【0093女王陛下の草刈正雄】
2007/10/13年公開
製作国:日本
監督:篠崎誠
主題歌:草刈正雄 『コードネームは0093』
出演:草刈正雄、黒川芽以、麻有、彩輝なお、和田聰宏、唐橋充
STORY:二枚目俳優の草刈正雄は紛うかたなき大スター。だがそれは世間をあざむく表の顔。真の正体は女王陛下のもとで働く諜報部員、その名もコードナンバー“0093”だった。草刈自身がスパイである事実を忘れかけるほど板に付いたスターぶりだったが、そんなある日、20年ぶりに指令が下された。新たにテレビ局を開局するIT企業社長・三輪嘉門が電波を使った国民の洗脳を企んでいるというのだ。さっそく陰謀の阻止に動き出す草刈だったが、その頃、愛娘の草刈麻有は、父親の反対を押し切って女優を目指し、なんと三輪の会社のイメージガールに選ばれてしまうのだった…。
コードナンバー0093(クサ)で・・・カリはどこへ行った?
カリは貸し出し中だったらしい。“カリは返したわよ”と返されておりました。
すっぱい映画、いやスパイ映画に目がないワタクシ。
当然チェックしておりましたが、地元での公開はなし。
晴れてDVDで鑑賞することができました。
草刈正雄がパロディ映画に出演するなんてありえないと思ってた・・・
だけに衝撃的な内容でした(うそ)。ちょろっと昔の写真が出てましたがイケメンでしたねー。さすがにリアルタイムの頃は知りませんが、二枚目俳優のイメージがありましたがいやービックリです。
まさかここまでの“日本初!本格的スパイ・パロディ映画”とは知りませんでした。ほんとオバカ映画でしたねー。あの草刈正雄がオバカ映画に、、、
しかも本当の娘とも共演・・・娘よ、オバカ映画で共演でいいのか?
スパイといってもあまりスパイらしい活躍・・・あったのかな。スパイのくせに世間を欺く仕事に俳優を選ぶかなふつー。顔が売れちゃってたらスパイの意味がありませんって。女王陛下はOKだったんだろうか(笑)
スパイ映画といえば007シリーズ。確かにMもQも出てくるが、Mはお天気森田さん、Qは日本らしく九さんという人物。しかし役に立たないものばかり作ってる。ツボだったのは、受付?の箱の中の鈴木さん!コード入力の意味ないじゃん!
俳優たちが一生懸命演じている後ろも気にしながら見なくてはいけません。ドラマ・トリックのような小ネタがちりばめられております。
監督こだわりだという、自力スローモーションには大爆笑!
あの草刈正雄が!ダンディな草刈正雄でさえも自力でスローモーション演技をしているのには参りました。ほか出演者の方々も自力スローモーション。何でもかんでもCGの御時世に自力でやってしまうとは・・・驚かないが笑える。
好きな人は好き、ダメな人はダメ、バカバカしいと思った人は停止ボタンを押しそうなこの作品。いやー面白かったです。好きです。
このタイトルもふざけていますけど、劇中で草刈正雄に出演オファーした作品には、「とろろ」「ヘルニア国物語 第一章大腸と小腸」「踊る大動脈瘤」などなど。エンドロールも見逃せませんね。なぜか出演していないのにジョニーやブラピ、アンジーさんなどの名前がありました。星占いもある・・・なんで?
最後の最後まで笑わせていただきました。
次回“0093 草刈正雄は二度死ぬ(撮影未定)”はあるんでしょうか。予告を出すあたりも007のパロディらしいですね。
ぜひ次回作が実現してほしいかも。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます