原題:THE CHASER
公開:2009/05/01
製作国:韓国R-15
上映時間:125分
監督・脚本:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ、チョン・インギ、パク・ヒョジュ、キム・ユジョン、ク・ヌボン
漆黒の闇を疾走する
戦慄のクライム・サスペンスの傑作、誕生。
STORY:デリヘルを経営している元刑事のジュンホは、店の女の子たちが相次いで失踪する事態に見舞われていた。やがて最後に会ったと思われる客の電話番号が同じ事に気づくジュンホ。そして、その番号は直前に送り出したデリヘル嬢ミジンの客とも一致していた。ほどなくミジンとの連絡が取れなくなり、心配したジュンホはミジンの行方を追う...。
10か月に21人を殺害した疑いで逮捕された連続殺人鬼・ユ・ヨンチョルの事件をベースにした、風俗店を経営する元刑事と連続猟奇殺人犯の攻防を描く作品。
うぬーっ、観たかったのに上映してくれなくて涙をのんだ作品、、、
こういうのを観ちゃうとやっぱり韓国映画は好きだなーと思っちゃいます。どことなく『殺人の追憶』を思わせる雰囲気。これまたジュンホ役の方がソン・ガンホを思わせるじゃないのー。しかも追うほうも追われるほうもあまりカッコ良くないところがリアル感あって良いです。女性、電話番号、家、過去、子供と登場するもの全てを追いかけてますね。
チェイサーというから、刑事が犯人をガンガン追い詰めていくおはなしなのかと思ってたんですが、いい感じで見事に裏切られました。意外に早く犯人がわかっちゃうし、あっさり警察に捕まってしまうし・・・。しかし犯人分かってるのにこの緊張感ある展開何なんでしょうねぇ。事件解決といくまで一筋縄じゃいかないところが面白いです。
実際の事件がベースになっているそうですが、どこまでが事実なのかはわかりませんが素直に映画として楽しんだほうがよいですね。デレヘリの経営者がなんでそこまでするかと思うんですが、そこは元刑事としての血と被害者の女性の娘がいたからでしょうかね。しっかし、いつ見ても韓国の警察は口よりも手の方が早いっすねー、、、。
登場する女性があまりにも酷い目にあうのが同じ女性として辛いです。しかも救われないところが悲しい。だけどこういうめでたしめでたし~で終わらない韓国映画が好きなんですよね。このナ・ホンジン監督、デビュー作だというのにこんなすごいもん作っちゃったのにはビックリ。次回作を期待してます!
ま、またか・・・ハリウッドリメイク。
絶対、犯人役はアメリカ人らしいイカれたやつになってそう。それにリメイクしなくてもこういう似たような話はあると思うんだが・・・。
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