浜金谷駅から東京湾フェリー乗り場へは、歩いて10分ほど。
用意周到なワタクシはここにも20分ほどの時間を設定していまして、みんなでくっちゃべりながら楽しく乗り場へ歩くはずでした。
しかし、実際は・・・
高「オイ! これ、ホントに乗れるのか!?」
ワ「うるせえ! 黙って歩け! ・・・しかし、何でこんなにどこも余裕ないんだ!?」
オ「だって・・・それは、ねぇ・・・」
えー、ここでご説明を。
ワタクシ達の仲間内には「芸術を愛する」という言葉があります。
これはもともと、昔やった「東京23区くじ引きツアー」という遊びの中で生まれた言葉だったのですが、当時はワタクシもデジカメを持っていなかった。
ワタクシ達の中で、この遊びにカメラを持ってきていたのは「たい」くんだけだったのです。
で、みんなで移動している中、時々写真を撮るために「待ち」の時間が生じるわけですね。
また「たい」くんという人は、こういう時にしばしばカメラアングルだとかにこだわりを見せるわけです。
で、まぁ、重ねて言いますが「待ち」の時間が生じる、と。
いや、モチロン、ヒドイ話なのですよ?
そんな「たい」くんのおかげで、ワタクシ達の手元には当時の写真が残っているわけなんですから。
「たい」くんは、よかれと思って面倒な役目を買って出てくれているんですよ?
ワタクシだって、その辺は十分解っているのです。
でも、まぁ、3回目になりますけど、ワタクシ達には「待ち」の時間ができていたわけなんですよ!
そこで、性格の悪いワタクシは「早くしろよ!」と言う代わりに、言ったわけです。
ワ「いやぁ、『たい』先生は、大変『芸術を愛して』らっしゃるから!」
と。
怒ったように言わないで、わざと感心して見せるあたりに、ワタクシの本格的な性格の悪さを感じ取っていただければ幸いです。
このセリフは、まぁまぁ好評を博しまして、その後何度も、「たい」くんカメラ構える、我々「芸術を愛してらっしゃるから!」、が繰り返されて、スッカリ定着したのでした。
ところが、その後時は流れ、今やワタクシ達もカメラを持ったわけです。
持ってしまえばワタクシ達だって、いい風景を写真に残したいわけです。
先程の浜金谷駅の写真なんかも、
ワ「おおっ! これはちょっと『芸術を愛し』とくか?」
なんて言いながら、みんなてんでに撮影したものでしたよ。
つまり、今や「芸術を愛する」という言葉は、「写真を撮る」とほぼ同義に使われているのですね。
・・・で、まぁ、なんですよ。
この時もついつい浜金谷駅で思わず「芸術を愛」し過ぎちゃったみたいでして・・・。
いやぁ! やっぱりワタクシ達なんてのは、芸術家ですからね!
アーティストの集まりですからね!
駅を出ても、看板大好きのワタクシは、昨日も上げました「浜金谷駅」の看板の写真とか撮ってました。
「たい」くんなんてフェリー乗り場の看板があると言ってはパチリ。
カッコいい家があると言ってはパチリ。
挙句、さらにみんなと離れて、何かを撮っているものですから、
ワ「何だったの?」
と聞きますと、
た「キノコですよ。あれ、毒キノコじゃないのかなぁ?」
まったく、どんだけ興味が広いのよ!
結局、またしても駆け足でフェリー乗り場へ向かうハメに。
今回、乗換えがあるところでは、必ず駆け足になってないか!?
またしてもカッコいいフェリーの乗り込み口ですが、
ワ「港にいるフェリーって、どうして今にも出発しそうに見えるんだろうな?」
た「いや、実際もうヤバいですよ!」
オ「急いでくださいって言ってますよ!」
マジでかなりのドタバタ劇の末、何とか間に合って、ワタクシ達が乗り込むや、フェリーは出発!
しかし、そんな中でも、このフェリーに乗るのは2回目だということを、初回のメンバーに自慢したいという小さな小さな人間性を誇るワタクシ、早速「たい」くんを捕まえます。
ワ「ところで、このフェリーに乗る以上は、パン粉かそれに準ずるものを持ってきてるんだろうな?」
た「何ですか、それは・・・? そんなことしおりに書いてなかったでしょ?」
モチロン「東京湾一周のしおり」なんてものは、どこにも存在しません。
この答えを待っていたワタクシは、ここぞと居丈高に叫びます。
ワ「バカッ! パン粉も持たずに、東京湾フェリーとか、貴様ドシロウトか!?」
た「吉田さんは持ってるんですか?」
ワ「いや、ない。だから船内の売店で柿ピーを買うんだ!」
た「(持ってねえんじゃねぇか・・・)」
モチロン、東京湾2周目仲間の高倉仮面も、早速さきいかを購入、全員でフェリーの後部デッキに向かいます。
前回の「ぐるり」を読んでいただいた方ならご存知でしょうけど、そんな方は滅多にいないでしょうから説明しますよ、すりゃいいんでしょ、ちぇ。
前回もこの東京湾フェリーのすぐそばに、カモメの群れが飛び交って、乗客からエサをもらっていたのですね。
カモメさん達も慣れたもんでして、フェリーとまったく同じスピードで飛ぶもんだから、フェリーから見ると、飛んでいるのに止まって見えるという、見事な曲芸飛行になるのです。
で、もう、乗客の手から直接食べるほどの近さで、お菓子なんかを食べて行くのですよ。
これは、やっぱりカモメさんと触れ合いたいじゃないですか!
自分の手からエサを食べてもらいたいじゃないですか!
かくして久里浜までの40分間は、戦いの場と化したのでした・・・。
それでは、今日はここで動画が登場ですよ!
心癒されるかわいいカモメ映像をお楽しみください!
えー、結局、オータくんがいちばんカモメに食べさせてあげてました。
ワタクシは、柿ピーというセレクトが響いたか、あくまで「手から直接食べてもらう」ことにこだわったのが敗因か、まったくのボウズ。
久里浜についてからも、
ワ「そうですね、まぁ、今日はゴールは上げられませんでしたけど、自分のサッカー(?)を示せたってことではよかったかな、と。
まぁ、これを次につなげられるかどうかが大事になってくると思うんで、そういう意味では、いい経験になったかな、と」
などと、往生際悪くわめき続けました。とほほ。
あ、あと、今これを書いていましたら、高倉仮面から写真が届きました。
動画中では「撮れねえ」って言ってましたが、こんな決定的な瞬間を!
しかし、アレでしたね。
いくらカモメの餌付けがやってみたかったとはいえ、フェリーの40分間ずーっと熱中しちゃったのは、ちょっともったいなかった気がしないでもありませんね。
少しは海とか見てもよかったのに、と今なら思えるんですが、なにせこの時は、あっという間だったんですよ。
フェリーが久里浜に着きまして、ちょっと久里浜の街を歩きます。
この辺では、メンバーにも割りと疲れが見えた感じだったのですが、歩いていますと小規模なビーチが現れまして、海水浴をしている人もいました。
ワ&高「おお~~っ!!」
鎌倉でも海に足をつけて気持ちよかったので、今回はワタクシ達に迷いナシ。
すぐに靴と靴下を脱いで、海に入っていきました。
ワ&高「ああああーーーー! 気持ちいいいいい!!」
革靴のため、ここでも海に入れないというかわいそうなオータくんに何の遠慮もなく、奇声を発する年長2名。
いや、でも、これがホントに疲れがとれる気持ちよさだったのです。
だからスニーカーで来いっつったろ!
そして、もう何度目だ! おなじみビーチで海に入って手にスニーカーの写真。
しかし・・・これはなんか、工業地帯の運河に無理矢理入っちゃってるみたいにも見えますね・・・。
<つづく>
用意周到なワタクシはここにも20分ほどの時間を設定していまして、みんなでくっちゃべりながら楽しく乗り場へ歩くはずでした。
しかし、実際は・・・
高「オイ! これ、ホントに乗れるのか!?」
ワ「うるせえ! 黙って歩け! ・・・しかし、何でこんなにどこも余裕ないんだ!?」
オ「だって・・・それは、ねぇ・・・」
えー、ここでご説明を。
ワタクシ達の仲間内には「芸術を愛する」という言葉があります。
これはもともと、昔やった「東京23区くじ引きツアー」という遊びの中で生まれた言葉だったのですが、当時はワタクシもデジカメを持っていなかった。
ワタクシ達の中で、この遊びにカメラを持ってきていたのは「たい」くんだけだったのです。
で、みんなで移動している中、時々写真を撮るために「待ち」の時間が生じるわけですね。
また「たい」くんという人は、こういう時にしばしばカメラアングルだとかにこだわりを見せるわけです。
で、まぁ、重ねて言いますが「待ち」の時間が生じる、と。
いや、モチロン、ヒドイ話なのですよ?
そんな「たい」くんのおかげで、ワタクシ達の手元には当時の写真が残っているわけなんですから。
「たい」くんは、よかれと思って面倒な役目を買って出てくれているんですよ?
ワタクシだって、その辺は十分解っているのです。
でも、まぁ、3回目になりますけど、ワタクシ達には「待ち」の時間ができていたわけなんですよ!
そこで、性格の悪いワタクシは「早くしろよ!」と言う代わりに、言ったわけです。
ワ「いやぁ、『たい』先生は、大変『芸術を愛して』らっしゃるから!」
と。
怒ったように言わないで、わざと感心して見せるあたりに、ワタクシの本格的な性格の悪さを感じ取っていただければ幸いです。
このセリフは、まぁまぁ好評を博しまして、その後何度も、「たい」くんカメラ構える、我々「芸術を愛してらっしゃるから!」、が繰り返されて、スッカリ定着したのでした。
ところが、その後時は流れ、今やワタクシ達もカメラを持ったわけです。
持ってしまえばワタクシ達だって、いい風景を写真に残したいわけです。
先程の浜金谷駅の写真なんかも、
ワ「おおっ! これはちょっと『芸術を愛し』とくか?」
なんて言いながら、みんなてんでに撮影したものでしたよ。
つまり、今や「芸術を愛する」という言葉は、「写真を撮る」とほぼ同義に使われているのですね。
・・・で、まぁ、なんですよ。
この時もついつい浜金谷駅で思わず「芸術を愛」し過ぎちゃったみたいでして・・・。
いやぁ! やっぱりワタクシ達なんてのは、芸術家ですからね!
アーティストの集まりですからね!
駅を出ても、看板大好きのワタクシは、昨日も上げました「浜金谷駅」の看板の写真とか撮ってました。
「たい」くんなんてフェリー乗り場の看板があると言ってはパチリ。
カッコいい家があると言ってはパチリ。
挙句、さらにみんなと離れて、何かを撮っているものですから、
ワ「何だったの?」
と聞きますと、
た「キノコですよ。あれ、毒キノコじゃないのかなぁ?」
まったく、どんだけ興味が広いのよ!
結局、またしても駆け足でフェリー乗り場へ向かうハメに。
今回、乗換えがあるところでは、必ず駆け足になってないか!?
またしてもカッコいいフェリーの乗り込み口ですが、
ワ「港にいるフェリーって、どうして今にも出発しそうに見えるんだろうな?」
た「いや、実際もうヤバいですよ!」
オ「急いでくださいって言ってますよ!」
マジでかなりのドタバタ劇の末、何とか間に合って、ワタクシ達が乗り込むや、フェリーは出発!
しかし、そんな中でも、このフェリーに乗るのは2回目だということを、初回のメンバーに自慢したいという小さな小さな人間性を誇るワタクシ、早速「たい」くんを捕まえます。
ワ「ところで、このフェリーに乗る以上は、パン粉かそれに準ずるものを持ってきてるんだろうな?」
た「何ですか、それは・・・? そんなことしおりに書いてなかったでしょ?」
モチロン「東京湾一周のしおり」なんてものは、どこにも存在しません。
この答えを待っていたワタクシは、ここぞと居丈高に叫びます。
ワ「バカッ! パン粉も持たずに、東京湾フェリーとか、貴様ドシロウトか!?」
た「吉田さんは持ってるんですか?」
ワ「いや、ない。だから船内の売店で柿ピーを買うんだ!」
た「(持ってねえんじゃねぇか・・・)」
モチロン、東京湾2周目仲間の高倉仮面も、早速さきいかを購入、全員でフェリーの後部デッキに向かいます。
前回の「ぐるり」を読んでいただいた方ならご存知でしょうけど、そんな方は滅多にいないでしょうから説明しますよ、すりゃいいんでしょ、ちぇ。
前回もこの東京湾フェリーのすぐそばに、カモメの群れが飛び交って、乗客からエサをもらっていたのですね。
カモメさん達も慣れたもんでして、フェリーとまったく同じスピードで飛ぶもんだから、フェリーから見ると、飛んでいるのに止まって見えるという、見事な曲芸飛行になるのです。
で、もう、乗客の手から直接食べるほどの近さで、お菓子なんかを食べて行くのですよ。
これは、やっぱりカモメさんと触れ合いたいじゃないですか!
自分の手からエサを食べてもらいたいじゃないですか!
かくして久里浜までの40分間は、戦いの場と化したのでした・・・。
それでは、今日はここで動画が登場ですよ!
心癒されるかわいいカモメ映像をお楽しみください!
えー、結局、オータくんがいちばんカモメに食べさせてあげてました。
ワタクシは、柿ピーというセレクトが響いたか、あくまで「手から直接食べてもらう」ことにこだわったのが敗因か、まったくのボウズ。
久里浜についてからも、
ワ「そうですね、まぁ、今日はゴールは上げられませんでしたけど、自分のサッカー(?)を示せたってことではよかったかな、と。
まぁ、これを次につなげられるかどうかが大事になってくると思うんで、そういう意味では、いい経験になったかな、と」
などと、往生際悪くわめき続けました。とほほ。
あ、あと、今これを書いていましたら、高倉仮面から写真が届きました。
動画中では「撮れねえ」って言ってましたが、こんな決定的な瞬間を!
しかし、アレでしたね。
いくらカモメの餌付けがやってみたかったとはいえ、フェリーの40分間ずーっと熱中しちゃったのは、ちょっともったいなかった気がしないでもありませんね。
少しは海とか見てもよかったのに、と今なら思えるんですが、なにせこの時は、あっという間だったんですよ。
フェリーが久里浜に着きまして、ちょっと久里浜の街を歩きます。
この辺では、メンバーにも割りと疲れが見えた感じだったのですが、歩いていますと小規模なビーチが現れまして、海水浴をしている人もいました。
ワ&高「おお~~っ!!」
鎌倉でも海に足をつけて気持ちよかったので、今回はワタクシ達に迷いナシ。
すぐに靴と靴下を脱いで、海に入っていきました。
ワ&高「ああああーーーー! 気持ちいいいいい!!」
革靴のため、ここでも海に入れないというかわいそうなオータくんに何の遠慮もなく、奇声を発する年長2名。
いや、でも、これがホントに疲れがとれる気持ちよさだったのです。
だからスニーカーで来いっつったろ!
そして、もう何度目だ! おなじみビーチで海に入って手にスニーカーの写真。
しかし・・・これはなんか、工業地帯の運河に無理矢理入っちゃってるみたいにも見えますね・・・。
<つづく>