【THE WORLD'S FASTEST INDIAN:2007/02/03公開】
製作国:ニュージーランド/アメリカ
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:アンソニー・ホプキンス、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィ、クリス・ウィリアムズ、ダイアン・ラッド
ニュージーランド南端の町、インバカーギル。小さな家に独りで暮らしている初老の男バート・マンローは、40年以上も前のバイク“1920年型インディアン・スカウト”を自ら改造し、ひたすら速く走ることに人生を捧げてきた。そんな彼の夢は、ライダーの聖地、アメリカのボンヌヴィル塩平原(ソルトフラッツ)で世界記録に挑戦すること。いよいよ肉体的な衰えを痛感し、もはや挑戦を先延ばしにはできないと悟るバート。そして、周囲の人々の協力もあってどうにか渡航費を捻出すると、貨物船にコックとして乗り込み、海路アメリカを目指すのだったが…。
公開時に観に行きたかったのですがタイミングが合わず、
当時ちょっとふてくされて似たような作品「バニシングスピード」を観てました(笑)
ジェットエンジン搭載のロケットカーのお話でした。
実話をもとにした作品は大好きなのですが、テンション上がる感動は久々かもしれません☆
全然悪人が出てこないし、おじいちゃんの行く先々で出会う人はイイヒトばかり。
そんなベタベタなお話なのに感動しちゃいました。
アンソニー・ホプキンスの演技も素晴らしいのは当たり前。
心臓や前立腺も悪くて時には痛みが、時には薬を飲みながらボンヌヴィルを目指す・・・
一見ちょっと足腰弱ってそうだけど本当にたどりつくの?と、
前半は身体が心配でハラハラしながら観てました(笑)
後半以降はボンヌヴィルについてからのトラブル続きで
またハラハラさせられるしで眠くなる余裕は全然ないっ。
ニュージーランドのインバカーギルを出発して、めざすはアメリカのボンヌヴィル。
そこにたどり着くまでのいろんな人たちとの出会いが暖かい。
すべてうまく行きすぎなんだけど、そこがいいと思ってしまう。
みんなバートの人柄に惚れてしまうんだね。
ニューハーフのおねーさん?も良かったし、
インディアンのジェイクもうまい所で出くわす。
おまけに犬の○○○○の薬までいただけたし(笑)
効能は抜群でしたねえ。即効性~♪
夫を亡くしたおばちゃん・・・おいおいって感じでしたが^^;
ベトナム帰りの若者・・・ちょうどその頃はベトナム戦争の頃なのかとちと複雑な気持ちも。
ホントに悪人いな~い!!
バイクにかける情熱は若者以上!
元々は80ちょいしかでなかったバイクをあそこまで走らせるのはすごい!
これホントのお話なの?と疑ってしまうほど。
バイクが時代遅れの装備なら、ライダーも時代遅れな装備。
足をヤケドしそうになったから“アスベストの布”はいかんだろう。
って、まだその頃はOKだったんですね。
今その単語を聞くとゾッとしますが、、、
最初はまわりの人たちに笑われるけれど、
熱意に負けたのか笑った人たちの気持ちも変えちゃった。
ある意味頑固。夢のためには諦めない。
バイクの整備している時や、部品の性能の話をしている時のバートが
楽しそうでうれしそうで観てる方もうれしくなっちゃう。
顔にシワはあっても18歳!と言い切るとっても元気なご老人だ。
しかも・・・いろいろな面でも元気だし、、、
いくつになってもこういう情熱を持つのは大切なことですね。
このお話の続きが字幕に出てましたが、
ほんっとに スーパーおじいちゃん!ばんざーいっ!
そうそう自分の薬を愛車にも飲ませちゃうところが好きです。
ニトロだからって(笑)
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