吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

中西部こじれ旅 15

2016-10-03 16:01:34 | 日記
大満足で「ナショナル・ビデオゲーム・ミュージアム」を出まして、またも「コロラドの赤い虎」号で南へ。

ダラスとフォートワースという2つの都市は東西に並んでいて、その間に広い広いダラス・フォートワース国際空港があるのです。

その空港の脇を抜けて、ダラスとフォートワースの間あたり、グランド・プレーリーという街の「トレードウィンズ・モーテル」に宿を取りました!



おおお! すばらしい看板!

ハッキリ言って、グランド・プレーリーというところには何の思い入れもなく、ただただこの看板のためだけにここに泊まることにしたのでした。

荷物置いたら、すぐ出発。

フォートワースの街へ出てみるのです。



街の一角「フォートワース・ストックヤード」というあたりが、古き良きテキサス、みたいな感じのテーマパークのようになっているらしく、ぜひ見てみたいのですね。



こんな感じのカッコいいステーキハウスが何軒も!

そんな中、いちばん楽しみだったのが「ビリーボブズ・テキサス」というところ。



しかし、楽しみとかいう割りに、ワタクシ実はこの施設が何なのかよく解ってません。

たぶんライヴ演奏を楽しめて、ステーキとか食べることができて、だったらお酒も当然飲めて、もしかしたらダンスもできる・・・?

16ドルくらいの、結構なお金を払って入場。



広い店内は、だいたい予想通りで、ステージあり、ダンスフロアあり、バーやレストランあり、ビリヤード台なんかもあり。

ただ、これはちょっと失敗しましたね。

こういうところが盛り上がるのは、もうちょっと遅い時刻なのでしょう。

まだみんな、何か飲みながら大きなビジョンで流れるアメフトの中継を見たりして、ゆっくり楽しんでますね。

そして、こういうところは、いわゆる「リア充」的な人々の娯楽の場なのですね、きっと。

どうも、一人でやって来て、お酒も飲めないワタクシは、どうしていいもんだか解んなくて、さらに浮いてしまう感じ。

と、とりあえずギフトショップに逃げ込んで、絶対買おうと決めてたTシャツだけは買いました。



わはは。でっかいことが自慢のテキサスですが、さすがにこれはでか過ぎ!

いいバカっぽさが出てまして、大好き!

あとは、店内のネオンの写真。

ビールのブランドのネオンとかもたくさんありましたが、



このカウボーイネオンがステキでした。

結局、楽しいところなんだろうけどな、自分にはよく解んないな、という惜しい感想が残って、ビリーボブズを後に。



んじゃ、晩ご飯だ。

ここはやっぱステーキ食わなきゃな!

昨日もアマリロでステーキだったけど、それはそれとして、フォートワースでもやっぱりステーキ食わなきゃな!

あまたあるステーキ屋さんの中から、先ほどの写真の「キャトルメンズ・ステーキハウス」に。

やっぱり「牛」が乗ってるステーキ屋さんが好き!

外から見ると、扉の中が真っ暗でしたので「え、やってないの?」と思いましたが、大丈夫、やってます。

ただ、アレね。やっぱり、結構高級そうなお店なのね。

アロハに麦わらのカウボーイハットで、ちょっと場違いな感じ・・・。

あ、そうだ、昨日「BIG TEXAN」で食べた奴が美味しかったよね、なんだっけ、リブ・・・リブ・・・?

思い出しきれず「バーベキュー・リブ」を頼んでしまいました。



うおお!? 昨日のと全然違うぞ! ・・・って、当たり前だっつの。

昨日食べたのは「リブ・アイ・ステーキ」ですもんね。

しまった、そして、ハーフもあったのに、わざわざフルで頼んじゃった・・・。

正直、これも見た瞬間「死」を覚悟しましたが、なんとか最後のひと切れ以外は腹に押し込んで、勝てはしなかったけど健闘したね、というところに持ち込めました。ふいー。



なおも、ストックヤードをフラフラして、ネオンとかを写真に撮っていますと、通りすがりのカップルの男性の方が、ワタクシに話しかけてきました。

テキサス・レンジャーズのキャップを被った、いかにも地元っ子って感じのお兄ちゃんですが、女の子連れてるのによく他人に絡めるね・・・。


兄「旅行かい? 一人で?」


おう、この野郎、てめえはかわいい彼女連れてるからって、ずいぶん無神経にナーバスなとこ突いてくるじゃねえか。


ワ「おれはいつも一人だぜ」


だから、彼女の買い物に付き合ったりしなくていいし、ネオンの写真ばっか撮ってても、誰からも文句言われないんだぜ、いいだろ、という気持ちを込めて言いましたが、そこまでは伝わらないんでしょうね!


兄「どうしてテキサスに?」


というので、自慢のカウボーイハットのツバをぐっと持ち上げて、


ワ「それはおれが、カウボーイだからさ!」


と160km/hの剛速球をど真ん中に投げ込んだところ、


兄「でも、その帽子はカウボーイのじゃなくて、海で被る奴だろ?」


と、思いっ切りピッチャー返しを食らってしまって、ぐうの音も出ませんでした。


ワ「バレたか。そう、本当はボクはカウボーイじゃない。でも、本当のカウボーイになりたいと思ったから、テキサスに来たんだ」


とまで言えれば、まぁまぁだったと思うんですが、例によってとっさの英作文が間に合いませんでした・・・。

それにしても、このイカした麦わらのカウボーイハットの、どこをどう見たら、浜辺でおじさんが被ってるような、あのダサい麦わらと同じだと思えるんだ!

まったく、テキサスの田舎野郎は、ファッションってものを理解してやがらねえから、困ったもんだぜ!

・・・無理矢理、強気に思い込みましたが、実際に取った行動は、モーテルに逃げ帰って泣き寝入りでしたよね・・・。



ということで、DAY6もなんとか無事に終了!








<つづく>

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