ノスタルジア
現役の頃、一年ばかり、海外出張、したことがある。東南アジアは、「バングラデシュ。20代のこと。喜び勇んで現地へ。観光ではなく、仕事。そして、お決まりのホームシック。一周間、一ケ月、三ケ月、六ケ月。無性に、帰りたい。暑く、「飯が」食えない。その工事では、約七百名の「大プロジェクト」、「医者、看護師、賄のコックさんは、日本人」初めの一週間は、どうしても、ご飯が、のどを、通らない。見かねた、コックさん、「とにかく、胃の中に入れちゃいなよ。後は胃が処理してくれるから」なんと、こんなセリフ、吐くのは、誰だ。よく見ると、小柄な、日本人の、お婆さんである。(歳は、八十歳)と、後で聞いた。私は頭に来た。しかし、日が立つに従って、段々、理解できるようになった。その後も、「食べなければ、参っちゃうよ、仕事できないよ」と。食べるのが「嫌」なら、スープだけでも、「飲みなさい」例によって口は、悪いが、心配してくれるのである。段々、解ってきた。周りのメンバーからも、助言があって、「海外で10年以上」のベテランだとか。始め、苦しかったものが、慣れて、「80才の賄さん」の、言うとうりにした。体調も現地になれ、そして「一年」無事、帰国を果たした。遠い日の思い。ノスタルジア。有難う。ミセス○○さん。御機嫌よう🐕ではまた。
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