛いわで、本当に死がすぐ隣に迫ってきていたように思えます。
こういう時に、ほんの小さなはずみとかがあれば、人なんか簡単に死んじゃうんだ、とボンヤリ思ってました。
上の動画は、まだ最後のテンションを振り絞ってしゃべってますが、それ以降日の出までは、本当にヤバい状態でした。
例えば、その途中に通ったクラレンドンという街では、「IT'LL DO MOTEL(「これでいいやモーテル」って感じ?)」というおもしろい屋号のモーテルを見つけたのに、
「暗いし、写真撮ってもしょうがない」
と思ってしまうと、どうしてもわざわざ車を停める気力が沸かず、結局通過してしまったりしています。
おもしろいものを見ないなら、なんのためにわざわざアメリカまで来たんだよ!
メンフィスという街でガソリンスタンドに寄って、給油と朝食。
待望の熱いコーヒーと菓子パンを腹に入れると、ようやく人心地ついた気分。
そろそろ夜明けなのですが、ガマンできずにトランクの荷物から上着も出して着ました。
また走り出すと、日が昇って明るくなってきて、気分はさらに上向きに。
ああ、これでもう大丈夫だ、と心から思ったのでした。
危なかった。本当に、危なかったと思います。
本当に何もなくてよかったよかった。
ところで、今回もガソリンは安かったですねえ。助かります。
これは、この日給油をした後に見たのですが、ガロンあたり1.75ドルはすごいなあ。
去年ぐらいから、このガロンあたりの数字を、野球の打率風に読むのがワタクシの中で定着してまして、この時も、
「1割7分5厘! 安い!」
っていう具合でした。
この旅で見た最安値だったかも。
こうなると、2割バッターなんていう強打者のガソリンスタンドは相手にしたくない気分ですね。
これは、ウィチタフォールズという街で見た「Arby's」の看板。
初日にデンバーで食べたハンバーガーチェーンですが、以前はこういうでっかい看板だったようで、これを初めて見た時は、チェーン店とは思わなかったんですよね。
最近の店舗では、もっと小さい看板になってしまっていて、残念! ・・・と思っていたら、この看板の店舗もすでに閉店してて、建物は取り壊されてました。あらららら。
結局、それでも5時に起きて出発できたのは、本当によかったのです。
今日の行程のチェックポイントと思っていたディケーターという街に、なんとお昼前に着くことが出来ました。
おおお、これは、ワタクシ、我ながらよくやった!
今日はこの先のダラス・フォートワースあたりを目的地にしているのですが、ここに早めに着けるようなら、この後に楽しみな寄り道を盛り込めるな、と思っていたのです。
これは文句なく寄り道、実行できる!
ここまでずっと南東に走ってきた287号線から東向きの380号線へと針路変更。
ほっとしたら、お腹空いてきました。
午前中とはいえ、ボチボチお昼近い時間ですし、朝早かったですからね。
さっき、ディケーターに着く直前に「CATFISH」とでかでかと書かれた看板のレストランがあったのですが、急でしたので思わず通過してきてしまったのです。
ああああ・・・「CATFISH」って書いてあったあ・・・!
「CATFISH」は、ワタクシの好物・ナマズですね!
アメリカ旅行のたびに、どこかで一度は食べてるんですが、今回はまだ。
ガゼン、昼飯はナマズ以外考えられない! ということになりました。
380号東行きを走りながら、ナマズを食べられそうなお店を探します。
ファストフードじゃだめでして、大きめのレストランでステーキとかバーベキューとか書いてるようなとこ。
しかし、いざ探すとなかなかないのです、こういうお店。
マクドナルド、サブウェイ、バーガーキング、アービーズ、ソニックドライヴイン・・・チェーンのファストフードばっかり目につきます。
途中、デントンという街を通り過ぎても、それっぽいレストランがなく、困っていましたら、それよりも道のことが不安になってきました。
380号線をずっと進んで来て、一度も曲がっていないにもかかわらず、どうも道を間違えてるんじゃないかと思えてきたのです。
こんなに遠かったっけ? どこかで違う道に入り込んだ? いや、でも、曲がってないよなあ・・・。
不安が高まり切ったところで「プレイリー・ハウス」という大きなレストランが現れました。
しめた、これならキャットフィッシュあるだろうし、運転休んで頭を冷やそう。
そしたら、このお店、思った以上の大当たりでした!
鹿の頭がたくさん飾られてたり、店員さんがチェックのシャツだったり、どことなく「BIG TEXAN」に似た演出。
しかし、鹿の角のシャンデリアはスゴイ!
出ました! フライド・キャットフィッシュ!
ゴージャス! ものすごい量!
ただ、悔しいことに、こういう料理が出てくると、反射的に、
「キャットフィッシュとコールスロー中心に食べ進めよう。ポテトはたぶん残すことになるから無理せずに・・・」
などと、一部を残す前提で計算する癖がついてしまいました。
果たしてその通り、キャットフィッシュとコールスローは完食、ポテトを若干残して終了・・・。
いや! でも! とても美味しかったのですよ!
道も、別に間違ってたわけじゃないことが判明しまして、無事運転再開。
どうやら目指すテキサス州ダラスの近くに来ていたようです。
そのままフリスコという街に向かいまして、
「フリスコ・ディスカバリー・センター」の中の「ナショナル・ビデオゲーム・ミュージアム」にやって来ました!
またしてもゲームで、ホントすみません!
でもね、今日はこれが楽しみで、早起きして来たんですよね!
こちらは2016年4月にオープンしたばかりのピッカピカ!
早速入ってみましょう!
巨大なテレビでプレイできる「ポン」!
ワタクシの大好きな「Qバート」というビデオゲームと、その各種家庭用ハードへの移植比べ!
これ、とてもおもしろいですね!
左真ん中の「VIC-20」の画面が強引過ぎる! もう別のゲームになってる!
これ、グッと来ました!
木目調の壁、レトロな家具! あの頃のアメリカの家庭!
リビングのテレビで、家族で遊ぶビデオゲーム!
経験してないワタクシでも胸に迫ります。
ドンキーコングをプレイしてる男性は、展示ではなくて一般のお客様です。
・・・たぶん。
そして、やっぱり、最後はコレですよね!
入口で入場料を払ったら、チケットとトークン4枚をくれたので、もしや、と思ったら、やっぱりこういうこと!
レトロアーケードのコーナーです!
「パックマニア」「バーガータイム」「スクランブル」などの好きなゲームで、トークン4枚をすぐに使い切っちゃって、両替してさらに遊びました。
いやー、楽しい!
お土産コーナーでTシャツ買いました!
ブロック崩しなんですが、ブロックがテキサス州の形になってて、ボールがこのミュージアムのあるフリスコの街の位置にある!
何というステキなセンス!
これはカッコいい!
はい! ゲームファンのみなさまには、ぜひ動画でもご覧いただきたいと思うのであります!
とっても楽しい「ナショナル・ビデオゲーム・ミュージアム」!
本当にすばらしいところでした!
・・・でもね、ひとこと言わせてもらえば、これは本当は日本が作らなきゃいけない施設なのだと思うのですよ。
中のゲームの多くは日本発のものなのですしね。
アメリカさんは、ちゃんとゲームのことを文化として捉えているから、国立という形でこんな施設が作れるのですね。
日本ではどうしてそれができないのか!
・・・なあんてことも、ちょっぴり思っちゃいましたが、やっぱりまぁ、それよりも、とにかく楽しい! 幸せ! という気持ちでいっぱい。
いやぁ、無理して早起きしてきてよかった!
<つづく>
ものすごい眠気ですが、それでも気持ちを奮い立たせて出発できたのは、今日の行先が楽しみな気持ちよりも、むしろ「シルバー・スパー・モーテル」を少しでも早く出ていきたいという一心でした!
ありがとう、「シルバー・スパー・モーテル」!
真っ暗な中を、287号線の南行きというのでひた走りますが、これはなかなかにキツかった!
暗いわ、寒いわ、眠いわ、頭痛いわで、本当に死がすぐ隣に迫ってきていたように思えます。
こういう時に、ほんの小さなはずみとかがあれば、人なんか簡単に死んじゃうんだ、とボンヤリ思ってました。
上の動画は、まだ最後のテンションを振り絞ってしゃべってますが、それ以降日の出までは、本当にヤバい状態でした。
例えば、その途中に通ったクラレンドンという街では、「IT'LL DO MOTEL(「これでいいやモーテル」って感じ?)」というおもしろい屋号のモーテルを見つけたのに、
「暗いし、写真撮ってもしょうがない」
と思ってしまうと、どうしてもわざわざ車を停める気力が沸かず、結局通過してしまったりしています。
おもしろいものを見ないなら、なんのためにわざわざアメリカまで来たんだよ!
メンフィスという街でガソリンスタンドに寄って、給油と朝食。
待望の熱いコーヒーと菓子パンを腹に入れると、ようやく人心地ついた気分。
そろそろ夜明けなのですが、ガマンできずにトランクの荷物から上着も出して着ました。
また走り出すと、日が昇って明るくなってきて、気分はさらに上向きに。
ああ、これでもう大丈夫だ、と心から思ったのでした。
危なかった。本当に、危なかったと思います。
本当に何もなくてよかったよかった。
ところで、今回もガソリンは安かったですねえ。助かります。
これは、この日給油をした後に見たのですが、ガロンあたり1.75ドルはすごいなあ。
去年ぐらいから、このガロンあたりの数字を、野球の打率風に読むのがワタクシの中で定着してまして、この時も、
「1割7分5厘! 安い!」
っていう具合でした。
この旅で見た最安値だったかも。
こうなると、2割バッターなんていう強打者のガソリンスタンドは相手にしたくない気分ですね。
これは、ウィチタフォールズという街で見た「Arby's」の看板。
初日にデンバーで食べたハンバーガーチェーンですが、以前はこういうでっかい看板だったようで、これを初めて見た時は、チェーン店とは思わなかったんですよね。
最近の店舗では、もっと小さい看板になってしまっていて、残念! ・・・と思っていたら、この看板の店舗もすでに閉店してて、建物は取り壊されてました。あらららら。
結局、それでも5時に起きて出発できたのは、本当によかったのです。
今日の行程のチェックポイントと思っていたディケーターという街に、なんとお昼前に着くことが出来ました。
おおお、これは、ワタクシ、我ながらよくやった!
今日はこの先のダラス・フォートワースあたりを目的地にしているのですが、ここに早めに着けるようなら、この後に楽しみな寄り道を盛り込めるな、と思っていたのです。
これは文句なく寄り道、実行できる!
ここまでずっと南東に走ってきた287号線から東向きの380号線へと針路変更。
ほっとしたら、お腹空いてきました。
午前中とはいえ、ボチボチお昼近い時間ですし、朝早かったですからね。
さっき、ディケーターに着く直前に「CATFISH」とでかでかと書かれた看板のレストランがあったのですが、急でしたので思わず通過してきてしまったのです。
ああああ・・・「CATFISH」って書いてあったあ・・・!
「CATFISH」は、ワタクシの好物・ナマズですね!
アメリカ旅行のたびに、どこかで一度は食べてるんですが、今回はまだ。
ガゼン、昼飯はナマズ以外考えられない! ということになりました。
380号東行きを走りながら、ナマズを食べられそうなお店を探します。
ファストフードじゃだめでして、大きめのレストランでステーキとかバーベキューとか書いてるようなとこ。
しかし、いざ探すとなかなかないのです、こういうお店。
マクドナルド、サブウェイ、バーガーキング、アービーズ、ソニックドライヴイン・・・チェーンのファストフードばっかり目につきます。
途中、デントンという街を通り過ぎても、それっぽいレストランがなく、困っていましたら、それよりも道のことが不安になってきました。
380号線をずっと進んで来て、一度も曲がっていないにもかかわらず、どうも道を間違えてるんじゃないかと思えてきたのです。
こんなに遠かったっけ? どこかで違う道に入り込んだ? いや、でも、曲がってないよなあ・・・。
不安が高まり切ったところで「プレイリー・ハウス」という大きなレストランが現れました。
しめた、これならキャットフィッシュあるだろうし、運転休んで頭を冷やそう。
そしたら、このお店、思った以上の大当たりでした!
鹿の頭がたくさん飾られてたり、店員さんがチェックのシャツだったり、どことなく「BIG TEXAN」に似た演出。
しかし、鹿の角のシャンデリアはスゴイ!
出ました! フライド・キャットフィッシュ!
ゴージャス! ものすごい量!
ただ、悔しいことに、こういう料理が出てくると、反射的に、
「キャットフィッシュとコールスロー中心に食べ進めよう。ポテトはたぶん残すことになるから無理せずに・・・」
などと、一部を残す前提で計算する癖がついてしまいました。
果たしてその通り、キャットフィッシュとコールスローは完食、ポテトを若干残して終了・・・。
いや! でも! とても美味しかったのですよ!
道も、別に間違ってたわけじゃないことが判明しまして、無事運転再開。
どうやら目指すテキサス州ダラスの近くに来ていたようです。
そのままフリスコという街に向かいまして、
「フリスコ・ディスカバリー・センター」の中の「ナショナル・ビデオゲーム・ミュージアム」にやって来ました!
またしてもゲームで、ホントすみません!
でもね、今日はこれが楽しみで、早起きして来たんですよね!
こちらは2016年4月にオープンしたばかりのピッカピカ!
早速入ってみましょう!
巨大なテレビでプレイできる「ポン」!
ワタクシの大好きな「Qバート」というビデオゲームと、その各種家庭用ハードへの移植比べ!
これ、とてもおもしろいですね!
左真ん中の「VIC-20」の画面が強引過ぎる! もう別のゲームになってる!
これ、グッと来ました!
木目調の壁、レトロな家具! あの頃のアメリカの家庭!
リビングのテレビで、家族で遊ぶビデオゲーム!
経験してないワタクシでも胸に迫ります。
ドンキーコングをプレイしてる男性は、展示ではなくて一般のお客様です。
・・・たぶん。
そして、やっぱり、最後はコレですよね!
入口で入場料を払ったら、チケットとトークン4枚をくれたので、もしや、と思ったら、やっぱりこういうこと!
レトロアーケードのコーナーです!
「パックマニア」「バーガータイム」「スクランブル」などの好きなゲームで、トークン4枚をすぐに使い切っちゃって、両替してさらに遊びました。
いやー、楽しい!
お土産コーナーでTシャツ買いました!
ブロック崩しなんですが、ブロックがテキサス州の形になってて、ボールがこのミュージアムのあるフリスコの街の位置にある!
何というステキなセンス!
これはカッコいい!
はい! ゲームファンのみなさまには、ぜひ動画でもご覧いただきたいと思うのであります!
とっても楽しい「ナショナル・ビデオゲーム・ミュージアム」!
本当にすばらしいところでした!
・・・でもね、ひとこと言わせてもらえば、これは本当は日本が作らなきゃいけない施設なのだと思うのですよ。
中のゲームの多くは日本発のものなのですしね。
アメリカさんは、ちゃんとゲームのことを文化として捉えているから、国立という形でこんな施設が作れるのですね。
日本ではどうしてそれができないのか!
・・・なあんてことも、ちょっぴり思っちゃいましたが、やっぱりまぁ、それよりも、とにかく楽しい! 幸せ! という気持ちでいっぱい。
いやぁ、無理して早起きしてきてよかった!
<つづく>