成城マタニティクリニック開院ブログ

成城マタニティクリニックの開院前の準備状況から、開院後の軌跡までを院長が日々刻々と綴ったブログです。

成城マタニティクリニックのお産に対する考え

2008-06-27 18:15:05 | Weblog

どなたかわかりませんが、「無痛分娩ナビ」というトラックバックを送って頂きました。

無痛分娩を考えていない人でも面白く読めると思いますよ。

ありがとうございます。

私は、妊婦さんの数だけいろいろなお産のスタイルがあって良いと思っています。

今までいろいろな病院で勤務してきたのですが、多くの妊婦さんがお産のときに分娩台でお決まりの体位をとらされて、恥ずかしいところをライトでこうこうと照らされて、全く意味のない剃毛をされて、赤ちゃんの頭がちらっとのぞいた時点で有無言わさず会陰切開を入れられて、おなかをぎゅうぎゅう押されて、赤ちゃんをだっこする前にインファントウォーマーに連れて行かれて、おっぱいを吸わせる前にベビー室に連れて行かれて、産後薬だと言って本当に必要かどうかも分からない薬を飲まされて、あたかもベルトコンベアーの上にでも乗せられているような流れ作業的なお産に疑問を抱いておりました。

そのような理由がフリースタイル、和室LDRを導入する原動力となりました。

和室で夫だけでなく上の子にも囲まれてお産できたら素敵だなと思っています。

院内各所でチェック可能な分娩監視装置集中管理システムやコードレスの分娩監視装置導入など、もちろん安全性、利便性にも十分に配慮しております。

無痛分娩を毛嫌いする助産師さんもいますが、私はいろいろなお産の中のひとつのバリエーションとして無痛分娩もあって良いと思っています。

ただし、成城マタニティクリニックを無痛分娩センターにはしたくないので、料金を高めに設定するなどハードルをやや高くしております。もちろん内容的にはかなりハイレベルなものとなっており、無痛分娩希望の方には成育スペシャルバージョンで撃沈して差し上げます。

そのように、成城マタニティクリニックはフリースタイルと無痛分娩という一見相反するものを同居させた全国でもほとんど類を見ないクリニックとなっております。

また、クリニックの強みとしての食事やアロマ、エステ、マタニティビクス、ゆっくり過ごせる個室など快適性に関してはご期待以上のものを提供いたします。

特に、前回総合病院でお産されているような方には是非来て頂いてその違いを味わって頂きたいと思っております。

今後もいろいろな妊婦さんたちの希望に添えるよう努力していきますので、応援の程よろしくお願い申し上げます。

コメント (5)
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