久々のトートバッグの新作「16トントート」は2色で登場!
前回「緑機密トート」の件で、トートバッグの製造元さんの方でカラーバリエーションが増えたってお話をしましたが、「16トントート」の2色はどちらもその新しく増えた色なのです。
どちらも味わいのあるいい色だと思いましたもので、早速トートを作ってみました!
それぞれ「ナツメグ」「セメント」という色名がついてますが、どうも横文字名前というのはナゴヤ堂にはイマイチ似合わないような気がするのです。
「セメント」の方は「灰色」と言えばいいのでしょうが、「ナツメグ」を上手く和訳出来ずに困っています。
黄色って言うのもちょっと違いますし、茶色でもない。
どう呼んだらピッタリくるのでしょうか?
誰か教えてください!
ナゴヤ堂では久々のイラスト(笑)モノでもありますよ!
鬼才・吉田ナゴヤが、精魂込めて描いたオモリのイラストが抜群の存在感!
両方とも同じ黒でプリントしてますが、灰色の方では目立たない渋い味わい、ナツメグの方ではクッキリして明るい感じになってます。
「16t」の文字も、堂々としているところが重みを感じさせますね。
ワタクシ同様、大荷物病にかかっている方にぜひご愛用いただきたいものです!
もしもたまたま荷物がそんなにない日でも、これさえあれば、バッグを持つ前から重ーい気持ちになれますよ!
で、さて、以前も言いましたように「16t」という数値については、結構悩みました。
「1t」とかの方が解りやすくていいんじゃないかと思ったのですね。
「16t」のオモリというのは、イギリスBBCのコント番組「空飛ぶモンティ・パイソン」でオチにしばしば登場していたものだそうです。
ワタクシがその存在を知ったのは、セガのゲーム「ファンタジーゾーン」でアイテムとして登場していた「16tのオモリ」。
たぶんこれは「モンティ・パイソン」からの流れで「16t」なのでしょう。
そして、今、「16t」についていろいろ調べていますと、人気マンガ「シティー・ハンター」の初期では、人物の頭によく「16t」のオモリが落ちていたそうですね。
「モンティ・パイソン」の「16t」が、なぜ「16t」なのかということには、諸説があるそうです。
デザフェスの時に「モンティ・パイソン」ファンでもある中野くんは、
「それまではなぜ『16t』か謎とされてたけど、『モンティ・パイソン』何周年とかの記念行事の時に、オリジナルメンバーが、
『あの16tてのは、潜水艦(中野くん注・戦艦か何かやったかもしれん)の重さなんだ』
てポロッと言うたら、他のメンバーも『そうそう』って言いだして、ついに元ネタが解ったって大騒ぎになったそうやで」
と言ってました。
さらにはデザフェス2日目に「16トントート・灰色」をお買い求めいただいた初老の男性は、
「『16トン』て歌があったの知ってる? 日本では小坂一也とかが歌ってたんだけど」
と言っておられました。
後で調べてみますと、「16tons」は昔のアメリカン・カントリーの大ヒット曲だったのですね。
小坂一也さんが歌うバージョンは発見できませんでしたが、日本人ではフランク永井さんなどが歌っていたみたいです。
原曲は、マール・トラビスという人だったそうですが、1954年にテネシー・アーニー・フォードという人が歌ったバージョンが、カントリーチャートで10週連続1位となる大ヒットとなったことで有名に。
他にもジョニー・キャッシュやコーラスグループのプラターズなど、様々なアーティストに歌われている定番曲のようです。
作者であるマール・トラビスは、鉱山で有名なケンタッキー州のミューレンバーグで少年時代を過ごしたそうで、その経験を元に書かれた歌詞には、当時の炭鉱夫の苦しい生活が描かれているのだとか。
そして、以上のことを全く知らなかったワタクシ、Youtubeで「16tons」をいろいろ聴いてみたのですが・・・何これ、めちゃめちゃカッコいい!
とりあえず、有名なテネシー・アーニー・フォードのバージョンをぜひ聴いてみてください!
カッコよすぎでしょ!
「カッコ悪いTシャツいかがすか」のナゴヤ堂が、こんなカッコいいものを元ネタにしていたなんて!
しかも、作者であるワタクシも知らないうちに!
ワタクシの知らないものが、勝手に元ネタとなっていたという、珍しい作品「16トントート」。
さあ、アナタも16トンもの重荷をさっそうと持ち運んでみませんか!