タブレットペン芯についての続きです。
『標準芯』はどちらかというとカラーイラストを描くことに適している様に感じます。
例えば『標準芯』をコミック原稿のペン画に使用した場合、その標準芯の特徴でもある『すらすらと滑らかに描ける感触』とは、
『すらすらと滑らかに描ける』=『多少ぬるっと滑る感じ』
とも言えるので、細い線をゆっくりと引いたり、線の止めを必要とする画風の場合、
くにゃった感じや、ぶよった感じの線となりがちで、シャープな線を引く際には描きにくいと感じる場合がある様に思われます。
それに対して、カラーイラストの様に『塗る』行為の場合では、こういったことはさほど気になりません。
それから、タブレットペンの芯もアナログの筆記用具と同じように、使っていれば減ります。
この『標準芯』はある程度の強度もあり、わりと長持ちしますが、
モノクロのコミック原稿に使用した場合(もちろん使う方の画風によるところが大きいのですが)90ページ前後で画像のようにかなり磨り減ってしまいます。(右が未使用で左が減った状態になります)
カラーイラストなら毎日のように彩色していても
その減りはほとんど気にならなく、1年くらいはもつかも知れません。
…………つづく