健康という病2
多くの人は、これが正しいとかこれは間違っているとか言います。
食事が間違ったからそうなったんだとか、運動が足りないとか、アルコールや煙草の吸いすぎの結果だとか、生き方の問題だとか、それは一見、正しく見えます(正しい側面もあります)
しかし、それは違います。正しいとか正しくないとか、間違っているとか、そんなことは一切ありません。
何かを間違って今の病気になった訳では無く、何か悪いことをしたわけではありません。
何かが起こったときは大きな変化が訪れるときです。良いとか悪いとか手放して、あらゆることを自由に選択して、選択したことを体験し観察して下さい。
その問題は人を成長させる力となります。
そこに良いも悪いもありません。
自らを信頼して、そこに間違った結果だとかいう概念を持ち込まないようにして下さい。
あなたはそういう生き方をするしかなかったのです。
そして、それは間違った訳ではありません。
それが、あなたなのです。
そもそも正しい生き方などありません。
それと同時に間違いもありません。
しかし多くの人はその概念を持ち込み、常に後悔して生きています。自分は悪いことをした。
そうすると生きることの全てが色褪せます。病気だろうがなんだろうが、それは間違いでも無く、悪いことをでもありません。
あなたが、何か悪いことをした結果でも罰でもありません。
自分自身を信じて、結果にとらわれず、今生きていることを、生きている瞬間を大切にして下さい。
多くの人は、健康という病に侵されています。
多くの人は病気にならないように、健康でなければならないと、健康の為に生きています。
生きることとは、決してそういう事では、ありません。
病気は悪ではありません。むしろ気づきを与え、人々を成長させるものです。
生きることは体験と観察です。
善悪の概念や正しいとか正しくないとかの概念を手放して下さい。
病気にならないように生きる人生はどういう人生でしょうか。
健康にこだわっている人は、大切なことを体験することが出来ないでしょう。
健康にこだわっている、あるいは健康になりたいという人が病気かもしれません。
それは健康という病だと思います。
追記
恐れて生きている人は、ブロイラーの様に窓の無いバタリゲージの中に閉じこもり、何も体験すること無く一生を終えるでしょう。バタリゲージに閉じ込められていない様に見えていても、既に多くの人は自らの口を封じて生きています。
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