あおぞらのもと、原っぱをゆこう。2

そらうたうたい 石綿 芳美 のブログ

千年の杜と大けやき。

2011-06-02 17:40:36 | 日帰り旅
昨日、月次祭のメールをいただいてたので、一度参加してみたいなぁと思い立ち、出雲大社相模分祠へ。

月次祭の祭事での鈴の音に心洗われた一時でした。

また捧げられているお酒たちを見て、何故だか日本酒いいなぁと…(わたくし決してのんべえではございませんよ、笑)

近々買ってこようと思ってます。東北のものなら少しだけ手助けもできるかな。

さて、月次祭で心洗われ、千年の杜へ。ここでは夜になればこの時期からほたるも見られるそうです。
水際にあやめが咲いていました。



日本らしい清らかなたたずまいと色合いですね







この日、池の主たち(鯉)は水草に潜っていました。緑のなかに朱の輝きが見えました。


そのあと、すぐ近くにある、(たぶん同敷地内)八坂神社、御嶽神社へ。

八坂神社はうちのあたりの氏神様(素戔嗚尊さま)であるので、親しみがあります。

そこにある大けやき。青々と空に葉を広げていました。



「大丈夫だよ。守っているから。」

と…

ことばが胸におりてきました。


あぁ、そうだ。
そうだった。
守ってくださっているんだ。


と思いました。



実は月次祭後の宮司さんのおはなしの時も、その後も、ヘリと飛行機の音は何度もしていました。


そのたびにぐっと心が痛くなってました。

けれど、大けやきを見上げた時、閉じていた心の目がぱっと開いた…そんな感覚がありました。


大けやきさんの大きな愛情、ずっと地上を、小鳥たちや人々や虫たちや動物たちを、それから空を、見つめてきた、大けやきさんの。


その大きさに、感謝の心が…なんといったらよいのか、ぐるりと世界がかわったように、感謝の心がやってきて、

クリアになり、
またありがたさと同時に、
この世の人間の欲望による汚れが、切なくもなり。


ここにひとりただずみ、ひらいたこころと、大きなけやきさんの優しさがあることが、これが永遠なのかも、というような気持ちになりました。