8月8日月曜日。
アメリカに着いたのが8月1日でしたから、今日でちょうど旅が1週間になります。
今日は、距離は短いので、気持ちは楽ですね。
まずフラッグスタッフの街をちょっと戻って、写真を撮ります。
うわあ、しまった。
この「ウェスタンヒルズ・モーテル」の看板はネオン狩りに来なくちゃいけなかったあ!
カッコいいですよね!
街を出て、相変わらずI-40のドライブですが、ちょっと行ったベルモントという街で「66Roadhouse」というお店に寄ります。
ハーレーダビッドソンのお店も併設されていて、早朝なのに、すでに2台ほどのハーレーが止まっていました。
ここに来たのは、朝ご飯のためではなくて、このお店の中に映画「イージー・ライダー」に出てきた、モーテルの「NO VACANCY」ネオンサインがあるというので、それを見にきたのです。
いや、まぁ、例によって「イージー・ライダー」もモチロン見ていないワタクシなのですが・・・。
お店は朝早いので閉まってまして、仕方なくガラスにカメラをくっつけて、中の様子を覗き込むように撮影。
おお、あれか! モチロン、灯りはついてないけど・・・。
しかし、閉まってるお店の中で、飼われているらしい犬がワタクシに吠えかけています。
ベガの「ドッツ・ミュージアム」でも、犬に吠えられたことで中を見せてもらえましたし、ここでももしかしたら・・・と淡い期待を寄せるワタクシ。
もしご主人に気づいてもらえたら、
「おう、そんなにこのネオンが好きなのか。じゃあ、まだ営業時間じゃないけど、特別にスイッチを入れてやるよ」
なんてことになるのでは!
ようし、ここは図々しく行くぞ、とおかしな決意を固めていると、果たして奥からご主人が出て来まして、ワタクシに向かってたったひと言。
「11時に開くよ」
図々しくもヘッタクレもなくて、ここはスゴスゴと引き下がるしかなかったワタクシでした。
ま、こんなこともあるさ。
ベルモントからパークスという隣の街の辺りでは、古いルート66が存在するようで、しかも未舗装の道もあるのだそうです。
さすがに未舗装はヤバいですが、舗装路の限界まで行ってみようと、次の出口でI-40を降りました。
こんな別れ道も。
「AUTO TOUR」という標識が何を意味するのかよく解りませんが、これもかつてのルート66だったってこと!?
しばらく田舎道を走行していますと、
こんなステキな雑貨屋さんがあったので、思わず車を停めます。
ワタクシが店に入ると、店の前の椅子で本を読んでいたお姉さんも一緒に入って来ました。
お店の人なんですね。
こんな田舎道沿いのお店で1日本を読んで、たまにお客さんが来たら相手をするという暮らしはどんな気分がするものでしょうね。
もうしばらく行くと、この田舎道もひと段落。
またI-40に戻ってすぐのところで、いきなり周りが真っ黄色になってビックリ!
花畑なんですが、I-40のすぐ脇まで花が迫っていました。
思わず似合わんのを承知で、こういう写真に。
さあ、また少し走りますと、ウィリアムズの街に到着!
1985年に、ここウィリアムズでインターステイト40号線が開通したことで、ルート66に代わるインターステイトのルートが完成したのだそうで、そのためウィリアムズは「ルート66終焉の地」と呼ばれています。
また、フラッグスタッフ同様、グランドキャニオン観光の拠点になっているのですが、この街からはグランドキャニオン行きの蒸気機関車が出ているのです。
蒸気機関車でノンビリと旅をするのもステキでしょうね!
観光地らしく、ここも小さいながらも賑やかな街でして、ルート66関連のお土産屋さんもたくさん並んでいます。
うれしくなって、早速歩き回りました。
「アリゾナ・モーターホテル」の看板がカッコいい!
「デイリー・クイーン」は、どこにでもあるチェーン店ですが、なぜかこの看板はカッコいい・・・と思って写真を撮ったら、これ、1960年代の「デイリー・クイーン」の看板だそうですね。
なぜそれが今ここにあるのかは、解りませんでしたが。
また牛!
ゴールドラッシュ時代あたりがテーマでしょうか? オールドタウンという一角。
「月曜定休」と書いてあって、あわてて確かめますと、なんと! 今日がその月曜日・・・。見たかったー!
ステキなアイスクリーム看板!
やたらアダルトなムードの「レッド・ガーター・イン」は、ホテル&ベーカリーという不思議な営業形態。
2階の窓から、美女が超誘惑。
昼ご飯は、これまたルート66ファンには有名なお店「クルーザーズ・カフェ66」にて。
定番メニューの「クルーザーズ・バーガー」を。
例によってフレンチフライじゃないのをお願いしたつもりが、頼んだものもただポテトフライを丸めただけだった(しかも大量!)という、ダサい失敗!
お土産屋さんも散々見て回りまして、なかなかいいアロハもあったりしたのですが、やはりアマリロで買ったあのアロハほど一発でやられる感じがなかったので、まぁ、いいや、となりました。
その他には、例によってネイティブ・アメリカン関連のお土産や、お土産と実用半々っぽいアウトドア用品のお店など、いろいろがありましたね。
とにかく賑やかで楽しい街だというのが印象的なウィリアムズでした。
次に寄ったのはアッシュフォークの街。
この旅ですでにいくつも通って来たような小さな街です。
ルート66には関係なさそうですが、いかにも地元の人が使ってそうなのがいい感じですね。
屋根に車が載っているのが有名な「デソトズ・サロン」。
いい色ですね。
で、すぐ隣の「ルート66グリル」もいい色なんですよね。
すでに何度か出てきていますが、古き良きアメリカと言えば、このピンクとミントグリーンの組み合わせですね。
よく見かけるように思うのですが、何か意味があるのでしょうかね・・・?
これは鉄道建設に従事した人々の記念碑なのだそうです。
そして、何と言ってもアッシュフォークの街は、給水塔がステキ!
サンタフェ鉄道のマークがイカしてます!
しかし、それにしても、アメリカの小さな街では人が歩いていないというのは、解ってるつもりだったのですが、この街の人気のなさはそれでもちょっとビックリするほどでした。
マーケット以外はお店も全く開いてなくて、マーケットの前にいた人以外、誰も見かけませんでした。
なんだか、自分ひとりが地球に取り残されたような気分になってしまいます。
さあ、もう少し走れば、今日の目的地・セリグマンの街ですよ!
<つづく>
アメリカに着いたのが8月1日でしたから、今日でちょうど旅が1週間になります。
今日は、距離は短いので、気持ちは楽ですね。
まずフラッグスタッフの街をちょっと戻って、写真を撮ります。
うわあ、しまった。
この「ウェスタンヒルズ・モーテル」の看板はネオン狩りに来なくちゃいけなかったあ!
カッコいいですよね!
街を出て、相変わらずI-40のドライブですが、ちょっと行ったベルモントという街で「66Roadhouse」というお店に寄ります。
ハーレーダビッドソンのお店も併設されていて、早朝なのに、すでに2台ほどのハーレーが止まっていました。
ここに来たのは、朝ご飯のためではなくて、このお店の中に映画「イージー・ライダー」に出てきた、モーテルの「NO VACANCY」ネオンサインがあるというので、それを見にきたのです。
いや、まぁ、例によって「イージー・ライダー」もモチロン見ていないワタクシなのですが・・・。
お店は朝早いので閉まってまして、仕方なくガラスにカメラをくっつけて、中の様子を覗き込むように撮影。
おお、あれか! モチロン、灯りはついてないけど・・・。
しかし、閉まってるお店の中で、飼われているらしい犬がワタクシに吠えかけています。
ベガの「ドッツ・ミュージアム」でも、犬に吠えられたことで中を見せてもらえましたし、ここでももしかしたら・・・と淡い期待を寄せるワタクシ。
もしご主人に気づいてもらえたら、
「おう、そんなにこのネオンが好きなのか。じゃあ、まだ営業時間じゃないけど、特別にスイッチを入れてやるよ」
なんてことになるのでは!
ようし、ここは図々しく行くぞ、とおかしな決意を固めていると、果たして奥からご主人が出て来まして、ワタクシに向かってたったひと言。
「11時に開くよ」
図々しくもヘッタクレもなくて、ここはスゴスゴと引き下がるしかなかったワタクシでした。
ま、こんなこともあるさ。
ベルモントからパークスという隣の街の辺りでは、古いルート66が存在するようで、しかも未舗装の道もあるのだそうです。
さすがに未舗装はヤバいですが、舗装路の限界まで行ってみようと、次の出口でI-40を降りました。
こんな別れ道も。
「AUTO TOUR」という標識が何を意味するのかよく解りませんが、これもかつてのルート66だったってこと!?
しばらく田舎道を走行していますと、
こんなステキな雑貨屋さんがあったので、思わず車を停めます。
ワタクシが店に入ると、店の前の椅子で本を読んでいたお姉さんも一緒に入って来ました。
お店の人なんですね。
こんな田舎道沿いのお店で1日本を読んで、たまにお客さんが来たら相手をするという暮らしはどんな気分がするものでしょうね。
もうしばらく行くと、この田舎道もひと段落。
またI-40に戻ってすぐのところで、いきなり周りが真っ黄色になってビックリ!
花畑なんですが、I-40のすぐ脇まで花が迫っていました。
思わず似合わんのを承知で、こういう写真に。
さあ、また少し走りますと、ウィリアムズの街に到着!
1985年に、ここウィリアムズでインターステイト40号線が開通したことで、ルート66に代わるインターステイトのルートが完成したのだそうで、そのためウィリアムズは「ルート66終焉の地」と呼ばれています。
また、フラッグスタッフ同様、グランドキャニオン観光の拠点になっているのですが、この街からはグランドキャニオン行きの蒸気機関車が出ているのです。
蒸気機関車でノンビリと旅をするのもステキでしょうね!
観光地らしく、ここも小さいながらも賑やかな街でして、ルート66関連のお土産屋さんもたくさん並んでいます。
うれしくなって、早速歩き回りました。
「アリゾナ・モーターホテル」の看板がカッコいい!
「デイリー・クイーン」は、どこにでもあるチェーン店ですが、なぜかこの看板はカッコいい・・・と思って写真を撮ったら、これ、1960年代の「デイリー・クイーン」の看板だそうですね。
なぜそれが今ここにあるのかは、解りませんでしたが。
また牛!
ゴールドラッシュ時代あたりがテーマでしょうか? オールドタウンという一角。
「月曜定休」と書いてあって、あわてて確かめますと、なんと! 今日がその月曜日・・・。見たかったー!
ステキなアイスクリーム看板!
やたらアダルトなムードの「レッド・ガーター・イン」は、ホテル&ベーカリーという不思議な営業形態。
2階の窓から、美女が超誘惑。
昼ご飯は、これまたルート66ファンには有名なお店「クルーザーズ・カフェ66」にて。
定番メニューの「クルーザーズ・バーガー」を。
例によってフレンチフライじゃないのをお願いしたつもりが、頼んだものもただポテトフライを丸めただけだった(しかも大量!)という、ダサい失敗!
お土産屋さんも散々見て回りまして、なかなかいいアロハもあったりしたのですが、やはりアマリロで買ったあのアロハほど一発でやられる感じがなかったので、まぁ、いいや、となりました。
その他には、例によってネイティブ・アメリカン関連のお土産や、お土産と実用半々っぽいアウトドア用品のお店など、いろいろがありましたね。
とにかく賑やかで楽しい街だというのが印象的なウィリアムズでした。
次に寄ったのはアッシュフォークの街。
この旅ですでにいくつも通って来たような小さな街です。
ルート66には関係なさそうですが、いかにも地元の人が使ってそうなのがいい感じですね。
屋根に車が載っているのが有名な「デソトズ・サロン」。
いい色ですね。
で、すぐ隣の「ルート66グリル」もいい色なんですよね。
すでに何度か出てきていますが、古き良きアメリカと言えば、このピンクとミントグリーンの組み合わせですね。
よく見かけるように思うのですが、何か意味があるのでしょうかね・・・?
これは鉄道建設に従事した人々の記念碑なのだそうです。
そして、何と言ってもアッシュフォークの街は、給水塔がステキ!
サンタフェ鉄道のマークがイカしてます!
しかし、それにしても、アメリカの小さな街では人が歩いていないというのは、解ってるつもりだったのですが、この街の人気のなさはそれでもちょっとビックリするほどでした。
マーケット以外はお店も全く開いてなくて、マーケットの前にいた人以外、誰も見かけませんでした。
なんだか、自分ひとりが地球に取り残されたような気分になってしまいます。
さあ、もう少し走れば、今日の目的地・セリグマンの街ですよ!
<つづく>