セリグマンまであと20マイル弱というところでI-40を降りて、これまたかつてのルート66であるクルークトンRdに入りました。
すばらしい一本道ですね!
さて、セリグマンも実はとても楽しみだった街なのです。
先ほどのウィリアムズが「ルート66終焉の地」なら、セリグマンは「ルート66生誕の地」。
1987年にルート66の保存と観光資源化による地域活性化運動が始まったのがこのセリグマンで、そこからルート66が通る8州にアソシエーションができていったということのようです。
そして、そもそもその運動を始めたのがホアンとエンジェルのディルガディーロ兄弟。
街には、お2人に関わるお店がありますので、後で訪ねてみましょう。
そして、とにかく小さな街全体がおもちゃ箱みたいで、とても楽しそうなのが、この街の魅力です!
絶景田舎道のクルークトンRdには、途中に「鹿、飛び出し注意!」の標識があったのですが、そのデザインが奈良公園辺りで見る標識と同じデザインで、ちょっと不思議な気分でした。
幸い鹿にぶつかることもなくしばらく走りますと、セリグマンの街に到着!
街の東の外れ辺りには、「ステージコーチ・モーテル」のストイックな美しさを持つ看板があります。
おおお、カッコいい・・・。
カッコいいんだが、しかし、それにしても・・・。
誰だあ! この美しい看板にベティちゃんを描いたのは!
違うでしょ! そういうことじゃないでしょ!
この看板については、幾何学的な形の美しさを味わうものであって! ね!
そういうことはしちゃダメでしょうが! どうして解んないかなあ! もう!
百歩譲ってベティちゃんを描くなら、せめてもっと上手に・・・。
ワタクシが見てた写真では、ベティちゃんなんか描かれてませんでしたので、とにかくビックリしました。
ホントにもう、何てことを・・・。
街に入りまして、
これまた泊まってみたかった「スパイ・モーテル」に部屋を取りました!
例によって、看板がカッコいい!
スパイってのは、この辺の地名みたいでした。
荷物を置いて、早速街を歩き回ることにします。
まずは、来た道を東へ戻る格好で歩き出しますと、モーテルからすぐにあるのが「カッパーカート・レストラン」。
この看板もイカス!
晩ご飯はここにしよっかな。
屋根にマネキンさん達が載っているお土産屋さん。
どことなくうわの空なイケメンと美女とともに。
またも「クレイジータクシー」ごっこ。
「50年代に戻れ!」これまた実にカッコいい看板の、ガソリンスタンドを改造したお土産屋さん。
こちらは、元はエンジェル・ディルガディーロさんの散髪屋。
今はビジターセンターでありお土産屋さん。
でも「オフィス」と書かれた部屋の中には、床屋の椅子がありました。
お願いすれば、今でも髪を切ってくれるそうです。
ここでは、エンジェルさんの息子さんでしょうか、若いお兄さんの店員さんに話しかけられました。
店「ニホンジン?」
ワ「Yes , from Tokyo」
店「コンニチワ、ドモアリガトゴザイマス、コッチコッチ」
ワ「?」
壁の方に手招きされて、行ってみますと写真がいっぱい。
店「コレ、マサトシ・ナカムラ、ヒロシ・フセ、シズチャン、ミカコ・タベ」
日本のTV番組でここを訪れた芸能人の写真でした。
中村正俊さんや布施博さんの番組があったのは知ってましたが、しずちゃんは? 「弾丸トラベラー」?
そして、そうか、多部美華子ちゃんもここに・・・。
で、この店員さん、日本語がどんどん出てきますね!
さらに東へ歩きますと、ホアン・ディルガディーロさんが始めたアイスクリームやハンバーガーなどのお店「スノウキャップ」!
このお店こそがセリグマンの象徴って気がしますね! なんて楽しそう!
ホアン・ディルガディーロさんは、残念ながらすでに亡くなっていて、現在は息子さんがお店を経営しているとのことですが、注文から商品を渡すまで、お客さんをイジリ倒すホアンさんのユーモア精神は、ちゃんと息子さん達に受け継がれているのだそうですよ!
お店の入口。
「SORRY , WE'RE OPEN」に、まずはニヤリとさせられますが、お店に入ろうとしますと、ドアの左右にノブが。
どちらが本物のノブかは、現地で確かめてね!
店内もいろんなグッズがビッシリ!
在りし日のホアンさんの白黒写真が泣かせます。
お店に入ると、お店の方が先客の家族連れにいろいろとジョークを仕掛けているところでした。
ワタクシはなぜかここには必ず「びっくりマスタード」があるに違いないと思っていたのです。
(「びっくりマスタード」ってのは、マスタードの容器の中に黄色いヒモが仕込まれてるというもので、いきなり誰かに向けて発射すると、本当にマスタードが飛び出たように見えてみんなビックリ、というジョークグッズです)
そしたら、ここで、ちゃんとお店の方がお子さんに向かって「びっくりマスタード」を発射していて、ワタクシは
「そうだろう、そりゃ、あるよね、ここには」
と不思議な満足感を味わったのでした。
アイスクリーム。
先客がご家族連れでしたので、お店の方はそっちをイジるのに一所懸命で、ワタクシのことはあんまりイジってくれませんでしたが、ま、それはしょうがないですね。
お店の裏にも、いろんな看板ビッシリのスペースがありました。
その名も「ホアンズ・ガーデン」。
こういうところなら、本当に何時間でも過ごせてしまいますね・・・。
「スパイ・モーテル」の前まで戻って、そのまま今度は街の西側へ。
「ロードキル・カフェ」というお店。
「ルート66モーテル」というモーテルは、それこそどこの街にも1軒はあったような気がするくらいですが、ここセリグマンの「ルート66モーテル」は、看板が象徴的で抜群に美しいので、写真集などには必ず載ってますし、この看板の写真そのままの絵葉書やポスターなども、これまでのあちこちのお土産屋さんで見ました。
モーテルも評判はいいようで、今回「スパイ・モーテル」が満室だったりしたら、こちらに泊まろうと思っていたのでした。
さあ、そうこうするうち、夕暮れの時間帯になってきましたよ!
ネオンに灯が入ってみますと、やはり、この2軒のモーテルが、ダントツでカッコいい!
<つづく>
すばらしい一本道ですね!
さて、セリグマンも実はとても楽しみだった街なのです。
先ほどのウィリアムズが「ルート66終焉の地」なら、セリグマンは「ルート66生誕の地」。
1987年にルート66の保存と観光資源化による地域活性化運動が始まったのがこのセリグマンで、そこからルート66が通る8州にアソシエーションができていったということのようです。
そして、そもそもその運動を始めたのがホアンとエンジェルのディルガディーロ兄弟。
街には、お2人に関わるお店がありますので、後で訪ねてみましょう。
そして、とにかく小さな街全体がおもちゃ箱みたいで、とても楽しそうなのが、この街の魅力です!
絶景田舎道のクルークトンRdには、途中に「鹿、飛び出し注意!」の標識があったのですが、そのデザインが奈良公園辺りで見る標識と同じデザインで、ちょっと不思議な気分でした。
幸い鹿にぶつかることもなくしばらく走りますと、セリグマンの街に到着!
街の東の外れ辺りには、「ステージコーチ・モーテル」のストイックな美しさを持つ看板があります。
おおお、カッコいい・・・。
カッコいいんだが、しかし、それにしても・・・。
誰だあ! この美しい看板にベティちゃんを描いたのは!
違うでしょ! そういうことじゃないでしょ!
この看板については、幾何学的な形の美しさを味わうものであって! ね!
そういうことはしちゃダメでしょうが! どうして解んないかなあ! もう!
百歩譲ってベティちゃんを描くなら、せめてもっと上手に・・・。
ワタクシが見てた写真では、ベティちゃんなんか描かれてませんでしたので、とにかくビックリしました。
ホントにもう、何てことを・・・。
街に入りまして、
これまた泊まってみたかった「スパイ・モーテル」に部屋を取りました!
例によって、看板がカッコいい!
スパイってのは、この辺の地名みたいでした。
荷物を置いて、早速街を歩き回ることにします。
まずは、来た道を東へ戻る格好で歩き出しますと、モーテルからすぐにあるのが「カッパーカート・レストラン」。
この看板もイカス!
晩ご飯はここにしよっかな。
屋根にマネキンさん達が載っているお土産屋さん。
どことなくうわの空なイケメンと美女とともに。
またも「クレイジータクシー」ごっこ。
「50年代に戻れ!」これまた実にカッコいい看板の、ガソリンスタンドを改造したお土産屋さん。
こちらは、元はエンジェル・ディルガディーロさんの散髪屋。
今はビジターセンターでありお土産屋さん。
でも「オフィス」と書かれた部屋の中には、床屋の椅子がありました。
お願いすれば、今でも髪を切ってくれるそうです。
ここでは、エンジェルさんの息子さんでしょうか、若いお兄さんの店員さんに話しかけられました。
店「ニホンジン?」
ワ「Yes , from Tokyo」
店「コンニチワ、ドモアリガトゴザイマス、コッチコッチ」
ワ「?」
壁の方に手招きされて、行ってみますと写真がいっぱい。
店「コレ、マサトシ・ナカムラ、ヒロシ・フセ、シズチャン、ミカコ・タベ」
日本のTV番組でここを訪れた芸能人の写真でした。
中村正俊さんや布施博さんの番組があったのは知ってましたが、しずちゃんは? 「弾丸トラベラー」?
そして、そうか、多部美華子ちゃんもここに・・・。
で、この店員さん、日本語がどんどん出てきますね!
さらに東へ歩きますと、ホアン・ディルガディーロさんが始めたアイスクリームやハンバーガーなどのお店「スノウキャップ」!
このお店こそがセリグマンの象徴って気がしますね! なんて楽しそう!
ホアン・ディルガディーロさんは、残念ながらすでに亡くなっていて、現在は息子さんがお店を経営しているとのことですが、注文から商品を渡すまで、お客さんをイジリ倒すホアンさんのユーモア精神は、ちゃんと息子さん達に受け継がれているのだそうですよ!
お店の入口。
「SORRY , WE'RE OPEN」に、まずはニヤリとさせられますが、お店に入ろうとしますと、ドアの左右にノブが。
どちらが本物のノブかは、現地で確かめてね!
店内もいろんなグッズがビッシリ!
在りし日のホアンさんの白黒写真が泣かせます。
お店に入ると、お店の方が先客の家族連れにいろいろとジョークを仕掛けているところでした。
ワタクシはなぜかここには必ず「びっくりマスタード」があるに違いないと思っていたのです。
(「びっくりマスタード」ってのは、マスタードの容器の中に黄色いヒモが仕込まれてるというもので、いきなり誰かに向けて発射すると、本当にマスタードが飛び出たように見えてみんなビックリ、というジョークグッズです)
そしたら、ここで、ちゃんとお店の方がお子さんに向かって「びっくりマスタード」を発射していて、ワタクシは
「そうだろう、そりゃ、あるよね、ここには」
と不思議な満足感を味わったのでした。
アイスクリーム。
先客がご家族連れでしたので、お店の方はそっちをイジるのに一所懸命で、ワタクシのことはあんまりイジってくれませんでしたが、ま、それはしょうがないですね。
お店の裏にも、いろんな看板ビッシリのスペースがありました。
その名も「ホアンズ・ガーデン」。
こういうところなら、本当に何時間でも過ごせてしまいますね・・・。
「スパイ・モーテル」の前まで戻って、そのまま今度は街の西側へ。
「ロードキル・カフェ」というお店。
「ルート66モーテル」というモーテルは、それこそどこの街にも1軒はあったような気がするくらいですが、ここセリグマンの「ルート66モーテル」は、看板が象徴的で抜群に美しいので、写真集などには必ず載ってますし、この看板の写真そのままの絵葉書やポスターなども、これまでのあちこちのお土産屋さんで見ました。
モーテルも評判はいいようで、今回「スパイ・モーテル」が満室だったりしたら、こちらに泊まろうと思っていたのでした。
さあ、そうこうするうち、夕暮れの時間帯になってきましたよ!
ネオンに灯が入ってみますと、やはり、この2軒のモーテルが、ダントツでカッコいい!
<つづく>