(蒸気機関車が汽笛を鳴らして停まる音。ラフマニノフのボカリーズが流れる)「夜の停車駅。江守徹です。お忘れですか。あなたがここに立ち寄ったときのことを。白い蒸気を残して列車が去ってしまうと、そのあとには誰もいないプラットホーム。古風な時計だけがいつもとちがう時を刻んでいます。そう、確かにここに降り立った記憶があるはずです。しっとりとした闇にくるまれた夜の停車駅に」
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41年前に好んで聴いたラジオ番組の放送が残っているのを見つけて驚き、かつ喜んだのは2年ほど前。おととい、47年前に放送された山田太一「男たちの旅路」を久しぶりに視聴して改めて感動した余韻が、「夜の停車駅」について書き留めさせました。
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