i☆Yoshimiru@McBERRY'S

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『intuos3』 7

2007-12-08 15:45:00 | ペンタブレット(Cintiq ,intuos)

Tab_pen7_2 続いて『フェルト芯』についてです。

筆圧が軽くかかるような描きかたのお絵描き(アナログで言えば鉛筆画、ラフや下描き的なもの)に使うと、

その適度な抵抗感が、『かさかさ』『さらさら』とした感触として気持ちよく手に伝わってくる感じの、柔らかな芯です。

但し、筆圧を強くかけるような描きかた(モノクロ原稿のペン画や、カラーイラスト等の塗りで言えば濃く塗りたい時など)をすると、その感触は『キュキュッ』としたような描き味に一変します。

それはアナログ筆記具で例えるなら、ラッションペンやマジックのそれに近いものです。

考えてみれば芯の材質がそれら筆記用具と同じような物と考えられますので、当然かもしれません。

この描き味は、強い筆圧であと数㎜ペンを走らせたいと思ったとき、キュッと一気にペンが移動してしまうこともあるので、とくに筆圧の高いかたには扱いづらいと感じるときがあるかもしれないのです。

…………つづく


『intuos3』 6

2007-12-06 15:45:00 | ペンタブレット(Cintiq ,intuos)

タブレットペン芯についての続きです。

Tab_pen5 『標準芯』はどちらかというとカラーイラストを描くことに適している様に感じます。

例えば『標準芯』をコミック原稿のペン画に使用した場合、その標準芯の特徴でもある『すらすらと滑らかに描ける感触』とは、

『すらすらと滑らかに描ける』=『多少ぬるっと滑る感じ』

とも言えるので、細い線をゆっくりと引いたり、線の止めを必要とする画風の場合、

くにゃった感じや、ぶよった感じの線となりがちで、シャープな線を引く際には描きにくいと感じる場合がある様に思われます。

それに対して、カラーイラストの様に『塗る』行為の場合では、こういったことはさほど気になりません。

それから、タブレットペンの芯もアナログの筆記用具と同じように、使っていれば減ります。

この『標準芯』はある程度の強度もあり、わりと長持ちしますが、

モノクロのコミック原稿に使用した場合(もちろん使う方の画風によるところが大きいのですが)90ページ前後で画像のようにかなり磨り減ってしまいます。(右が未使用で左が減った状態になります)

カラーイラストなら毎日のように彩色していても

その減りはほとんど気にならなく、1年くらいはもつかも知れません。

…………つづく


『intuos3』 5

2007-12-01 15:44:00 | ペンタブレット(Cintiq ,intuos)

続いて、芯それぞれの描き心地にについてです。

Tab_pen3写真は上から、

『標準芯』『フェルト芯』『ストローク芯』となっていますっ

『標準芯』の描き心地は、材質がポリっぽく、タブレットシートへのアタリがかっちりとしていてダイレクト感があります。

そのわりには摩擦的な抵抗感としては比較的滑らかな感じで、すらすら描けるといった感覚です。

次に『フェルト芯』ですが、標準芯と比べると明らかに抵抗感があります。

シート自体の素材にもよりますが、かさかさ、さらさらした感じで、

素材がフェルトということもあって、若干ペンのタッチが標準芯と比べるとやわらかい、ふわっとした感じがあります。

『ストローク芯』は、例の中央バネのストロークが2mm前後と小さなものなのですが、その効果は絶大で、他の二種類の芯と比べると、はっきりその沈み込みを感じることが出来ます。

ただし、前回も書きましたように、筆圧感知ありきでの描画ツールを使う場合、指が筆圧をかけていても、その力をある程度までは吸収してしまうので、実際の描かれている線は、バネが吸収してる間は細く描かれ、バネが縮みきったところから、急に太く描かれるといったことも起きたりする場合があるのです。

………………つづく