「フェラーリ」

【FERRARI】
2024/07/25公開　アメリカ　130分 PG12
監督：マイケル・マン
出演：アダム・ドライヴァー、ペネロペ・クルス、シェイリーン・ウッドリー、サラ・ガドン、ガブリエウ・レオーニ、ジャック・オコンネル、パトリック・デンプシー

魂が、高鳴る。

STORY:1957年、夏。エンツォ・フェラーリは人生最大の危機に直面していた。仕事では業績不振でフェラーリ社は倒産の瀬戸際で、家庭では１年前に息子のディーノが亡くなって以来、妻ラウラとの関係が冷え切っていた。その上、ラウラに秘密にしている愛人リナ・ラルディからは２人の間の息子ピエロの認知を迫られていた... （allcinemaより）

イタリアの自動車メーカー“フェラーリ”の創始者エンツォ・フェラーリの実話を映画化した伝記ドラマ。仕事でも家庭でも苦悩を深めるエンツォが、起死回生を狙って過酷なレースに挑む姿を描く。監督は『ヒート』『インサイダー』などのマイケル・マン。

誰でも知っている車のメーカー“フェラーリ”だけど、創始者エンツォ・フェラーリについては知らないのでとても興味深く観ることができた。仕事やプライベートといろいろあった人なのね。今回は人物を描いた作品なのでレース映画と思って観に行くと肩透かしを食らうという状況になりそう。
とはいえ、少ないけれどレースシーンはカメラワークも素晴らしく迫力あったしエンジン音も気持ちいい。目玉となる、過酷な公道レース“ミッレミリア”は見ごたえあり。

後半の衝撃的なシーンはかなりの衝撃さにびっくり。よくあそこまで描いたなぁと思ってしまう。レースの怖さをしっかり描いたのは良かったと思う。

エンツォを演じたアダム・ドライヴァーがほんと良かったー。パッと見にわからないかも。素晴らしい演技だった。奥さんのペネロペ・クルスも久々に見たけどハマり役だった。冷め切った夫婦を見事に演じきってたよねお二人。

多少はフェラーリについて予習しとくとより楽しめるかもしれない。
マイケル・マン監督作品は好きなほう。わりと淡々と描かれる作品が多いよね。好みが分かれるかもしれないな。

鑑賞日：2024/07/05