【FLYBOYS】
2007/11/17公開
製作国:フランス/アメリカ
監督:トニー・ビル
出演:ジェームズ・フランコ、ジャン・レノ、マーティン・ヘンダーソン、ジェニファー・デッカー、タイラー・ラビーン、フィリップ・ウィンチェスター、アブダル・サリス、デヴィッド・エリソン
STORY:第一次世界大戦下の1916年。農場を差し押さえられ、州外への退去を余儀なくされたローリングス(ジェームズ・フランコ)は、フランスのラファイエット戦闘機隊に参加することになる。
戦争映画っぽくない戦争映画。
そこで同じくアメリカからやって来た仲間たちと出会った彼は、司令官のセノール大佐(ジャン・レノ)の下、パイロットとしてのトレーニングを受ける。
ジャン・レノが出演しているのでうっかり観てしまったこの作品。ドンパチで人がやられるのは平気なくせに、戦争映画は苦手。なるべく敬遠してたのに。
しかし、これは良かったです。
志願兵としてアメリカから第一次世界大戦下のフランスにやってきたパイロットたちの活躍や友情、ちょこっとだけ純愛なロマンスなんかもあったりして暗すぎないので観やすかったです。
第一次大戦の頃の戦闘機はおもちゃみたいな飛行機ですね。時代を感じさせます。むき出しの操縦席にはかなり風の抵抗があっただろうなぁ。
総製作費70億円をかけたという空中戦はなかなか見応えがありました。
今のに比べたら迫力は違いますけどねー。
言い方がおかしいかもしれませんが、空戦がとても優雅に思えてしまう描かれ方でした。大きなスクリーンで観たかったです~。
最近見かけるジャン・レノはなんでこんなの出たのーと思うような作品が多かったんですが、今回はフランス軍司令官役です。とてもまじめで理解のある人の役で良かった~。あまり出演シーンがないけれど良しとする(笑)
主役のジェームズ・フランコは「スパイダーマン」のハリー。英語が話せない女性に恋しちゃって会いに行くんですが、うまく気持ちが伝わらなくて一生懸命さが良かったですね。
あるときは、ドイツ兵が彼女の家の近くまで迫ってきたときに命の危険を顧みず助け出しにいったり、陸での戦闘中に敵と味方の真ん中に不時着した仲間を助けにいったりとそりゃ無茶だろう~というのも難なくこなしてしまう好青年役。
なのであまり戦争映画という感じがしませんね。
今日は何機戻ってきた・・・、仲間がやられた・・・という複雑な心境のシーンもありますが決してお涙頂戴ではないんです。
戦争映画というよりも戦争が舞台の青春ものっぽい感じでしたね。
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