きょうの奈良市の気温は -0.7℃(00:12)~7.8℃(13:56)と平年並み
だが風がない分、暖かく感じた。
午前中に

買い物を済ませ、昼食後ゆっくり昼寝をしようとしたが自治会、いとこ、自治
会と続いて訪問があり寝そびれた。

夕刻も風がない。

きょうは野球の試合をやっていた。
『夢』
昨日に続いて黒澤明監督映画を見る。
全30作中29本目 1990年公開 『夢』。
解説とあらすじ 夢(1990) - goo 映画
『赤ひげ』(1965年)以降は5年毎に1作品を製作している。

『夢』 第一話 「狐の嫁入り」
淀川長治は、『夢』は一番好きな作品だといっていた。
私にはこの作品のテーマは、反戦、反核、環境破壊のメッセージなのか、
もっと別のことを表現しているのか、1回見ただけではわからない。
『夢』が公開されたとき、公開記者会見で私の疑問に思っているやり取りが
あった。
記者 「今度の作品のテーマはなんですか?」
黒澤 「ぼくが映画を作る時には、テーマというのは考えない。自然に撮
っていれば、それがテーマになる。プラカードを立てるのは嫌いな
んだよ。この作品には、今の世の中に対してぼくが考えていること
は全部出ています」
佐藤忠男の解説によると、
黒澤明は作品が単純にテーマに還元されてそれで理解できたと思われる
ことを強く警戒した。表現の細部にこそ、いわく言い難い真実なものが宿っ
ていることを強調し、その細部の表現に工夫を凝らしてやまないスタッフの
努力をつねに讃えてやまなかった。そう、美術作品のように、色彩や形が
全てを雄弁に語るような映画を、とくにこの作品では目ざしていたのだと思
われる。 (佐藤忠男 「黒澤明作品解題」 岩波現代文庫)
のち
だが風がない分、暖かく感じた。
午前中に

買い物を済ませ、昼食後ゆっくり昼寝をしようとしたが自治会、いとこ、自治
会と続いて訪問があり寝そびれた。

夕刻も風がない。

きょうは野球の試合をやっていた。
『夢』
昨日に続いて黒澤明監督映画を見る。
全30作中29本目 1990年公開 『夢』。
解説とあらすじ 夢(1990) - goo 映画
『赤ひげ』(1965年)以降は5年毎に1作品を製作している。

『夢』 第一話 「狐の嫁入り」
淀川長治は、『夢』は一番好きな作品だといっていた。
私にはこの作品のテーマは、反戦、反核、環境破壊のメッセージなのか、
もっと別のことを表現しているのか、1回見ただけではわからない。
『夢』が公開されたとき、公開記者会見で私の疑問に思っているやり取りが
あった。
記者 「今度の作品のテーマはなんですか?」
黒澤 「ぼくが映画を作る時には、テーマというのは考えない。自然に撮
っていれば、それがテーマになる。プラカードを立てるのは嫌いな
んだよ。この作品には、今の世の中に対してぼくが考えていること
は全部出ています」
佐藤忠男の解説によると、
黒澤明は作品が単純にテーマに還元されてそれで理解できたと思われる
ことを強く警戒した。表現の細部にこそ、いわく言い難い真実なものが宿っ
ていることを強調し、その細部の表現に工夫を凝らしてやまないスタッフの
努力をつねに讃えてやまなかった。そう、美術作品のように、色彩や形が
全てを雄弁に語るような映画を、とくにこの作品では目ざしていたのだと思
われる。 (佐藤忠男 「黒澤明作品解題」 岩波現代文庫)

