【J. EDGAR】 2012/01/28公開 アメリカ 137分
監督:クリント・イーストウッド
出演:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ
だれよりも恐れられ、だれよりも崇められた男。
1924年にFBI初代長官に任命されたジョン・エドガー・フーバーは、歴代の大統領に仕え、数々の戦争をくぐり抜け、半世紀にわたって法の番人としてアメリカをコントロールしてきた。しかし、フーバーには絶対に人に知られてはならない秘密があった... (シネマトゥディより)
クリント・イーストウッド、レオナルド・ディカプリオが初めてタッグを組んだ、初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの生涯を描いた伝記ドラマ。
20代でFBIの前身となる組織の長官になり死ぬまでFBI長官であり続け、歴代の大統領までもが恐れたというジョン・エドガー・フーバー。そんな彼の輝かしい功績の裏に隠された私生活を描く。
今の科学捜査を確立させ犯罪者の指紋管理システムを作り、FBIを大きな影響力を持つ組織へと創り上げた人。彼の国家を守るという強い信念は素晴らしいけれど、そのために手段を選ばず大統領をはじめ要人たちの秘密を調べて極秘ファイルまで作ったり、恐喝まがいなこともしてしまうという悪の部分もある人なのでした。
これくらいのやり手じゃないと生涯現役は無理だろうし、こういう映画は作られないよね。それに彼の右腕のトルソンや秘書のミス・ガンディがしっかり彼をサポートしていたからこそでもあると思う。完璧なチーム!
やはりイーストウッド監督作品は好き。137分の2時間超えも全く睡魔に襲われることなく最後まで興味深く観られました。FBIと言っても激しいドンパチがあるわけでもなく淡々とした展開なので盛り上がりを期待しちゃうとつらいかも。睡魔に襲われた人もちらほらいたけど、、、。
いきなり70代から始まってびっくり。回顧録を作成するシーンから始まり、そこから過去と現代が交互に描かれていくというもの。そういうのって戸惑うこともあるんですがそれもなく観られたのは良かったです。それに過去と現代の切り替わりのセンスが良いです。エレベーターに乗る時は現代なのに降りる時は過去になっていたり...などなど。カラーをかなり抑えたセピアっぽい映像も好み。
レオの20代と70代のエドガーの演じ分けもさすが。70代の特殊メイクは自然で違和感なし。実際のエドガー本人にも似てる。ただ年代の声の差はあまり感じなかったけれど、、、。監督に直々に電話してこの役をやりたいと言っただけある役作りと熱演は素晴らしかったです。アカデミー賞にノミネートされなかったのは残念だけど、なんとなく好まれてない気もする...。
エドガーの母親役のジュディ・デンチはハマリ役。黙ってそこにいるだけでも威圧感ある(笑)。溺愛すぎてああいう子になっちゃったんですね。
エドガーがプロポースして断られた秘書のミス・ガンディが最後まで秘書でいた事も驚き!
後半はエドガーとトルソンとの愛の物語でもあった、、、。ってか、一個人を描いたというよりこの二人を描いたお話なのだと思って観るといいのかも。同性愛の演出もあったけどそういう関係を超えた繋がりを感じてラストは泣けましたもん。面接の時はまさかここまで長く一緒にいるとは思わなかったな。運命の人に出会った瞬間だったんですねー。あ、でも二人が殴り合いのケンカしてその後のオチにはベタすぎて笑っちゃいましたけどね。
パンフ情報ですが、トルソン役のアーミー・ハマーの曾祖父は実際にエドガーからソ連のスパイだと疑われていたとか。それだけでもワクワクしますねー。
それにジョシュ・ルーカスの祖母は第二次大戦の米空軍女性パイロットだったとか。リンドバーグを演じたのもお導きですかね。
それにしても生涯FBI長官として大統領たちに恐れられていた人が...ゲイだというのは聞いたことあるけどマザコンだったは知らなかったな。どんな人間でもいろいろな秘密はあるもんなんですねー。とても興味深いおはなしでした。
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あの殴り合いのケンカのオチはもうダチョウ倶楽部みたいで大笑いでしたよw
個人的には大統領がもう少し出てきて欲しかったなぁ。
私も嫌いじゃないですが…。
ディカプーの映画は真面目、で意外性がないのも、いまいち受けがよくないのかも?(あ、それは一部の人にだけ?)
私は3作連続いまいちだったよ~
イーストウッド、もうちょっと映画としての面白さ、演出が欲しいと思っちゃった☆
(上から目)
レオも、ジャレッドの老人みたいに声も徹底して老けさせるとかするとか。。。
アーミーハマーよかったけど大麻で捕まっちゃったね(笑)
でもまだまだ若い!とおもいました(苦笑
興味深いフーバーの伝記だったけど、
ちょっと退屈だったわ(苦笑
あれが老け役の時に凄くジャマになっちゃうのが淋しいところ。
それにしてもマザコンでゲイというのを描いてしまう監督にも少し驚きです。
どこからか圧力はなかったのかな?
ケンカ...いくかなーと思ったらやはり^^;
ダチョウ倶楽部は言わないで~。
大統領も恐れたわりにあまり出て来ませんでしたね。私もそこは出てきて欲しかったかなと。
個人的にはなかなか良かったんですよ。
確かにレオの映画は真面目すぎなのが多いですもんね。
migさんはダメかー。
まぁ映画としての面白さはいまひとつではあるよね^^;
ああ、ミスター~の老人役は別の人かと思ってたら自身が演じてたんだよね。あの時の老人声はすごいと思った!
レオももうちょっと声のトーン落とせば良かったのかなぁ。
え?アーミー・ハマー捕まっちゃったの?
だめじゃん!!
途中からフーバーの伝記とは別の視点で観ちゃったんでねぇ^^;
伝記ものとしては物足りなさもあったかもね。
そうそう声が高いのが残念になっちゃうことがあるんですよね。
老け役の演技はとってもいいのに声が....
ゲイというのは聞いたことあったけどマザコンまで描かれてるとはビックリでした。
圧力なんてマグナムでぶっ飛ばしちゃいますよ(笑)