3/13(金)。4回目のC.D.Fです。参加者の皆さんも随分打ち解けて来られた様です。
この日は末端を意識するストレッチから入りました。前回、前々回と腰を中心としたストレッチをやりましたので今度は手と足。
足を前に放り出して座り、息を吐きながら足首を向こうへ倒し、吸いながらこちらへ戻し、足の筋肉が伸びて行くのを感じます。同じ要領で足の指を、吐きながら握って吸いながら開きます。
腕を上げ、手首を前に出して指の股を開いて、吐きながら下へ曲げ、吸いながら上へ曲げ。ねじって行きます。段々手がしんどくなりますが、高さはキープで、しんどさを我慢するのではなく受け入れてみてくださいと私が言ったら皆さんさすがにしんどそうでした。あの後筋肉痛などは大丈夫でしたでしょうか?私はばっちり翌日に筋肉痛になってました。
普段生活してると、手や足に気を配ることなんてなかなか無いと思います。自分の体のことなのでたまには気にしてあげると意外と稼動域が広いことに気づいたり。また、腕の痛みを受け入れる様に、自分自身のことや目の前で起こっていることを、見ないフリしたり我慢するのではなく受け入れることが出来ると楽になったり次に進めたりするんだと思います。余談ですが、寒さに耐えなくてはならない時、受け入れようと考えたら結構頑張れます。
その後、軸を意識する動きをやりました。左足を軸にして、右足を前後に振り子の様に振ったり、左右に振ったり、逆にして右足を軸にして、前後や左右に振ります。これは自分の軸を意識しないとぶれてしまいますが、天井から糸で吊られてる様な自分の中心に芯が刺さっている様なイメージを持つと、上手く行きやすいです。
いつもやっている、上半身を脱力させて背骨一本一本を組み立てながら起き上がって行くストレッチをやってからもう一度やってみました。すると上手く行きやすくなったり。ちょっとした意識の違いだったりするんですね。
また、あぐらをかいて両手で足を持ち、重心をずらし、コロンと転がり元の位置に戻るという動きをやりました。これが難しい。私は上手くできた試しが無いです。重心をずらしていき、体の重みで転がるというのがポイントらしいのですが、なかなか。。。
その後、「ワカメ体操」をやりました。ペアになり、片方はワカメになり、片方は波になります。ワカメの人は目をつぶって、海の底で揺られるワカメのイメージを持ちます。波の人がゆっくり触れるとそれを感じて、ワカメは揺れます。自然に、体が向く方向へ揺られます。波の人は、ワカメのやりたいこと行きたい方向を邪魔しない様に触って行きます。役割を交代して、静かな波から、嵐まで。 これは演技の基本の練習になったりするんですね。相手のやりたいことを察知しつつ、相手に演技や言葉や渡します。片方は反応できる状態でいながら、素直に相手の演技や言葉を受けて反応します。さらにそのリアクションを受けて、また相手に反応します。相手のことを感じていれば、会話は成り立って行きます。コール&レスポンスですね。
そして、前回同様ボールのワークをしました。またまたヒーローヒロインの名前を自分に決めて、相手の名前を呼びながらパスして行きます。ボールが途中で2個になり、3個になり・・・。前回もやったので皆さん少し慣れて来た様でしたが、それでもむずかしいですね。やっている内に、いつボールが来ても良い状態にしておくこと、今ボールがどこにあるか何となくでも感じていないとなかなか上手く行かないことが分かりました。
そうすると今度は、ボールを渡す時に、同時に2つのボールを渡されるという現象が起きて来ます。これは、皆さんがノーマークの人を感じている良い証拠なんですね。最後の方は上手く行く瞬間が何回も起こった様に思えたんですが、やはりそういう瞬間を皆と共有できるのがすごく嬉しいですね。
休憩の後、エチュードにはいりました。まずは今までのエチュードを総復習して、今日は、皆さんが考えて来てくださった場所を使ってやってみました。まずは見ている人には場所は伝えないで、居酒屋みたいなバーとTV局のスタジオ観覧席を登場人物も決めずにエチュードでやってみました。私個人の感想ですが、見ている人に場所を伝えるには、シンプルな背景の登場人物が情報を出した方が分かりやすいんだなと思いました。場所がどこか登場人物の関係が徐々に分かって行く課程はおもしろいですね。
次に、結婚式場と控え室という場所を全員が認知した上で、出てくる登場人物を挙げて、役を振ってやってみました。登場人物を決める際に、
・その場所の中の人(結婚式場の従業員)
・身内でもなんでもない全くの部外者(結婚式場の偵察に来ている人)
・謎の人
を入れると話が展開しやすいという松浦さんからのアドバイスを入れつつ登場人物を決めました。
そして、出ハケを松浦さんが指示しながら、結婚式場に人が入ったり出て行ったりのバタバタとエチュードを作りました。
今回はあまり時間が無かったのもあり、こんな風に作って行きますというのを感じて頂く目的だったので、バタバタとさせてしまいましたが、私は人の出たり入ったりというだけでこんなにもおもしろいんや!と感じてワクワクしていました。
参加者の皆さんをバタバタさせてしまったこともあり、戸惑わせてしまったみたいです。でもその中でも、「お芝居ってフィーリングでやってそうなのに色々考えなくちゃいけないんだと思いました。」「情報をどこまで知っていることにしたら良いか難しかった。」「何を目的に舞台にいるのか作りきれなかった。」「登場人物が多くなると自分のキャラクターをどうしたら良いか迷った。」「想像を超えた展開になっておもしろかった」などすごく積極的に感じて考えてくださっているんだなぁと思いました。
エチュードの良いところは、一人では考えもしなかったところに皆で行けるところです。今回のメンバーでそんなおいしさが味わえると思うと、私は楽しみでしょうがないです。皆がいますからね。一人ではないので、ご心配なく。楽しんで行きましょう!
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