B型肝炎訴訟原告団、政府が和解協議に応じず裁判が長期化する可能性から抗議の座り込み
6日から厚労省前で、B型肝炎訴訟の原告団が抗議の座り込みを始めた。
B型肝炎訴訟・原告の窪山 寛さんは「われわれを見捨てないでください。われわれを救済してください。お願いします。お願いします」と訴えた。
札幌と福岡の地裁で、和解勧告が続き、原告団は長妻厚労相らに面会を求めていたが、5日、面会拒否の回答が届いた。
長妻厚労相は「裁判所の(示した)5月の期限というのがあるわけでありますので、まあそれまで、われわれとしては、なかなか責任あるお話ができないと」と述べた。
肝硬変や肝がんの患者もいる原告団が座り込みを決行した理由は、政府が和解協議に応じるか方針を示さず、裁判が長期化する可能性が出ているからだという。
B型肝炎訴訟・原告の清本太一さんは「正直、今の(政府の)対応を見てると、闘うしかないんだなという覚悟は固まりつつあります」と話した。
みんなの党・川田龍平議員は「面談しないということ自体がまず、非常にこの不誠実であり、前の政権よりも遅れていると」と話した。
自民党は、厚生労働委員会で政府の対応を厳しく追及する構えで、薬害肝炎訴訟とは立場がまったく逆転する。
原告団は7日、長妻厚労相らに対し、あらためて面会を申し入れするという。
(04/07 00:45)
FNNフジニュース (しばらくは動画も見れます)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00174987.html
和解に向け面談を再要請―B型肝炎原告団
医療介護CBニュース2010年4月7日(水)20:30
全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団は4月6、7日の両日、鳩山由紀夫首相や長妻昭厚生労働相ら6大臣への面談要請が実現しなかったことに抗議し、日比谷公園で座り込みを行った。7日には、鳩山首相に謝罪を求める請願書を提出。長妻厚労相、仙谷由人国家戦略担当相には、面談を求める要望書をそれぞれ提出した。厚労省内で記者会見した奥泉尚洋弁護士は、「1日も早い和解による解決を目指して行動している。原告の訴えをまず聞いてもらいたい」と述べた。
鳩山首相あての「全国B型肝炎訴訟の和解による解決を求める請願書」では、▽責任を認め謝罪する▽肝炎患者に対する医療費支援、生活支援対策を一層充実させる▽予防接種行政を検証する第三者委員会を設置する―ことなどを求めている。
原告団の谷口三枝子代表は会見で、面談が実現しなかったことについて「がっかりしている」と述べ、「これで命を守る鳩山政権と言えるのか。何よりも被害者の命が最優先されるべきではないか」と訴えた。
同訴訟では、集団予防接種での注射針の使い回しが原因でB型肝炎に感染したとして、患者や遺族が国を相手取り提訴。札幌、福岡の2地裁が和解を勧告している。
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/cabrain-27099.html
B型肝炎訴訟 和解早く 「患者の訴えなぜ聞かぬ」
「B型肝炎患者が病を押して座り込んでいるのになぜ会おうともしないのか。これが“命を守る”という政府のやることか」―日本共産党の小池晃議員は8日の参院厚生労働委員会で雨のなか6、7日と厚生労働省前に座り込んだ患者の思いを代弁し、政府に和解協議のテーブルにつくよう強く求めました。
長妻昭厚労相は「政府内で調整中だ。決して後ろ向きではない」と述べざるを得なくなりましたが、患者との面会は約束しませんでした。
小池氏は、予防接種法に健康被害救済制度が設けられた趣旨からいっても、集団接種によるB型肝炎患者が救済されるのは当然と強調。長妻厚労相は「医学的に厳密な審査が必要で、(B型肝炎問題は)解決しにくい」などと答弁しました。
小池氏は、2006年6月の最高裁判決が集団予防接種と感染の因果関係について「一点の疑義も許されない自然科学的証明でなく」、常識的判断に立脚するとしていることを示し、直ちに救済のため患者に会うように要求。先月、札幌・福岡地裁で和解勧告が出ていることをあげ、「患者の意見を聞いて政府の態度を決めるのが当たり前だ」と批判しました。他党からも「その通りだ」という声があがりました。
傍聴席で目を真っ赤にして聞いていた全国原告団代表の谷口三枝子さんは「20年間病院に通い慢性肝炎とたたかっています。2人の子どもも母子感染しています。小池さんが何度も政府に私たちに会うように言ってくれて本当にうれしかった」と話しました。
しんぶん赤旗 2010年4月9日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-04-09/2010040901_02_1.html
6日から厚労省前で、B型肝炎訴訟の原告団が抗議の座り込みを始めた。
B型肝炎訴訟・原告の窪山 寛さんは「われわれを見捨てないでください。われわれを救済してください。お願いします。お願いします」と訴えた。
札幌と福岡の地裁で、和解勧告が続き、原告団は長妻厚労相らに面会を求めていたが、5日、面会拒否の回答が届いた。
長妻厚労相は「裁判所の(示した)5月の期限というのがあるわけでありますので、まあそれまで、われわれとしては、なかなか責任あるお話ができないと」と述べた。
肝硬変や肝がんの患者もいる原告団が座り込みを決行した理由は、政府が和解協議に応じるか方針を示さず、裁判が長期化する可能性が出ているからだという。
B型肝炎訴訟・原告の清本太一さんは「正直、今の(政府の)対応を見てると、闘うしかないんだなという覚悟は固まりつつあります」と話した。
みんなの党・川田龍平議員は「面談しないということ自体がまず、非常にこの不誠実であり、前の政権よりも遅れていると」と話した。
自民党は、厚生労働委員会で政府の対応を厳しく追及する構えで、薬害肝炎訴訟とは立場がまったく逆転する。
原告団は7日、長妻厚労相らに対し、あらためて面会を申し入れするという。
(04/07 00:45)
FNNフジニュース (しばらくは動画も見れます)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00174987.html
和解に向け面談を再要請―B型肝炎原告団
医療介護CBニュース2010年4月7日(水)20:30
全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団は4月6、7日の両日、鳩山由紀夫首相や長妻昭厚生労働相ら6大臣への面談要請が実現しなかったことに抗議し、日比谷公園で座り込みを行った。7日には、鳩山首相に謝罪を求める請願書を提出。長妻厚労相、仙谷由人国家戦略担当相には、面談を求める要望書をそれぞれ提出した。厚労省内で記者会見した奥泉尚洋弁護士は、「1日も早い和解による解決を目指して行動している。原告の訴えをまず聞いてもらいたい」と述べた。
鳩山首相あての「全国B型肝炎訴訟の和解による解決を求める請願書」では、▽責任を認め謝罪する▽肝炎患者に対する医療費支援、生活支援対策を一層充実させる▽予防接種行政を検証する第三者委員会を設置する―ことなどを求めている。
原告団の谷口三枝子代表は会見で、面談が実現しなかったことについて「がっかりしている」と述べ、「これで命を守る鳩山政権と言えるのか。何よりも被害者の命が最優先されるべきではないか」と訴えた。
同訴訟では、集団予防接種での注射針の使い回しが原因でB型肝炎に感染したとして、患者や遺族が国を相手取り提訴。札幌、福岡の2地裁が和解を勧告している。
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/cabrain-27099.html
B型肝炎訴訟 和解早く 「患者の訴えなぜ聞かぬ」
「B型肝炎患者が病を押して座り込んでいるのになぜ会おうともしないのか。これが“命を守る”という政府のやることか」―日本共産党の小池晃議員は8日の参院厚生労働委員会で雨のなか6、7日と厚生労働省前に座り込んだ患者の思いを代弁し、政府に和解協議のテーブルにつくよう強く求めました。
長妻昭厚労相は「政府内で調整中だ。決して後ろ向きではない」と述べざるを得なくなりましたが、患者との面会は約束しませんでした。
小池氏は、予防接種法に健康被害救済制度が設けられた趣旨からいっても、集団接種によるB型肝炎患者が救済されるのは当然と強調。長妻厚労相は「医学的に厳密な審査が必要で、(B型肝炎問題は)解決しにくい」などと答弁しました。
小池氏は、2006年6月の最高裁判決が集団予防接種と感染の因果関係について「一点の疑義も許されない自然科学的証明でなく」、常識的判断に立脚するとしていることを示し、直ちに救済のため患者に会うように要求。先月、札幌・福岡地裁で和解勧告が出ていることをあげ、「患者の意見を聞いて政府の態度を決めるのが当たり前だ」と批判しました。他党からも「その通りだ」という声があがりました。
傍聴席で目を真っ赤にして聞いていた全国原告団代表の谷口三枝子さんは「20年間病院に通い慢性肝炎とたたかっています。2人の子どもも母子感染しています。小池さんが何度も政府に私たちに会うように言ってくれて本当にうれしかった」と話しました。
しんぶん赤旗 2010年4月9日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-04-09/2010040901_02_1.html