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普段は気にしないようにして、顔にも口にも出さない努力をして、ネガティブ思考にならないよう暮らしている。特にいまは、世界情勢が経済的にも生命の危機という点でも危機感に満ちているし、学校がこれほど長期間休校になったり、会社も通勤自粛になってテレビが生放送はニュースだけで、ほぼ再放送のドラマやバラエティを流しているという異常な状態だから。
古来、日本人は、「ことだま=言霊」を大事にする民族であるといわれている。
スルメをアタリメと言い、慶事のお祝儀は割り切れない奇数にし、受験シーズンや披露宴での禁止ワードがあったりと、暮らしに言霊の精神は根付いている。
それに加えて、わたし自身は、メンタルカウンセラーの資格を取るにあたり、さまざまな心のありようを学び、気持ちの持ち方や無意識に使う言葉で、現実におこる出来事や困難にぶつかったときの耐久力に違いが出ることを知っている。
なので、出来る限り「口から弱音や泣き言、愚痴や悪口などマイナスな言葉を吐く」ことは避けて、楽しい事、幸せに感じること、うれしい気持ちなどプラスになる言葉を選び「弱音を10吐きたい気持ちのとき、一つずつそれらを減らしてマイナスしていけば、自分の望んだように叶う」という『吐く』を『叶う』にチェンジするポジティブ思考をもつよう心がけてきた。吐くという漢字から一を引くと叶うという漢字になるわけだ。憂いているひとの傍に寄り添うと人は優しく(人偏+憂)なるのだというのも同様の考えである。
しかし。。。。。
このところ、さすがに気持ちを上向きにしたいと心がけていても、正直きついな~という思いがあって、今日の昼過ぎからはおなかが痛くなったり食欲が亡くなったりしてきた。困っているのは自分ではなく、助けてあげられるような事柄でもなく、ただ、見守るしかできない、そういう状態が続く事情があって、日に日に気持ちが重くなり遂に体調に顕れてきたという感じ。
さて、そんなときはどうしたらいいんだろう。
パンクしそうな気持ちを抱えて、楽しいことを考えるのはとても難しい。
おなかが痛い、食欲がないとわかっていて、台所に立つのはしんどい。
テレビをみてワハハと笑えているうちは大丈夫だと思っていたけれど、声を出して笑うことも辛くなってくる。
こういうことが、以前にもあったなぁ・・・
そう。自分はこういう経験が過去にもあった。そして、その時も、なにをしても出口がみえなくてどっちが前なのかもわからなくてその場にとどまるしかない気になり、どうしたらよいのか、自分になにができるのか、どうすれば打開策がみつかるのか、途方に暮れてしまった。
こんな風になったときは、何も無理をしない。頑張らないことだ。
無理して笑わなくていい、無理して食べなくていい、無理して外に出なくていい。
頑張ってノルマをこなしたりしなくていい。頑張って寝ようとしなくていい。
ただ、自分は孤独ではないということをいつか思い出すまで、じっとしていたらいい。突然、もつれた糸が簡単にほどけるような感覚で、フッと出口が見えた気がするのだ。そして、そのとき、浮かんできた人に、勇気を出して「助けてほしい」「聞いてほしい」と言えるまで、動かずに待つ。たとえ、状況が好転していなくても、あるいは好転する見込みがみつからなくても、気持ちのベクトルは下向きから上向きへと転じてくる。
今日のわたしはベクトルが下向きのまま、夜になった。まだ眠くもならないし、食欲もないけれど、こうして文章をかいていることで、日常を生きている。
明日がどうなっているかはわからないけれど、もう少しこのままじっとしていよう。
♡♡♡『あのね』♡♡♡
ずっと心配していたことが、どんどん悪化傾向にあって。
できたらアレコレ手を貸して困難を全部引き受けて、背負ってあげたいけれど、
悪化傾向になる理由を考えると、その手段はおそらく正しくない。
胃が痛いけど、眠れないけど、いまは見守ることに決めた。
自分のできることはないのだと、わかってしまったから、動かないでおくよ。
あとから恨まれるかもしれない。でも、「こうしたいから助けてほしい」って、
「なにが足りないから与えてほしい」って、自分にあなたから言葉が運ばれてくるまで待つよ。
あなたは、その思いが生まれてくるまで、じっとしていていいんだよ。
頑張らなくていいからね。なにかしなくちゃと焦らなくていいの。
どうしたいか、わかるまで、動かなくていい。
あなたのことを、とても心配しているよ。
あなたがくれた珈琲カップに、あたたかい飲み物を入れて待ってるよ。
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