河野裕子さんの歌集15冊
15冊の手作り歌集
昨年(2013年)河野裕子さんの歌集をすべて読もうと思ったが
地域の図書館には1冊もなかった。幸いリクエスト制度があり、
月1冊、他の図書館より借りてくれる。女房殿とあわせれば月2冊
借りれた。
漠然と読むよりも書いた方が記憶に残る。ということで、パソコン入力
することにした。最初の1冊を入力し なんとかできるだろうと確信し、
すべての入力を終へ、手作りの歌集も 完成 した。
『家』
河野裕子さんの第8歌集。
1995 ~ 1999 までの作品が収められている。
作者50歳代前半。
《借りものの言葉で詠へぬ齢となりいよいよ平明な言葉を選ぶ》 (河野裕子 6-13 、 『家』)
大岡信さんの『折々のうた』の解説によると
現在の短歌界で、無理や背伸びをせず、欲するままに歌を作っている
感じを与える女性歌人の筆頭はこの人だろう。自然児の感受性を保ち
ながら成熟してきた人の感じがする。それだけに右の歌は印象的だ。
今までだって「借りものの言葉」ではなかったろう。それだけに
「いよいよ平明な言葉を」の願いは意味深い。
《ひとつ家に寝起きしてゐし日のことを大切に思ふ日この子にも来む》 (河野裕子 『家』)
《じやがいもを買ひにゆかねばと買ひに出る この必然が男には分らぬ》 (河野裕子 『家』)
例によって、パソコン入力をして
入力のチェック。
印刷。
チェック用に印刷したのは文庫本と同じ大きさで、
2冊の歌集が完成した。
【メロン】の本葉が6枚になり、
摘心した。
要領は ここ 。
【えんどう】はまた小鳥に食べられていた。
もう収穫できそうなのがある。
このまま生で食べてみた。品種 【フルーツ実豌豆 あま実ちゃん】 は
名前のとおり甘い。鳥の気持ちはわかる。
日中は暑い。
夕刻
ビニールトンネルを閉めておいた。
明日の最低気温は 4℃の予報。遅霜の心配がある。
囲碁の「Oさん」より、今季8度目の【筍】を頂いた。
ありがとうございます。湯掻く「米ぬか」がなくなったので
米ふみに。
after
「米ぬか」