☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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「エルヴィス」

2022年07月02日 | ★★★★

【ELVIS】
2022/07/01公開 アメリカ 159分
監督:バズ・ラーマン
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング、コディ・スミット=マクフィー

STORY:人気絶頂で謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリー。彼が禁断の音楽“ロック”を生んだライブの日から世界は一変した。センセーショナルすぎるパフォーマンスから若者に熱狂的に愛された一方で、中傷の的になり警察の監視下に置かれる...

 

ロック・シンガーとして音楽の世界に革命をもたらし、42歳の若さでこの世を去った伝説のスーパースター、エルヴィス・プレスリーを描いた音楽伝記ドラマ。

貧しい家庭に生まれ、黒人音楽の中で育ったエルヴィスが、ブルースとゴスペルをベースに革新的な音楽とパフォーマンスでスターダムを駆け登っていった短くも数奇な栄光の音楽人生の光と影を、彼のマネージャーを務めたトム・パーカー大佐との愛憎入り交じる複雑な関係を軸に描き出していく。監督は『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』などのバズ・ラーマン。

エルヴィス・プレスリーは、テレビで何かの特集ものでのライブ映像を見たくらいでほとんど知らない。今回は良い機会と思い鑑賞。物語はマネージャーのトム・パーカー大佐から視点のエルヴィスをメインに描かれている。

エルヴィスの音楽のルーツは黒人音楽にあったとは知らなかった。この環境がなかったら今の音楽も違っていたのかな。前半はテンポが早すぎてちょっとついていくのが大変だったけれど中盤以降は見入ってしまった。華やかな舞台の裏側では大変な人生を送ってたいたことに驚く。駆け足で生きた人だったのね。

エルヴィスを演じたオースティン・バトラーは本人には似ていないんだけど、でもふと似てる!と思う表情があった。歌唱シーンは吹き替えなしで本人が歌っているとのこと...素晴らしい。若い頃からスーパースターに上り詰めた時との演じ分けも見事だった。エルヴィスファンの方々もきっと納得した演技だったのでは。
知らない世代でも腰を小刻みに振ったりつま先立ちで踊るパフォーマンスは知ってる。当時の女性たちは今までにないタイプでこれは♡をやられちゃうよねぇ。キスまでしちゃうとは...そんな時代だったんだねぇ~すごいなぁ。

そんな彼をスターにしたのはなかなかのやり手のマネージャー、トム・パーカー大佐。確かに彼のプロデュースするステージはすごいんだけど、華やかな舞台の裏にはいろいろな思惑が潜んでいてどんどんエルヴィスを追い詰めるはめに。どこの世界も同じだな。トム・ハンクスが演じているんだけど悪役はめずらしいよね。

エルヴィスがB.Bキングと友人だったり、ナタリー・ウッドとデートしたとか...そーなんだーと。そのほかにもキング牧師の事件など当時の時代背景や当時のファッションも興味深い。それに当時の黒人音楽もわりと好みだったかな。

ラストに本人の映像が流れるので、これまでの物語を知ったうえで観ると感慨深いものがある。159分の長丁場だけれど長さを感じさせないつくりはさすが。実在の人物を描いた作品にしてはちょっと違った感じの作品。そーいえば実話ものにある冒頭の“実話をもとにした”の表記がなかったわ。

鑑賞日:2022/07/02


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