2008/08/30公開
製作国:日本
監督:堤幸彦
出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之、生瀬勝久、小日向文世、佐々木蔵之介、石橋蓮司、中村嘉葎雄
世界が終わろうとしています。
ぼくらの“ともだち”によって──。
STORY:翌年に大阪万博開催を控え、人類が初めて月に降り立った1969年の夏、小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そんな彼らの秘密の遊びの一つである“よげんの書”には、悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想の数々が描かれ、彼らをワクワクさせるのだった。(シネマトゥデイより)
『YAWARA!』『MONSTER』の浦沢直樹ベストセラーコミックを映像化した全3部作のうちの第1部。
監督は「ケイゾク」「トリック」などの堤幸彦。大好きな監督のひとりでもあるのでとても楽しみにしてました。
脚本には原作者自らも参加されてますね。原作は未読ですが、まったくの初心者でもかなり楽しめました。
自分や同級生たちと子供の頃に考えた空想のお話が現実に起こっちゃったらそりゃビックリですなぁ。
そんな空想をやらかしちゃう“ともだち”もすごいというか何というか・・・でもなんでやろうとしたんでしょうか。そのきっかけはなんだったんだろ。
悪の組織の世界征服だの、戦隊ものやロボットもののアニメや特撮が好きで見てた私としてはかなりテンション高めで観てましたねぇ。
まぁ見方を変えれば、いい歳したおっさんが戦隊もののヒーローになり始めたような内容でしたが、かなり引き込まれてしまってあっという間の141分でしたよ。長さは全然感じさせなくてもっと観たい!と思っちゃいました。
同級生たちが子供の頃の記憶をぽつぽつと思い出していく様子にドキドキしたり、果たして怪しげなカルト教団を率いる“ともだち”は同級生の誰かなのかワクワクしたり、少年時代と同世代の方々には懐かしかろう音楽や出来事だったりと盛り沢山な内容でしたね。世代的にはこの後のなので万博やボブ・ディランはちょっと・・・
とにかくキャストがすごい。メインはもちろんですが、同窓会に集まった中でもほんのチョイ役なのに主役張れる人ばかりでしたし。あっあの人、この人・・・と。
そのほかにもチョロチョロと大御所の方々も出てたりしてかなり豪華。その中で一番インパクトがあったのは研ナオコでしたねぇ。まるで異星人コワッ(汗)
ビジュアル系ミッチーもカッコ良かった~。
でも有名人ちょっと出し過ぎーな感も。
メインキャストとその子供時代が何気に似てましたね。特にドンキーそっくり(笑)
この子が今の誰かがわかりやすくて、登場人物が多いのが苦手な私ですがお陰で助かりました。
原作と実写ではチラシでしかわからないんですが、かなり似てる人をキャスティングしてますねぇ。肝心のお話の方も原作どおりなのでしょうか。
日テレったらこの前はノートに名前を書いたら人が死んじゃって、今度は子供が書いたお話で人がいっぱい死んじゃう・・・殺すの好きだな。
しかしここまで東京などを壊滅させちゃうのは邦画にしては気持ちいいくらいです。ありえねぇ~と思いつつ、へんなテンションで見入ってました(笑)
ラストのほうはまるで『宇宙戦争』かそれとも『クローバーフィールド』かってなスケールになっとりましたねぇ。へんな液体かけられて血が噴き出すシーン怖すぎっ。
この曲のテーマソングになってるT.Rexの♪20th Century Boyはまさに20世紀少年。T.Rexは好きなのであちこちで流れてて嬉しい限りです。しかもヴォーカルのマーク・ボランは魔女に30歳まで生きられないと言われ本当に30歳になる2週間前に事故死してしまったのは有名な話。予言どおり・・・そのへんもこの作品にピッタリですねぇ。
エンドロールの後に第2章の予告編がありますんでお見逃し無く。これを見ちゃうと益々楽しみになってきます。早く観た~いっ。思ってたよりも早い時期の公開のようで年明けが楽しみですね。
も一回みたいかも・・・
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