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「新面目」日記

みごとな「挽歌」「供養」@「峠 最後のサムライ」①

代休(半休)にした午前中、丸の内ピカデリーで「峠 最後のサムライ」を鑑賞。舞台の地元出身で思い入れのある人間として涙なしには見られませんでした。不本意ながらも戦端を開かざるを得なかった越後長岡藩家老・河井継之助と戦火に巻き込まれた市井の人々へのみごとな挽歌・供養になる作品でした。「戦闘シーンがちゃちい」的なコメントがネットで散見されますが、お門違いもいいところ。戦争そのものが主題ではないのですから。
〈追記①〉写真の百日紅の花言葉は「雄弁」「愛嬌」「不用意」「あなたを信じる」。継之助にぴったりな花に思えてなりません。
〈追記②〉20年近く前に中村勘三郎が河井継之助を演じました。好演でしたが、役者本人の朗らかさは偏屈な継之助とは相いれない感なきにしもあらず。その点は役所広司のほうがマッチしているかと。
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