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ラストサーズデーレター

最終のサーズデーレターとなります。現在いまだ満席の回はございませんので、ぜひともご来場ください。

また、今回は演劇の楽しみ方を広げる一つの手段として、開場時間内に舞台上を歩き回れる舞台美術ツアーを行っております。
ぜひとも開演時間ぎりぎりではなく、余裕を持ってお越しくださればと思います。楽しんでいただけます。

また、開演に先立ちまして、最適な観劇空間をご一緒に創り上げるために、3つお願いがございます。

1.携帯電話やアラーム付時計など音の出る機器をお持ちのお客様は電源をお切りください。
2.飲食、喫煙、許可なき撮影は固くお断りしています。
3.上演時間は70分を予定しています。台本上の開演までにはまだしばらくございますので、遠慮なくトイレなどお済ませください。

では、最後は演出の言葉でしめていただきましょう。

演出より

 今回の戯曲は世界中で愛される宮沢賢治「銀河鉄道の夜」がモチーフとなっています。
宇宙のイメージや賢治の世界観を生かしつつ、夜空の星をスターに読み替えて、「星が死ぬ」つまり「仕事を引退する」とはどういうことなのか、僕自身は考えました。 
私が平田オリザの名を知ったのは、演出作品の「夏の砂の上(作/松田正隆)」でした。観劇後なぜか癖になるえもいわれぬ何かを求めて二度観ました。
そこで初めて上演台本を手にして、奇妙な☆や★などの記号をみます。彼の戯曲は変わっているのです。なにしろ「開演5分前」から台本が始まるのです。
それで私も対抗して、ジョバンニの学校で陳列されている剥製のように、戯曲に出てくるいろいろなものを展示して開場時間中に見せています。
 日本語という一音一語に込められた背後の意味が膨大にある言語体系に挑み作品化されている平田氏の作品は、ありふれた会話に見えて随所にひっかかりのある面白い作品です。
俳優の身体を通じて現実化していく冒険を、楽しんで、さらに楽しんで、遊びつくしたその先に在るゲームとしての演劇=PLAYにまで昇華できればと思っています。 
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