2014/06/27公開 日本 R15+ 118分
監督:中島哲也
出演:役所広司、小松菜奈、妻夫木聡、清水尋也、二階堂ふみ、橋本愛、森川葵、高杉真宙、國村隼、黒沢あすか、青木崇高、オダギリジョー、中谷美紀
愛する娘は、
バケモノでした。
品行方正だった娘・加奈子(小松菜奈)が部屋に何もかもを残したまま姿を消したと元妻から聞かされ、その行方を追い掛けることにした元刑事で父親の藤島昭和(役所広司)。自身の性格や言動で家族をバラバラにした彼は、そうした過去には目もくれずに自分が思い描く家族像を取り戻そうと躍起になって娘の足取りを調べていく...(シネマトゥディより)
第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の小説「果てしなき渇き」を、『告白』などの中島哲也が実写化したサスペンスミステリー。
『告白』も『嫌われ松子の一生』もなかなかの衝撃的な作品で好きだったので今回も楽しみにしてましたー。ただ、今作はなかなかのバイオレンスもの。全身血まみれ、ぼこぼこ....いやぁー、日本映画もやればできる!!で韓国映画バリのかなり過激なシーンが盛り沢山でした!! ただあまりにも残虐なシーンはアニメになっちゃうのはちと残念。
『渇き』で“。”がないとパク・チャヌク監督の作品になっちゃうのでお間違いのないように...だから“。”がついてるのかな??
役所広司さんの怪演は素晴らしかったです。
タバコはすぱすぱしまくってて、よく汗をかいてるしおやじ臭そうな雰囲気と暴力元刑事。女性にも暴力お構いなしなのがこわいわー。しかも、どんなにボコられようが刺されようが無敵な人、笑。
元妻からの連絡で娘の加奈子が失踪。そこから娘捜しを始めるのですが、交友関係から辿っていくと何一つ娘のことを知らなかったことに気づく。しかも娘のせいで狂ってしまった人たちや娘のことをひとつひとつ知っていくうちに父親自身も暴走に歯止めがきかなくなっていくという...ああ親子なんだなーと思う所ありでした、、、。母親もそういえば怖かった。
とにかく、加奈子はどこに?
気になってしかたがなかった。
あと、加奈子役の子がインパクトありました。今作でデビュー作だそうで、モデル出身なんですね~だからスラッとしてるのか。これがなかなか難しい役だと思うのですが堂々とした演技が良かったです。
まさに...♪天使のような悪魔の笑顔~(ミッドナイト・シャッフル)ですな。
観てて酔いそうなカット割り。過去と現在もめまぐるしく変ってついていくのが大変でしたわ。血しぶき、血まみれ、切り裂き.....グロいシーンもたんまり♪グロいのが苦手な人は要注意かも。あまりにも容赦ないと気持ち悪くなるどころか逆におかしくなってきて笑いが出てきてしまいました、、、
妻夫木くんのイカレた刑事はナイス。いつもチュッパチャップスなめながら、どんな現場でもヘラヘラ笑ってる所が不気味だわ。オダギリジョーは後半で見せ場があってカッコ良かったなー。でも肝心な所で弾切れは笑える。中谷さんもはじめのほうであまり登場しないのでもったいないなーと思ってたら後半できましたねー。
娘探しがメインのお話で、その途中で娘が関わった人たちのイカレっぷりや死にっぷりがグログロと出てくるんですが、肝心の娘探しがラストでぶつっと終わってしまったのですっきりしませんでした。
でも、ここまでバイオレンスでグロい作品だとは思ってなかったです。それに役所さんの凶暴さと不死身さもびっくりでしたわ、笑。
★★★★
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中島 哲也,門間 宣裕,唯野 未歩子 | |
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【コミック版】果てしなき渇き (Wonderland comics) | |
安宅 十也 | |
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果てしなき渇き (宝島社文庫) | |
深町 秋生 | |
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ストーリーもさることながら、映像面でもエログロ満載で…。
たしかに娘を見つけてのラストとはならなかったので、
ちょっと物足りなさもありましたね。
でもできればハッピーな気持ちにさせてくれるもんで
”参勤交代”みたいな映画が好きなこちらとしては
相当きつかったです。
実際、ホラーもスプラッタもバイオレンスも
全く見ない人なので。(^_^;)
それでも中島監督ってどっか麻薬。
いつもは出てる俳優さんで選ぶのに(おい)
今回は完全に監督目当てで行って
おそらくこういう映像になるだろうなにニンマリし(え)
もう2度とみたくないわ~こんなえげつないのって思いながら
満足して帰ってきた自分の自己矛盾。
どう説明していいやらわかりませぬ・・・(^_^;)
オダジョーはやっぱりこの線が似合ってる。
でもほかの俳優さんにくらべりゃフツー。
ブッキーがあんな軽薄な役できるとはびっくり。
あと、何より新人の小松加奈さんの存在感は
すごかったですね。初出演初主演とは思えなかった。
あとで訂正してこのコメ削除お願いいたします~~(^_^;)
よって記事はナシ。
がなるオヤジはでえっきれえです。(笑)
まぁそんな邪推が出来るほど、ああいう役を演じる妻夫木クンは楽しそうで面白いですわ。
これも書き忘れた。
汗かきすぎですごかったし、ハイテンションが楽しかった。
けどラストがなぁ。
なんだか失速しちゃったから残念。
オダキリくん恰好良かったですね。
クソ野郎でしたが、さすがに子供は撃たなかったことは救いでした。
結局弾切れでしたが。
小松奈々ちゃんは、監督さんが直感で決められたそうですね。
初出演とは思えない存在感でしたね。
ここまで強烈な映画だとは思いませんでした。
日本映画もここまでやれちゃうのね~と妙に感心しました 笑
ホラーもバイオレンスも苦手な人はかなりきついですね。
私は好きだけど、後半のあるシーンはきつかったですもん。
オダジョーさんはああいう役が好きですわ。
ブッキーさんの軽薄な役も結構似合ってたなーと。
豪華キャストの中でも小松菜奈さんは新人さんとは思えない存在感がありましたね。
このまま残しておきますね